前半7分、日本は五郎丸がPGを決めて先制。南アフリカ相手に前半を10-12で折り返した【拡大】
エディー・ジャパンの4年間の思いが初戦で爆発した。後半28分、左ラインアウトからとっておきのサインプレー。ライン参加したWTB松島からFB五郎丸にパスが通ると、もう南アフリカの選手は誰もいなかった。ゴールも決まり29-29の同点とした。南アのPGで突き放されたが、終了寸前、スクラムからWTBヘスケスが逆転トライ。24年ぶりのW杯2勝目を、W杯優勝2度の強豪から奪ってみせた。
「日本が真剣にラグビーをやっていることを証明しにきた。世界に尊敬される試合を見せたい」。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、55)の思いをフィフティーンがグラウンドで体現した。サイズとパワーでW杯優勝2度を誇る南アフリカに劣るが、公約通りにスピード勝負。テンポの速い6次攻撃に相手が反則を犯し五郎丸が先制PGを決めたのが前半7分。W杯優勝2度の強豪との初対戦で、最初にスコアを奪ったのも桜のジャージーだった。