四条通で「バス停改札」スタート 京都市、渋滞緩和図る
歩道拡幅工事中の四条通の渋滞緩和に向け、バス停で降車後に料金を支払う京都市交通局の「バス停改札」が19日、四条通の2カ所の停留所で始まった。バスの停車時間短縮を狙った全国でも珍しい取り組みに、乗客たちは驚きながらバスを降りていた。
四条河原町(西行き)、四条高倉(東行き)の両停留所にバッテリー付き運賃箱を設け、交通局スタッフが利用客に対応した。
四条河原町停留所では、バスが到着すると、スタッフが「降車後にお支払いください」と呼びかけ、利用客らは回数券やICカードで運賃を支払った。デモの影響によるバスの遅延や阪急電車の事故で、歩道に人があふれる場面もあったが、大きな混乱はなかった。
交通局の高見孝幸自動車部担当部長は「大きな効果を確認した。データを分析し、さらなるスピードアップに努める」と語った。バス停改札は土日休日を中心に午後2~7時に行われる。
【 2015年09月19日 22時40分 】