「キッズ・ゲルニカ」に取り組んで！！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

〜「平和」へのメッセージ〜

場所　　大阪府岸和田市立岸城中学校
主催団体　　大阪府岸和田市立岸城中学校　2年4組35名
　　　　　　（ 大阪府岸和田市野田町2丁目19−19 　 ）
制作期間
　　準備　　　　平成18年9月19日
　　実際の制作　平成18年9月27日〜10月13日
テーマ
　　「平和」

制作までの経緯
１、「キッズ・ゲルニカ」とは何か趣旨を説明し、『ゲルニカ』を学習する。
２、学級会を開き、班毎にテーマを考える。
３、班毎に話し合ったテーマを発表し、まとめ、テーマを決定する。
４、テーマにそって、各班ごとに一人ひとりがイメージする「平和」を色鉛筆で自由に描く。
５、自由に描かれた絵を同じ表現内容ごとにまとめ、模造紙に貼り付けたり、切り取ったものを組み合わせたりして、「平和」のイメージを表す。
６、張り合わせた絵を構成して清書する。
７、清書した絵を6等分し各班ごとの代表者が集まり、3.5×7.8mのキャンバスに拡大する。
８、各班が担当した絵の部分を班毎に集まって色を塗る。

　私たちの学校は、江戸時代、岸和田藩の城下町であった岸和田市の中心部にあります。校区には岸和田城など史跡が多く、第二次世界大戦の被害もあまり受けず、昔から近所同士の結びつきが強い地域であります。毎年、岸和田だんじり祭りが盛大に開かれ、祭りが終わった翌日から次の祭りを考えるほどの伝統行事を大切にする地域でもあります。生徒たちは、平和について考える中で、「毎年、祭りができることが、平和なんやなあ。」「平和でないと、祭りできんなあ。」などと話していました。
　「自分たちは、どんなメッセージをおくろうか？」と話し合ったとき、各班からいろいろな意見が出ました。

　戦争をなくそう、戦争反対、戦争のない地球、一人ひとりが集まって世界ができる、絆、笑顔が一番、世界に平和を、幸せ、生きる、希望に満ちた地球、夢のある地球、みんな手をとりあっていこう、みんなの住みやすい世界、平和

以上のようなテーマが発表され、話し合った結果、『結局「平和」でなければあかん！平和でなかったら何にも出来ない。殺し合いはいやだ！』ということにまとまりました。

　
　生徒の声より
＊    このキッズゲルニカの絵を描いて、これが世界の人々に見られて元気になってくれたらいいなと思いました。絵を描き始めたときデカイ絵で「無理」と思ったけどみんな協力して、やっとそれらしい絵になってきたとき正直スゴイと思いました。はじめ遊んでしまったけれど塗っていくうちに楽しくなって真剣にやりました。絵の具をこぼしたり、色があわなかったこともあったけれど、やっぱり、みんなで協力してこの絵を描いてよかったなあと思いました。

＊    キッズゲルニカの大きな絵は、ものすごくでかくて下書きするのに苦労しました。でも、完成したとき「みんなでやったなあ」という達成感がありました。2年4組で描いたキッズゲルニカの絵を世界の人たちに見てもらうだけで嬉しいし、何かを感じてくれたら自分たちがこの絵を描いてやっぱり良かったと思います。

＊    平和って何やろう？失くしてはじめて気づくのかな？！やっぱり平和な世界が1番！！や。

参加した生徒　　　　　　　　　　2年4組3５名

指導者
　2年4組担任　明山文代（Akiyama  fumiyo）
美術科 有本奈緒（Arimoto  Nao）
協力者
　山本誠（Yamamoto  Makoto）  小次功晃（Kotsugi Yoshiaki ）
  2学年教師集団