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【安保法成立】牛歩、長時間演説、泣き落とし…未明の参院、野党が連発したルール違反の数々

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【安保法成立】
牛歩、長時間演説、泣き落とし…未明の参院、野党が連発したルール違反の数々

衆院本会議で安倍晋三首相問責決議案の記名投票に、ひとり牛歩で投票に臨む生活の党と山本太郎となかまたちの山本太郎代表。山崎正昭参院議長からすみやかに投票するよう促され、「投票します!」と宣言=18日午後、国会・衆院本会議場(酒巻俊介撮影)

 参院は18日午前から19日未明の安全保障関連法成立までドタバタを繰り返した。野党は本会議で長時間の演説で議事進行を妨害する「フィリバスター」を展開し、採決では投票を遅らせる「牛歩」も繰り出した。「良識の府」であるはずの参院で、ルール違反が“横行”した。

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 生活の党と山本太郎となかまたちの山本太郎参院議員は19日未明の安保関連法案の採決時、投票箱のある壇上に進むと立ち止まり、こう叫んでから、そっと事務方に青票(反対)を手渡した。複数の野党議員も投票する際、壇上で「戦争法案、反対!」などと大声で叫んだ。山崎正昭議長が可決を宣言すると、本会議は「憲法違反」コールに包まれた。

 山本氏は、18日夜の鴻池祥肇参院平和安全法制特別委員長の問責決議案の採決の時、名前を呼ばれても自席から立ち上がらなかった。山崎氏が「投票漏れはございませんか?」と呼び掛けると、確信犯的に「はい!」と右手を挙げて立ち上がった。そして、のろのろと投票箱に向かう牛歩を展開。山崎氏は何度も投票を促した後、「あと1分で投票しないと投票箱を閉鎖します」。その声は疲労と怒りでかすれていた。

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