ワームホールが存在するのなら、世の中のかなりの不思議を解明してくれるかもしれません。
ワームホールを分かりやすく説明するために、ブラックホールを持ち出します。本来、ブラックホールを持ち出さなくても、ワームホールは存在可能ですが、あくまでも理解しやすい説明のためです。
吸い込み口をブラックホールとして、吐き出し口をホワイトホールとします。ブラックホールは時空に穴を開けるほど重力が強いので、別次元に出口ができると考えられています。
それがホワイトホールです。
吸い込んだものをホワイトホールから、吐き出すわけです。
ちなみに、ビッグバンとはこのホワイトホールから吐き出された空間ではないのか、という研究者もいますが、定かではありません。あくまでも仮説です。
吸い込み口と吐き出し口を繋ぐためには、通り道が必要になります。違う時空を繋ぐ通り道のことを、ワームホールというわけです。
ただしブラックホールの向こう側には行けませんので、たとえそこにワームホールがあったとしても、生物は通れません。
引き裂かれます。
けれども時空には、量子力学的な微小なほころびがあるのではないかと考えられています。それを広げれば人間も通過できるかもしれないという人もいるわけです。
ワームホールを利用したタイムマシンや、ワープ飛行などのSF的な発想もかなり昔からありました。
ただし微小なほころびはすぐに蒸発してしまいますし、いつ、どこに現れるのかも定かではありません。
普通に考えれば、たとえワームホールがあったとしても、それを利用することなど、決して無理だと考えるほうが無難です。が、どうしてもワームホールを持ち出さなくては、説明のつかない事例がいくつも、この世界では起こっているのです。
我々の世界は不思議なことで、満ち満ちています。
あり得ないものが、空からたくさん降ってくる。
まず始めに言っておきますが、何が落ちてきたとしても、決して驚いてはいけません。
空から降ってくるのは雨や雪、あられ、ひょうだけとは限りません。
あってはならないことですが、飛行中の航空機の部品が空から落ちてきたとしても、なんとなく納得はできます。確かにありそうだと思うわけです。
ところが明らかに航空機の部品などではなく、それどころか地球上の物とはとても思えない、正体不明の物体が空から落ちてきたという事例が、何例もあるのだから驚きです。
1982年10月24日
佐賀県佐賀郡大和町久留間に、直径6センチ、高さ2センチ、重量12グラムの半球形の金属が落下しています。
1979年6月16日
カナダ・オンタリオ州ミシソーガに、燃える小さな塊が落下し、緑色の燃え跡が残ったそうです。
1974年4月9日
アメリカ・フロリダ州ジャクソンビル近郊に、直径30センチ、重量8キロの金属球が落下し、それを分析した結果、球には磁性があり、内部は空洞で、その空洞内に、もう一つの小金属球が入っていることが判明したのですから、謎は深まるばかりです。
まだあります。
1972年8月
ニュージーランドのアシュバートン近くの草原に、直径40センチ、重量6キロの金属球が落下、表面には熱で溶けたような穴が空いていたと言います。
1965年12月20日
スペインのセビリア地方に、直径38センチ、重量約19キロの金属球が3個も落下したという記録もあります。
このような不可解な落下物の報告例は多々ありますが、いずれも今もって正体不明のままです。
宇宙船の残骸説やUFOの残存物説、はたまた、異次元世界からの飛来説など、諸説さまざまです。
これほど科学が発達しても、その正体すらわからない物が空から降ってきているんですから、まさにこの世界はミステリーと言えるでしょう。
しかも天空から降ってくるものは、正体不明なものばかりではありせん。よく知ってはいるが、空から降ってくるはずのない物まであるんだから、驚きます。
時として、生物が降ってくることすらあるのです。
そんな事例をいくつか紹介します。
1985年5月8日
アメリカ・テキサス州フォートワース近郊で、体長5~6センチの小魚が大量に落下しています。
1983年8月19~20日
福井県三方郡三方町でユスリカの卵が大量に落下、その範囲は東西5キロ、南北3キロにも及んだそうです。
1981年9月29日
イギリス・ウェールズ南部のスウォンジーで、大量の小さなカニが落ちてきたと言います。
まだあります。
1979年7月
イギリス・ベッドフォードシャー州マーテンロードではなんと、大量の小さなカエルが落下してきたというんだから、目撃した人は驚嘆したに違いありません。
こうした生物の大量落下事件は普通、竜巻やつむじ風が原因だとされています。
竜巻やつむじ風によって地上から舞い上がり、それが落下してくるというわけです。
非常に納得しやすい説ではありますし、それを否定する気は一切、ありませんが、そのときの状況を調べると、竜巻やつむじ風では説明できない部分も多々あるのです。
もしも竜巻やつむじ風が原因なら、吹き上げられたものは生物だけには限らないはずです。生物と同時に、小石や砂、小枝に木の葉なども、天空へ舞い上がっているはずですが、上の事例では、他のものは一切、混じらず、生物だけが落下してきているのです。
まさに、Xファイルの世界です。
ここまでくると、説明がつきません。
しかし科学的な説明をつける方法が、一つだけあります。それがワームホールです。ワームホールは時空(時空と言う限りは時間さえも超越しています)のほころびです。
その時空の穴を通過すれば、魚が空から降ってきても、何の不思議もありませんし、未来から何らかの物体が現代の空に現れたとしても、まったくおかしくはないのです。
id:coffeedrip さんが前回のブクマで言われた、マントルに知的生命体が迷い込んで、地底人化することでさえも、あるかもしれないと容認できます。
すべての説明がついてしまうのです。
しかしワームホールはほんの一瞬だけしか現れないので、一切の証拠が残りません。証拠がないことまで、正当化するわけにもいきませんので、ここでもやはり仮説は仮説でしかありません。
不思議は結局、不思議のままで残ったままですが、ワームホールの存在を予感するのは、私だけではないでしょう。
たまには空を見上げて、いったい何が降ってくるのか、それを確かめてみるのも良いかもしれません。
皆さんの周りにも、小さな奇跡が起こることを期待しています。
いつか謎を解き明かす日がくることを祈って、今日は筆をおきます。最後まで読んでくれて、本当にありがとうございました。
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