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戦闘機「飛燕」を公開
09月19日 09時43分
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戦時中、岐阜県各務原市で製造された、旧日本軍の戦闘機「飛燕」の現存する唯一の機体が、修復された上で、地元の博物館で展示されることになり、その機体が公開されました。
「飛燕」の公開は当時機体を製造した各務原市にある、現在の川崎重工業の工場で行われました。
「飛燕」は、太平洋戦争中、約3000機が製造されましたが、現存するのは1機しかありません。
長年、鹿児島県の施設で展示されていましたが、3年後にリニューアルオープンする各務原市の博物館で展示されることになり、9月、分解されて各務原市に運び込まれました。
18日公開されたのはその分解された機体で、長さ12メートルの翼のほか、当時としては画期的な水冷エンジンなどです。
川崎重工業では今後、展示に向けて腐食した部分やなくなった計器類などの復元を1年がかりで行う予定です。
修復チームのサブリーダー、二宮崇さんは「当時の姿に近い形に戻せるよう、慎重に作業を進めたい」と話していました。
修復された「飛燕」は各務原市の航空宇宙科学博物館で展示される予定です。
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