京都市左京区の住宅で住民の赤羽敬さん(当時54)と女性の遺体が見つかった事件で、京都府警下鴨署捜査本部は12日、赤羽さんの遺体を遺棄したとして、住民登録していた女性の息子で韓国籍の無職、崔裕容疑者(30)を死体遺棄の疑いで逮捕した。
捜査本部によると「警察に届け出ず隠していたことに間違いありません」と容疑を認め、赤羽さんと母親の殺害をほのめかす供述もしている。
逮捕容疑は、8月上旬から中旬ごろ、左京区岩倉幡枝町の赤羽さん宅で、赤羽さんの遺体をスーツケースに詰め込んで遺棄した疑い。女性の遺体は崔容疑者の母親とみて調べている。
2人の遺体には頭部や顔に鈍器で殴ったとみられる陥没骨折があり、府警は何者かに殺害されたとみて、殺人と死体遺棄容疑で捜査していた。
11日午後5時ごろ、京都市南区のコインパーキングで母親名義の白の軽乗用車に乗ろうとする崔容疑者を発見した。軽乗用車は8月末に同市中京区の有料駐車場を料金未納のまま出て、行方不明になっていた。〔共同〕
死体遺棄、容疑