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【コラム 撃戦記】

パラリンピック採用目指し 障害者の空手大会

2015年9月17日

 五輪は今や健常者だけのスポーツ祭典ではない。障害者のパラリンピックも重要視されている。東京五輪の追加種目入りを目指す空手でも、全日本空手道連盟(全空連)は早くから障害者空手に力を注ぎ、10月24日に東京武道館で全日本障害者空手道競技大会を行う。

 障害者の障害程度はさまざま。上下肢の肢体不自由のほか、視覚、聴覚、知的障害と競技の内容も多岐にわたる。

 4〜6日に横浜で行われたアジアシニア空手道選手権の会場で、日本ろう者武道連合会の坂口健二事務局長が観戦していた。坂口事務局長は中学2年の時に香港映画を見て極真空手に入門。高校2年時にろう者の世界大会を知り、自らも選手で出場し始めた。

 同連合会は空手、柔道、テコンドー、武術を認定。「参加者は少ないが、子どもが健常者と同じように増えて、その子たちが将来オリンピックに参加できたら」と語る。東京五輪の一本化には好材料だ。 (格闘技評論家)

 

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