先日の東海サミット。
最初に申し上げておきますが、私は参戦していません。
今回の記事は、参戦した方のレポや感想を読ませて頂いて、こみあげてきたものをどうしても吐き出したくなったために書きました。
実際に見たことではないので、行かれた方からすれば見当違いの内容かもしれませんが、どうかご了承ください。
そして、特にレポや感想を読ませて頂いた、ハッカさん、mさんに向けてのメッセージのつもりで書いています。
今回のイベントでは、大知くんの完全アウェイ感が半端なかったことを知りました。
大知くんのパートになると、トイレ休憩を決め込む人、座り込んで雑談する人…。
想定してました。こうなるだろうって。
地元民のくせに参加しなかったのは、野外フェスに恐れをなしたっていうのが一番大きな理由ではありましたが、本当のところ、こういう現実を目にするのが怖かったというのもありました。
4月のシュガシャin名古屋、行きました。あの中では断トツで一番人気ではありましたが、実をいうと、キャパ550人のクラブクアトロ、完売してませんでした…。
盛り上がりは凄かったんです。ファンにおける熱烈度数みたいな指標があったら最高レベルだろうと思うのですが、何にせよ知名度がない。
今回の東海サミット、他の出演者見ても、一人毛色が違う、知名度が低い、そして、そもそもが野外フェス向きのアーティストではない。客へのアピールやMCでの盛り上げりなども含めて、他のアーティストに比べて物足りなさは否定できなかったという意見も見ました。
大知くんは客を煽って、みんな一緒に盛り上がろうぜ!というタイプではない。ため息が出るほど完成されたステージを見せつけるタイプ。ハイクオリティなショーを見せてなんぼのパフォーマーですよね。四角い箱の中でこそ、その魅力を発揮できる。
だから、見ていないのにこういうのもなんですが、無理に、野外フェス向きに転向する必要はないと思うんです。
もちろん、新規のファン開拓のために、こういうイベントに参加する必要はありますし、そのためにもう少し折り合いをつけるべきだとは思いますが、だからといってコール&レスポンスする大知くん、オラオラなMCで盛り上げる大知くん、違和感ありますよね。
表情が硬かったこと、いつものどや顔や、かけ声的なものがなかったことも、聞きました。
でも、それは緊張もあったでしょうが、空気を読んだんだと思うんです。
この中では圧倒的に知名度が低い大知くんがいつもの余裕をかましたところでお客さんはシラけるだけ。だからパフォーマンスに集中したんだと思います。
歌詞がとんだりはあったそうですが、落ち着いて声もよく出ていたという感想もみました。
彼はいつも自分の立ち位置をよくわかっている。分かりすぎていて物足りないこともありますが…。
ステージ構成については、ダンサーが付いて派手に踊る場面が少なかったそうです。ここ最近では一番盛り上がると思われるタッチミーもやらなかった。
私はダンサー事情に要因があるのかなと思いました。
大知くんのダンサーさんっておなじみの方何人かで固定のイメージありますが、特にここ最近のイベントでは、大知くん一人だったり、入れ替わりがあったり、安定してませんよね。
みなさんそれぞれ売れっ子のダンサーさんばかりですし、都合がつかなくて急遽TOMOさんが呼ばれたんではないかと。TOMOさんはタッチミーの振りいれしてないんじゃないでしょうか。
あれ、相当難しそうですし。R-1のときもダンサーさんがついたのはYour Loveだけだったそうです。
客を煽るステージングが苦手なら、ダンサー4人くらい引き連れて、ここに三浦大知あり!って見せつけて欲しいところです。きっと、ダンサーさんたちも大知くんのためなら何をさておいても駆けつけたい、という気持ちを持っているとは思うのですが、みなさんそれぞれの仕事がありますし、大知くんにはまだ何よりも自分を優先させるまでの権威がない。悲しいけど、現実です。そのうち、三浦大知のバックにつくのがステータスになる時がきっとくるとは思います。今でもダンサー界ではすでにそうなっているとは思うのですが。
でもね、大知くんはこうなること、分かってたと思うんです。
分かっててあえて挑んだんだと思います。
こんなことで彼はへこまない。
今までだって、どれだけの辛酸をなめてきたことか、この若さで。
きっと、これまでも落ち込んだことはあったと思います。
でも絶対に人前では腐らない、愚痴らない。
悔しさをかみしめて前に進んできた。
今回のことだって、その一つにすぎない。
きっと大知くんの糧になったはず。
私は、みなさんのレポを読んで、この東海サミットに参加すればよかったと強く思いました。
それは、応援要員を一人でも増やしたかったという想いとともに、もがき苦しんでいる大知くんをこの目でみたかったんです。たった一人で、孤軍奮闘する中で、きっと何かを得たはずだから。その瞬間を目に焼き付けたかった。
大知くんは強い。
音楽に対する情熱と、それに支えられている自分自身への信頼。
ゆるぎないものがあるはず。
だから、私たちは見守っていればいい。
力いっぱい声援を送っていればいい。
きっと大知くんは自分で壁を壊してもっと進んでいくから。
今回のフェス、参加人数は13000人にもなったそうです。
例えばその中の12000人が、大知くんのことを知らなかった、興味がなかったとしても、その12000人の中の1000人、いや100人でもいいから、「三浦大知」というアーティストのことを気にとめてくれたら、それでいいんだと思います。
色んな方のレポを漁りましたが、目的が大知くんでない人のブログでも印象に残ったアーティストとして大知くんの名前をあげている方が何人もいました。歌と踊りが凄かったと。一人レベルが違ったと書いている方もみえました。
大知くんはどんな場所でも、決して手を抜かない。自分の中の最高のパフォーマンスを常に心がけています。
きっと心に響いた人、少なからずいたはずです。
でも、今回これだけ東海地区での知名度の低さを目の当たりにして(実際は見てませんが)、やりきれなさは拭えません。
関東ではイベントにたくさん出演し、それなりに知名度も人気もあがってきてて、各種ランキングにも登場するようになってきた。だから、ここから先は地方でこそ開拓する余地があると思うんです。
大知くんは人気/知名度(知っている人の中でファンになる人)の割合がものすごく高いアーティストだと思います。ただ、分母が恐ろしく小さい。まずは、三浦大知という存在を知ってもらうこと。そのためもあっての今回の出演だったのかもしれませんね。
メディアでのアピールが望めないのなら、こうやってアウェイ覚悟で出続けることが、必要なんでしょう。
大知くんの実力なら、きっといつか、とファンはみんな想い続けています。
でも、今回のことでこのままでは…という焦りも感じました。
大知くんは自分で考えられる人ではありますが、私たちファンができることはないのか、考えています。
13000人の大半が気付いてなかった宝物を私たちは見つけた。
それは間違いなく幸運なことだと思っています。
三浦大知のファンでいることは、ものすごく幸せで、そして少し切ない。
追記:大事なことを書き忘れていました。
ハッカさん、mさん、貴重な体験記を読ませて頂いて、本当にありがとうございました。
追記2:ハッカさん、mさん、勝手に名前出してしまってすみません。