山本太郎参院議員、たった1人でまた牛歩

2015年9月18日23時38分  スポーツ報知

 「生活の党と山本太郎となかまたち」の共同代表を務める山本太郎参院議員(40)が18日、参院本会議での安倍晋三首相に対する問責決議案などを採決する際、時間稼ぎのための「牛歩戦術」を数度にわたって行った。

 極端にゆっくり歩いて時間稼ぎをし、採決を遅らせる“作戦”として、1992年のPKO法案の採決時に社会党(当時)らが実行したことで知られる牛歩戦術だが、この日行ったのは山本氏たった1人。与党だけでなく、野党からも「早く投票しろ」「パフォーマンスはやめろ」などのヤジが飛んだ。

 山崎正昭参院議長は「投票時間を制限せざるを得ない。速やかに投票を願います」と、2分以内で投票するよう要請。山本氏はその言葉に応え、歩みをやや速めて賛成票を投じたため、牛歩は約6分で終わりとなり、失敗に終わった。

 それでも懲りない山本議員は、その後に行われた参院平和安全法制特別委員会の鴻池祥肇委員長に対する問責決議案などの採決時にも、再度、牛歩で投票。山崎議長の注意を受けた。

 山本氏は記者団に対し「(この後に続く)安全保障関連法案の採決を何としても引き延ばすべきだと考え、実行した」と説明。17日に委員会採決が行われた後には「やれることは限られている。どのように阻止するか。自民公明の皆さんのひどさが伝わるように考えたい」と話していた。

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