iPhone6sシリーズがいよいよ発売されるということで、各社のキャンペーンや割引情報が連日様々なニュースサイトで報道されていますが、そもそも自分には適用されるのか、どのような状況で特典が有効となるのか分からないユーザも数多くいるのではないでしょうか。そこで、今回は第3弾として、これまでにお伝えした「ドコモ編」「au編」に続き、「ソフトバンク・ユーザーがiPhone5sかiPhone5cからiPhone6sに機種変更した場合、最終的な月額料金はいくらになるのか」を検討してみたいと思います。
端末に適用できる割引は以下の通り
1.機種変更下取りプログラム
ソフトバンクの場合、なんとiPhone3Gから下取りの対象となるようです(iPhone3Gから4までは2,400円)。また、iPhone4sからiPhone5sの間であれば、25,560円で下取りが可能となっています。
また、ソフトバンクの特徴として、通信料金を2年間、毎月1,065円で割り引いてもらうか、Tポイントで25,560円分一括付与してもらうかが選べます。
2.月月割
ドコモの「月々サポート」、auの「毎月割」に相当する24ヶ月間の月額サポートで、iPhone6s/6s Plusともども月額2,835円、24ヶ月で68,040円が一定で割り引かれます。
3.クーポン
ソフトバンクユーザーであれば、10,000円割引のクーポンが自宅に届いているようです。こちらはiPhone6s/6s Plusに限らず、全てのスマートフォンが対象とのことです。ただし注意したいのは、これが毎月の総計料金から割り引かれるという点です。
auの15,000円割引はあくまでも本体端末からの割引で、クーポンの割引額がオーバーキル気味だったことを考えれば、ソフトバンクの処置は、最大限クーポンを有効活用出来るので有り難いですね。
通話料金とパケット代はこうなる
5分以下の電話であれば回数制限なしで利用できる、月額1,700円の「通話し放題ライト」プランが妥当な線でしょう。この料金プランは、ドコモ、au、ソフトバンクと3社横並びの内容となっています。画像には、「スマート値引き」の項目がありますが、こちらは固定回線とのセット割なので、自宅のインターネットをソフトバンク光にした時のみの適用となります(今回は除外します)。
データプランに関しては、「データ定額パック標準」の5GBで問題ないかと思われます。というのも、ドコモやauは8GBを選べますが、ソフトバンクは5GBの次が10GBであるうえ、両者の間に月3,000円の開きがあるため、選択がやや難しくなります(5GBは合計6,700円、10GBは合計9,700円)。
どうしても5GBは足りないということであれば、むしろ電話はLINEやIP電話で済ませてしまい、ソフトバンク・ユーザー以外の電話に20円/30秒かかっても構わないと割りきって、月額934円の「ホワイトプラン」と、月額5,700円で7GBの「パケットし放題フラット for 4G LTE」を組み合わせてしまった方が、合計6,634円で済むためにお得ではないかと思います。
ソフトバンクは「スマ放題プラン(通話し放題プラン+データ定額パックの組み合わせ)」をプッシュしていることもあり、ホワイトプランは日陰に追いやられている感もありますが、他社と異なって8GBのデータ定額プランが存在しない以上、5GBで不満なユーザーは、積極的に「ホワイトプラン」と「パケットし放題フラット for 4G LTE」の組み合わせを活用していきたいところです。
なお、上記の金額にウェブ基本使用料の324円(税込み)が加算されます。
今回は、通話もネットもそれなりに…という一般ユーザーを想定し、iPhone5cかiPhone5sを下取りに出し、5GBの「データ定額パック標準」に加入した場合を考えます。4つのパターンにおける月額使用料金例は以下のとおりです。
月額料金の総計例
タイプA:「iPhone5cの16GB版をiPhone6sの16GB版にした場合」
iPhone6s 16GB 端末代金:93,600円
iPhone5cを下取り:-25,560円
月々割:-(2,835円*24=68,040円)
端末代金合計:実施負担額 0円/月
通話+パケ代合計:7,560円/月(1,836円+5,400円+324円)
ユニバーサルサービス料:2円
クーポン:-(1,000円*10=10,000円)
総計:6,562円/月(最初の10ヶ月のみ、残りの14ヶ月は非所有時と同様7,562円/月)
タイプB:「iPhone5cの16GB版をiPhone6sの64GB版にした場合」
iPhone6s 64GB 端末代金:106,560円
iPhone5cを下取り:-25,560円
月々割:-(2,835円*24=68,040円)
端末代金合計:実施負担額 540円/月
通話+パケ代合計:7,560円/月(1,836円+5,400円+324円)
ユニバーサルサービス料:2円
クーポン:-(1,000円*10=10,000円)
総計:7,102円/月(最初の10ヶ月のみ、残りの14ヶ月は非所有時と同様8,102円/月)
タイプC:「iPhone5sの16GB版をiPhone6sの16GB版にした場合」
iPhone6s 16GB 端末代金:93,600円
iPhone5sを下取り:-25,560円
月々割:-(2,835円*24=68,040円)
端末代金合計:実施負担額 0円/月
通話+パケ代合計:7,560円/月(1,836円+5,400円+324円)
ユニバーサルサービス料:2円
クーポン:-(1,000円*10=10,000円)
総計:6,562円/月(最初の10ヶ月のみ、残りの14ヶ月は非所有時と同様7,562円/月)
タイプD:「iPhone5sの16GB版をiPhone6sの64GB版にした場合」
iPhone6s 64GB 端末代金:106,560円
iPhone5sを下取り:-25,560円
月々割:-(2,835円*24=68,040円)
端末代金合計:実施負担額 540円/月
通話+パケ代合計:7,560円/月(1,836円+5,400円+324円)
ユニバーサルサービス料:2円
クーポン:-(1,000円*10=10,000円)
総計:7,102円/月(最初の10ヶ月のみ、残りの14ヶ月は非所有時と同様8,102円/月)
まとめ
ドコモと同様に、ソフトバンクではiPhone5sとiPhone5c。どちらを下取りに出しても、月額料金に差は出ません。やはりソフトバンクの本領は、同キャリアのユーザーに向けて送られた月額料金からの10,000円引きというクーポンの存在でしょう。
クーポンの効力が切れる11ヶ月目以降を含めた24ヶ月スパンで計算しても、iPhone6sの16GB版であれば、ドコモより10,000円も安く購入できる計算です(クーポンが無ければ同額)。郵送以外にSMSでも届いているようですので、確認していないユーザーは是が非でもクーポンの有無を確認しておきましょう。
ちなみにソフトバンクもキャリアアグリゲーションを用いて、下り最速187.5Mbpsの速度をLTEで体験出来るようになっています。ドコモの262.5Mbpsには及びませんが、今夏には都心部を中心に対応地域が一気に拡充されたという報道も出ているなど、快適なLTEライフを送れることは間違いなさそうです。
・ドコモユーザーがiPhone5s/5cからiPhone6sに変更する例はこちら
・auユーザーがiPhone5s/5cからiPhone6sに変更する例はこちら
Source:ソフトバンク,マンモスと歩く夢を見た
(kihachi)