Updated: Tokyo  2015/09/19 01:05  |  New York  2015/09/18 12:05  |  London  2015/09/18 17:05
 

中国:3カ月物証券入札の毎週実施を計画、SDR採用目指す-関係者

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    (ブルームバーグ):中国財政省は3カ月物証券の入札を毎週実施する計画だ。人民元取引に寄与するよう利回り曲線を充実させ、国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)構成通貨への人民元採用を目指す。

同省は10-12月(第4四半期)に毎回100億元(約1900億円)規模の3カ月物証券入札を始めることを提案していると、事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

3カ月物証券の利回りはIMFのSDRの金利決定一つの基盤になると、興業証券の唐躍氏らアナリストは18日のリポートで指摘した。SDR通貨バスケットの見直しは11月の予定。

中国国際金融(CICC)の余向栄、梁紅両エコノミストは「活発な3カ月物証券市場の欠如はSDR組み入れに向けて技術面での大きな障害だ。財政省が定期的に入札を実施すれば、そうした技術的な問題は解消される。今回の動きは、人民元のSDR組み入れが引き続き中国政府の最優先課題であることを示している」とリポートで説明した。

原題:China Said to Plan Three-Month Bond Sales Amid SDR Push for Yuan(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:香港 Fion Li fli59@bloomberg.net;上海 Xize Kang xkang7@bloomberg.net;上海 Shuqin Ding sding28@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先: James Regan jregan19@bloomberg.net

更新日時: 2015/09/18 16:23 JST

 
 
 
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