SIM下駄＋MVNO格安SIMで運用しているSoftBankのiPhone4SにiOS9アップデートが来ました。今回はiOS8.4.1からiOS9.0へのアップデートとなります。結論から言うと大丈夫です。GPP+IIJmioデータ通信専用SIMで安定して通信できました。ただし、APNプロファイルを最新のものに入れ直す必要があります。

事前準備

WiFi環境が必要です

アップデートにはWiFiが必要です。iPhone単独でのアップデートは必要ありません。

APNプロファイルのアップデート

あらかじめAPNプロファイルのアップデートをしておいた方がスムーズに作業出来ます。APNプロファイルのアップデートの方法は後述。

みおぽんアプリのアップデート

プリペイドパックではなく月額プランの人はみおぽんを使っていると思います。APNプロファイルはみおぽんからもアップデートできますが、先にみおぽんを最新のバージョンに上げておく必要があります。

iOS9アップデート

設定→一般→「ソフトウェアアップデート」からiOS9のアップデートファイルをダウンロードしてインストールします。メジャーアップデートなので、ファイル容量が大きく、WiFiでなければダウンロードできないようになっています。

ダウンロードが終わったらそのまま「今すぐインストール」をタップ


この後１回再起動して、黒画面に林檎のマーク＋プログレスバーになります。（スクショは撮れず）

docomo電波を掴んでいる

再起動後のセットアップ画面で、いきなりNTT DOCOMOの電波を掴んでいます。

初期設定を済ませます。（細かい項目は割愛）


これでiPhone4S本体のアップデートは終了です

APNプロファイルが古いと通信できない

接続確認してみようとSafariを開いたらエラーが出ました。

データ通信機能を起動できませんでした
PDP認証に失敗しました

とあります。「PDP認証に失敗しました」はAPNプロファイルが対応していない場合に出るエラーのようです。

APNプロファイルの更新

更新というか、古いプロファイルを削除して新しいプロファイルを新規インストールとい事になります。（新しいプロファイルは古いiOSにも対応しているようなので、先にこちらを更新しておいた方がいいかもしれません。）
まずは、古いプロファイルを削除します。


次に、WiFi接続した状態で、こちらからAPNプロファイルをインストールします。

[Cellular Payload版]の方をダウンローします。

インストール

次へ

インストール

で完了です。

通信接続を確認

これでやっとデータ通信ができるようになりました。

端末情報を確認

・SoftBankのiPhone4S
・iOS9.0(13A344)
・キャリア ソフトバンク21.0
・モデムファームウェア6.0.00
この状態でネットワークはNTT DOCOMOとなっています。

念のため再起動

再起動してみましたが、自動でNTT DOCOMO電波を掴みます。（以前より、電波を掴むまでのスピードが早くなったようです。）

キャリアをNTT DOCOMOに固定

設定→キャリア→が「自動」になっていたら、自動をOFFにしてNTT DOCOMOにチェックしておきます。これで再起動時の電波の掴みがかなり安定します。

結論

GPP＋IIJmioデータ通信SIMの組み合わせで、SoftBankのiPhone4Sをdocomoの通信回線で使用できます。他のMVNOのSIMの場合は、APNプロファイルがiOS9に対応しているか確認してからアップデートする必要があるので注意して下さい。