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【元CIA要員の極秘証言(中)】「韓国政府は本当にダメだ」「北との共存・統一狙う戦略は理論的に間違っている」

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【元CIA要員の極秘証言(中)】
「韓国政府は本当にダメだ」「北との共存・統一狙う戦略は理論的に間違っている」

インタビューに答える元CIA北朝鮮担当のマイケル・リー氏(桜井紀雄撮影)

 リー氏は、北朝鮮国内で2000年以降、約1300人が公開処刑され、正恩政権発足後も70人以上の高級幹部が処刑されたとの情報にも着目する。韓国への高官亡命も相次ぎ、金第1書記の秘密資金を管理する党39号室の幹部も亡命したという。

 「北朝鮮内部は、非常に不安定な状態であり、今がチャンスだ」と、日米韓の出方次第では、早期に金正恩体制の崩壊があり得るとの展望についても語った。

 そうしたなか、韓国政府に積極性がみられず、決断できないことを「本当に惜しい」と嘆く。

 では、正恩政権を突き崩す手立てはあるのか。リー氏は、安全保障上も「強い日本」の重要性を強調するとともに、サムライの境地に、北朝鮮体制に情報戦で打ち勝つヒントがあると説く。

=【元CIA要員の極秘証言(下)】に続く

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