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【元CIA要員の極秘証言(中)】「韓国政府は本当にダメだ」「北との共存・統一狙う戦略は理論的に間違っている」

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【元CIA要員の極秘証言(中)】
「韓国政府は本当にダメだ」「北との共存・統一狙う戦略は理論的に間違っている」

インタビューに答える元CIA北朝鮮担当のマイケル・リー氏(桜井紀雄撮影)

 それでも任期切れが迫るオバマ大統領には、劇的な姿勢の変化は見られない。

 リー氏は「米国を動かしているのは、大統領だけでない」と述べ、「政府官僚やCIA、研究者ら多くの戦略家がおり、大統領はそのメンバーの一人だ」と指摘する。

 「オバマ大統領が任期を終えても、(米政府が移行しつつある)対北戦略の方向性は変わらない」

「約70年の対北政策は完全に失敗」

 「しかし」とリー氏は言う。「問題は、韓国政府が北朝鮮体制の崩壊を見込んだ南北統一に対し、積極的な態度を取っていない。それが頭の痛い問題だ」

 朝鮮戦争後に500人を超える韓国人が北朝鮮に拉致されたとされるにもかかわらず、韓国国民がほとんど関心を示さない現状についても、リー氏は憂える。

 「韓国政府は本当に、ダメなところが多い。覚醒しなければならない」

 韓国生まれの米国籍であるリー氏は、「米市民の立場からいえば、韓国政府の約70年間の対北政策は完全に失敗だ」と主張する。

 「現在の北朝鮮体制を認め、共存しながら統一を模索するのは不可能だ。理論的にも間違っている」

 北朝鮮住民にも思いをはせ、強調する。「苦難の深淵であえぐ北朝鮮同胞を解放するためには、“金王朝”を破壊しなければならない」

「韓国国内にはびこる左派勢力 政府さえも統一に対する意思が非常に弱い」

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