米原子力空母:ワシントンからレーガンへ乗員交代式

毎日新聞 2015年08月25日 10時51分(最終更新 08月25日 15時00分)

原子力空母ロナルド・レーガンの上で開かれた乗員交代式に臨む乗員ら=米カリフォルニア州サンディエゴで2015年8月24日、長野宏美撮影
原子力空母ロナルド・レーガンの上で開かれた乗員交代式に臨む乗員ら=米カリフォルニア州サンディエゴで2015年8月24日、長野宏美撮影

 ◇サンディエゴの海軍基地 今秋にも横須賀配備の予定

 【サンディエゴ(米カリフォルニア州)長野宏美】米国の原子力空母ジョージ・ワシントン(GW)に代わり米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に配備される同型艦ロナルド・レーガン(RR)の乗員交代式が24日、サンディエゴの海軍基地に停泊中の艦上で開かれた。

 RRは2011年3月11日に起きた東日本大震災の救援活動「トモダチ作戦」に参加。発生2日後に東北沖に到着し、支援物資を提供した。GWと同じく原子炉2基を搭載している。今秋にも横須賀に配備される予定だ。

 空母は歴代大統領にちなんで名付けられており、ロナルド・レーガン元大統領の息子のマイケル・レーガン氏も出席し「自由を守るための任務に感謝する」と乗員を激励した。

 在米日本大使館の泉裕泰公使は「(RRは)アジア太平洋の平和と安定を保障するものだ。友好と日米の結束を深めることを望む」と語った。

 GWは08年9月、日本に配備された初めての原子力空母で、5月に任務を終えて横須賀を出港した。GWの乗員の多くがRRに移る。

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