１０時になりました、ニュースをお伝えします。
堤防が決壊し、広い範囲で浸水が続いている、茨城県常総市では、きょうも行方不明者の捜索や、浸水した地域で孤立している人の救助などが進められています。
常総市ではおととい、鬼怒川の堤防が決壊して氾濫し、広い範囲で浸水しています。
常総市はこれまで、市内で行方が分からなくなっているのは２２人としていましたが、警察が確認した結果、きょう午前９時現在で１５人になったと発表しました。
警察と消防、それに自衛隊では、２０００人以上の態勢で捜索を行い、このうち常総市三坂町の決壊した現場の周辺では、けさ７時ごろから、警察官およそ３０人が行方不明者の捜索を行っています。
また、浸水が続いている地域については、ヘリコプターやボートで救助活動が進められています。
一方、宮城県栗原市でも、車ごと流されたと見られる６２歳の男性の行方が分からなくなっていて、下流の川で、けさ６時ごろ、男性が乗っていたと見られる軽トラックが見つかりました。
警察と消防は、この周辺を中心に捜索を続けています。
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設計画を巡って、沖縄防衛局は、名護市辺野古の沿岸部で、政府と沖縄県の集中協議に合わせて、１か月間中断していた移設に向けた工事を、けさ再開しました。
一方、沖縄県の翁長知事は、移設先の埋め立て承認の取り消しを週明けにも表明することにしています。
アメリカ軍普天間基地の移設計画を巡っては、政府と沖縄県が１か月間、名護市辺野古での工事を中断して、集中的な協議を行いましたが、両者の対立は解消されず、沖縄防衛局は、けさ６時半過ぎ、移設に向けた工事を再開しました。
午前中は、立ち入り禁止区域を示す、フロートの一部を海上に設置し直す作業が行われています。
沖縄防衛局は、準備が終わりしだい、海底のボーリング調査を進める方針です。
また防衛局は、埋め立て工事の前に必要な、設計に関する沖縄県との協議の手続きも再開させ、県に文書を送付しました。
これに対し現地では、市民グループなどがボートやカヌーおよそ２０隻で、フロートの設置作業に当たる作業船を取り囲むなどして激しく抗議しています。
沖縄県の翁長知事は、週明けにも記者会見を開いて、仲井真前知事が行った、移設先の埋め立て承認の取り消しを表明することにしていて、移設計画を巡る政府と沖縄県の対立が深まっています。
京都市の住宅で、男女の遺体が見つかった事件で、３０歳の男が、男性の遺体を遺棄した疑いで逮捕され、２人を殺害したことをほのめかす供述をしていることが、警察への取材で分かりました。
今月８日、京都市左京区の住宅で、スーツケースの中からこの家に住む赤羽敬さんの遺体が見つかり、さらに浴室前の脱衣所で、女性の遺体が見つかりました。
警察は、この家に住んでいた無職の斉藤裕容疑者を、きょう、赤羽さんの遺体を遺棄したとして、死体遺棄の疑いで逮捕し、警察によりますと、容疑を認めているということです。
さらに、斉藤容疑者がこの２人を殺害したことをほのめかす供述をしていることが、警察への取材で分かりました。
警察はもう１人の遺体は、斉藤容疑者の６０代の母親と見て確認を急ぐとともに、殺人の疑いでも調べることにしています。
今入ってきた情報です。
茨城県の常総警察署によりますと、これまで行方不明だとしていた８歳の子ども２人について、連絡が取れ、無事が確認されたということです。
2015/09/12(土) 10:00〜10:05
ＮＨＫ総合１・神戸
ニュース・気象情報[字]
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