ただ今土曜夜6時56分。
綾小路きみまろでございます。
土曜の夜は『スゴ〜イデスネ!!視察団』。
本日のテーマは「冷凍食品」でございます。
(拍手)実は独自の進化を遂げていた。
電子レンジで簡単に作れるおいしい冷凍チャーハンに…。
(一同)えー!油を引かずに焼けるオーブンを使わずに仕上がる調理の失敗や手間を減らす製造テクニックに…。
これすごい。
ブオナセーラシニョーレ。
(観客の笑い)今のはねイタリア語で…。
(きみまろ)…と言ったんですよ。
というわけで本日のテーマは「冷凍食品」でございます。
冷凍食品皆さん使っていらっしゃいますか?
(観客)はい。
(きみまろ)便利ですよね。
電子レンジでチンするだけでアツアツのおいしいお料理が食べられるわけでございますね。
朝起きてねチーンってやって昼間もチーン。
で夕方もチーン。
で寝る前にね仏壇にチーン。
(観客の笑い)お疲れさまでございます。
(拍手)イタリアからおいでいただきましたシャリさんでございます。
それでは早速伺ってまいりましょう。
冷凍はイタリア語でなんて言うの?スルジェラート。
ス…。
スルジェラート。
スルジェラート。
はい。
ジェラートは聞いた事はありますか?ジェラートって聞いた事あるね。
同じ意味で凍ってるから。
ああなるほど。
スルジェラート。
(シャリさん)スルジェラート。
スルジェラート。
(シャリさん)はい。
「冷凍食品の売り場はどこですか」なんて言うんですか?ドヴェーイル…。
(きみまろ)ドヴェーイル…。
レパルト…。
(きみまろ)ドヴェーイルレパルト…。
スルジェラーティ。
(きみまろ)スルジェラート。
スルジェラーティ。
(きみまろ)スルジェラーティ。
もう言えないでしょ?
(観客の笑い)すごい長いね。
長いんですよイタリア語。
(観客の笑い)お総菜麺類チャーハンなどの食事からデザートに至るまでさまざまな食品に展開する日本の家庭用冷凍食品は近年品質の向上が急激に進み消費の拡大が注目されている。
そんな日本の冷凍食品を視察するためアメリカからやってきたのは…。
ハーイ!ナイストゥミートユー。
グレイトトゥシーユー。
世界一の市場規模を誇る冷凍食品大国アメリカで…。
製造現場を知り尽くすネイサニエルさんの視察への意気込みは…。
そしてイタリアからやってきたのは…。
ボンジョルノ!ボンジョルノ!グラッチェ…!国民1人当たりの冷凍食品消費量が日本の1.7倍というイタリアで…。
レナートさんが社長を務める冷凍食品会社では…。
どうすればおいしくて簡単に調理出来る冷凍食品を作れるのか特に製造技術に関心があるといいます。
そしてドイツからやってきたのは…。
グーテンターク。
ダンケシェーン。
冷凍食品ジャーナリスト。
冷凍食品消費量が世界第2位のドイツで…。
ヨルクさんは冷凍食品を専門に扱う情報誌の編集長を務めこれまで世界各国100以上の冷凍食品工場を取材してきた鋭い視点を持つプロですが…。
果たして今回日本の冷凍食品に詳しい冷凍生活アドバイザー西川さん監修のもとここを見れば日本の技術がわかるという4つの視察先を用意しました。
最初に案内するのは…。
冷凍チャーハンの製造現場。
という事で視察団一行は山形県にある冷凍食品メーカーの工場へ。
案内役は工場長の山口さんと製造課長の浜田さんです。
(浜田さん)こんにちは。
(ネイサニエルさん・山口さん)ナイストゥミートユー。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
こちらでぜひ見てほしい視察ポイントは3つ。
1つ目は米の水分コントロール。
こちらがですね当工場で作っております…。
どうぞご覧になって…。
こちらはスーパーなどで一般に販売している冷凍チャーハンです。
するとドイツの冷凍食品ジャーナリストヨルクさんからこんな質問が。
(浜田さん)そうですね。
ドイツで人気のあるインドネシア風チャーハン冷凍ナシゴレンはフライパンを使ってほぐしながら炒め…。
味付けは自分で調味料を加えて調理するタイプの商品が多いようですが…。
こちらの冷凍チャーハンは電子レンジでおよそ7分加熱するだけで完成品に仕上がります。
レンジだけで完成する日本の冷凍食品にスタジオの外国人オーディエンスからはこんな意見が。
大体何?電子レンジでチン…?そうとも限らないです。
いろいろ作り方があって。
ピザとかだとオーブンで焼いたりとか。
あとはハンバーグとかだとフライパンだったりとか。
その食べ物によって作り方解凍の仕方は違うんですよね。
(ウルリカ)そこは多分日本と海外の一番の違いで。
日本はほとんど電子レンジを使って調理してるんですけども多分他の…スウェーデンもそうなんですけども。
(ウルリカ)何かちょっと工夫してひと手間かけて作ってます。
後ほど詳しく説明しますが日本の冷凍食品は電子レンジだけで調理出来る商品も多く…。
はい。
ありがとうございます。
イタリアの冷凍食品のリゾットと違って…。
このあとですねこの辺のパラパラ感を出すためのですね工場の方をご案内したいと思います。
海外の冷凍食品のプロ視察団が注目したのは…。
電子レンジは食品内部の水分を加熱するため短時間で効率よく加熱出来る反面水分の蒸発が大きく乾燥しやすい性質がありますが…。
日本ではその普及進化とともにレンジでおいしく作れる冷凍食品の製造技術も発達。
こちらの冷凍チャーハンもレンジの加熱でお米がパラッとした仕上がりになるよう製造工程にさまざまな工夫を凝らしてお米の水分をコントロールしています。
という事で製造現場へ。
(浜田さん)こちらがですね実際に…。
この炊き方にも電子レンジの調理でチャーハンのお米がおいしく仕上がる秘密があります。
(浜田さん)中はですね3段のコンベヤーが行ったり来たりしながらですねお米を搬送しています。
通常ですとですね日本の場合ですねお米を炊く場合は釜に水とお米を入れて浸して炊くという工程を取りますが当工場ではですねこちらの機械をもって…。
普通に炊いたご飯は電子レンジで再加熱すると本来の食感とは変わってしまう事もありますが…。
こちらでは長年の研究で電子レンジによる加熱でも味や食感をキープ出来る水分量を導き出しチャーハン作り冷却の工程を経てちょうどよくなるよう米の内部に適度に水分を封じ込めているのです。
冷凍チャーハンの品質を保つためこんな検査も欠かせません。
(浜田さん)このようにですね…。
(浜田さん)えっと今どんどんどんどんですね時間とともに水分量水分が飛んでますので…。
このあとの製造工程や電子レンジの加熱調理で失われる水分を計算してお米に必要十分な水分量を含んでいるかこの段階で確認しているのです。
海外の冷凍食品のプロも思わず…。
イッツベリービューティフル!うわー!出た!海外冷凍食品大国のプロが日本の冷凍食品を視察。
続いてのポイントは…。
ここから炊いたご飯と具材を炒めてチャーハンを作っていきます。
これが世界で1台しかない当社のオリジナルのチャーハンの炒めるマシンという事になります。
チャーハンでパラパラ感を出すためには米の水分量が主なポイント。
効率よく水分を飛ばす必要があるため…。
有名シェフのチャーハン作りを参考に鍋の温度あおり方や炒める時間回数などさまざまなデータを基に動きを制御するハイテク調理マシンを導入しているのです。
もちろん冷凍保存レンジ調理による水分変化まで踏まえて具材の投入味付け加熱の仕方などを調整しています。
ちなみにこのマシン炒める作業から鍋の洗浄まで一連の作業を全自動で行う事が出来るため同じクオリティーのチャーハンを連続して作り続ける事が出来ます。
炒め終わったチャーハンはすぐにこんな検査を行います。
(浜田さん)こちらでもやはり同じようにですね…。
炒める工程を終えたお米の水分量を改めてチェック。
冷凍保存電子レンジの加熱を経ておいしく仕上がる水分量になっているかを確認するのです。
私はいろんな工場を見ていますけど…。
冷凍食品ジャーナリストヨルクさんが驚いたのはドイツの冷凍食品工場の多くはオートメーション化されているため。
こちらの工場では調理を機械で制御しながらも人の目でも細かく品質チェックしているのです。
日本の冷凍チャーハン製造現場を視察したら電子レンジ調理でおいしいチャーハンを食べられるようお米の水分量を緻密に調整チェックしていた。
このあとチャーハンを冷凍してもパラパラ感を損なわない秘密を視察。
果たして海外のプロの反応は…。
スタジオでご覧の日本人オーディエンス外国人オーディエンスの皆さんいかがでしたか?いやすごいね!ビックリしたね!だってあれはもう専用の工場ですよね。
あそこまでやってパラパラになるわけでしょ。
だから結局ご飯の炊き方が普通じゃないじゃないですか。
そもそもね。
すごいベルトコンベヤーでさどんどん白米がさ炊き上がってく…すごいよね。
うちかみさん料理得意な人なのにチャーハンは冷凍食品に勝つのは諦めたって言ってる。
チャーハンはね今ねパラッパラに出来るのね。
パラッパラに出来るから。
(ウエンツ)さあここからは皆さんの国の冷凍食品について聞いていきたいと思います。
ウルリカ。
スウェーデンの冷凍食品はいかがですか?スウェーデンもやはり専業主婦がゼロといわれてるぐらいの国ですから。
女性もだからパートではなくて男性と同じように働いてますからどうしても結局冷凍食品に頼らざるを得なくなってしまってるんですね。
特にスウェーデンの国民食といわれてるミートボール。
(伊集院)そうなんだ。
これ何?
(ウルリカ)これジャム。
ジャム?
(坂上)えー!
(ウルリカ)もっとスウェーデンのもう1つ面白いのは…。
パンではないのでジャガイモなので。
これは本当にスウェーデンのチャーハンみたいに…。
これ何?ピッティパンナ?
(ウルリカ)ピッティパンナっていって。
ピッティパンナ。
(坂上)チャーハン?
(ウルリカ)チャーハンではない。
お米の代わりにジャガイモ…。
(伊集院)これもうまそう!ブロック状のジャガイモだ。
(ウルリカ)そう。
さっきのミートボールもそうですしこのピッティパンナもそうなんですけれどもやはりチンはしなくて電子レンジではなくてフライパンで焼いて。
やっぱり油引いてそこでひと手間かけた方がおいしいっていうのもあるしそこまで手抜きはちょっとイヤだなっていうかとりあえずひと手間をかけて作りましたよっていうのは…。
ニコラ。
フランスの冷凍食品はどんなものがありますか?一番食べられているものというとピザとポテト…よく食べるんですけど白身魚のフライはものすごく食べるんですよ。
それがこれね。
これ子どもの頃からすごく食べて子どもが魚っていったらもうこれってそれしかイメージが思い浮かばないぐらい食べてるんですよね。
(ウエンツ)魚をこれだと思っちゃってる…。
(ニコラ)そうなんですよ実は。
海外冷凍食品大国のプロが日本の冷凍食品を視察。
炒め終わったチャーハンは冷却しますがパラパラに仕上げたものが冷凍保存したあとでもレンジの加熱でパラパラに戻るようある工夫をしています。
(浜田さん)こちらはですね炒めたチャーハンの続いて
(浜田さん)こちらがですね…。
(レナートさん)硬くて割れない。
よく凍ってます。
実はこのままだと電子レンジで調理した時にお米が固まってしまいパラパラのチャーハンにはなりません。
そのためある仕上げ作業を行います。
果たしてその工夫とは?うわー!ひと粒ずつなんだ。
すげえな。
更に調理の手間を省いておいしく食べられる工夫に…。
冷凍グラタンなのに仕上がりがクリーミーで均一になるのはとても難しいですよね。
海外冷凍食品大国のプロが日本の冷凍食品を視察。
チャーハンの冷却が終わりました。
「うわー!ひと粒ずつなんだ。
すげえな」イタリアの冷凍リゾットの場合…。
パラパラ感を出す必要がないため米は分離されていないようですが…。
こちらの冷凍チャーハンは電子レンジの加熱調理でパラパラ感を出すため冷凍状態の米をひと粒ずつ分離させているんです。
そしてここで最後にネギを投入します。
こちらの工場ではネギなどの具材はあらかじめ細かくカット冷凍されたものを仕入れているのですが…。
実はここまでネギだけは他の具材と別の工程を通っていました。
(浜田さん)ここではですね野菜の色ですとかカットのサイズのばらつきそういうのがですねないかどうかを点検をしましてこちらで検品をしているという事になります。
均等に切ってあるんですがこちらがですね今ですね選別ではじいた原料なんですが。
こういったものは機械では取り除く事が出来ないので人の手をですね使って全て検査をしているという事になります。
こちらの工場では食感や味に悪影響を与えないためネギは大きさにバラつきがないか目視によるチェックを行っています。
冷凍状態のまま選別したネギは冷凍したチャーハンの米をひと粒ずつ分離したあとに投入します。
すると冷凍食品大国アメリカのプロネイサニエルさんからこんな疑問が。
(浜田さん)ここでですね冷凍したあとに入れる事で…。
パラパラの食感もより引き立てるためネギを調理後に加えます。
そうですね。
これでやはりこうして日本の冷凍チャーハン製造現場を視察したら冷凍した米を専用マシンでひと粒ずつ分離。
電子レンジ調理でパラパラ感が出るようにしていた。
今夜は海外冷凍食品大国のプロたちが日本の冷凍食品を徹底視察。
電子レンジ調理失敗なく手間のかからない調理へのこだわりをどのように評価するのか?日本の冷凍食品技術がわかる視察。
続いては…。
冷凍グラタンの製造現場。
視察団がやってきたのは宮城県白石市にある冷凍食品メーカーの工場。
案内役は工場長の島崎さんです。
(レナートさん)ナイストゥミートユー。
(島崎さん)ナイストゥミートユー。
(レナートさん)アイムレナート。
(島崎さん)島崎です。
(ネイサニエルさん)ナイストゥミートユー。
ナイストゥミートユー島崎です。
今日はですねよろしくお願いいたします。
ここからの視察ポイントは3つ。
まずは…。
それではこちらがこの工場で製造している冷凍グラタンです。
イタリアにはグラタンと調理法が似ているラザニアの冷凍食品があるようですが基本的にはレンジではなくオーブンで加熱するタイプ。
アメリカのネイサニエルさんの会社には冷凍グラタンに似たベイクドパスタという商品がありこちらはレンジで加熱調理出来るものの一度レンジで解凍を。
全体に熱が加わるようかき混ぜ…。
再びレンジで加熱する必要があるようですが…。
こちらの冷凍グラタンはそのままおよそ4分間電子レンジで加熱するだけで完成します。
(電子アラーム)ナイス。
イタリアの冷凍食品のプロレナートさんオーブンを使っていないのに焦げ目が付く事に注目しました。
(島崎さん)電子レンジで焦げる風味とあとはミルクの風味等々味わっていただければと思います。
とてもおいしいです。
ミルキーでクリーミーです。
しかも焦げ目の部分がとても香ばしく仕上がっていますね。
(伊集院)「イタリアどうよ?イタリアどう?」ありがとうございます。
するとアメリカの冷凍食品のプロネイサニエルさんが…。
海外の冷凍食品のプロが注目したのは電子レンジの加熱だけできちんと焦げ目が付いておいしく仕上がる事。
グラタンは一から作ろうとするとホワイトソース作りに手間がかかりオーブンの調理が必要で火加減が難しかったものを電子レンジだけで食べられるようにしたのが日本の冷凍グラタンの大きな独自進化。
また短時間で効率よく加熱出来る電子レンジですがそれでも加熱ムラがないおいしさを実現出来るようさまざまな工夫を凝らした製造作業を行っています。
という事で視察団が訪れたのは工場から車でおよそ30分電子レンジでおいしく仕上がる冷凍グラタンの秘密があるという場所。
これすごい。
冷凍グラタンの製造工場から程近い視察団が訪れた場所には…。
(ウエンツ)「うわっ」「何?これ」
(伊集院)「ビックリした。
おいおいおい…」「展開が意外すぎる」
(坂上)「ビックリしてるわ」実は工場の近くにある契約農家でおよそ30頭の乳牛から毎日1トンものグラタン用の生乳を搾っています。
この酪農の現場からグラタンになるまでが全部この牛乳に関しては蔵王の山のふもとで完結してるっていうのが1つの大きな特徴だと思います。
牧場で集められた生乳は近くにある別の工場で加工されグラタン工場へと運び込まれます。
ここですけれども…。
こちらの工場では新鮮な牛乳を使用するためその日使う分を入荷します。
続いて入荷した牛乳を使ったホワイトソース作りの現場へ。
ここに電子レンジの加熱で冷凍グラタンがおいしく仕上がる工夫があります。
ホワイトソースは小麦粉や油などから作ったルーと牛乳を加熱しながら混ぜて作るのですが…。
こちらの工場では滑らかなソースになるよう焦げ付かないギリギリの温度で長い時間をかけてホワイトソースを作っています。
電子レンジでおいしく仕上がるようさまざまなメーカーの電子レンジで調理試食を繰り返しルーと牛乳を独自の分量で配合しているんです。
日本の冷凍グラタン製造現場を視察したら加熱ムラが起きないよう材料の配合を調整。
独自のホワイトソースを開発していた。
このあとは均一に火の通りやすいグラタンにするための工程を視察。
熟練の技に海外のプロもビックリ。
(レナートさん)1つ1つ取ってるんですか?
(拍手)すごい…機械もビックリするけどさ牛はビックリしたよね。
牛は…。
だから普通に出てくるレストランのグラタンだと既製の多分牛乳と…ミルクでやってるわけだから冷凍食品のあっちの方がおいしいっていう事ですよね。
言ってみればね。
(坂上)でもそもそも冷凍食品って保存食みたいなものじゃないですか。
それなのに冷凍食品で鮮度を保つっていうのがすばらしい。
さあここからは皆さんの国の冷凍食品について聞いていきたいと思います。
サニー。
20年…24〜25年前から皆さんご存じのようにITブームがずっと続いてます。
インドね。
それのおかげで高度成長期に入ってます。
一人暮らし寮暮らしシェアハウスとかそういう人が結構増えてきてますので…。
(サニー)いろいろあるんですけど一番有名なのはパラタっていうパンなんですよ。
これはちょっとね層になってるパンで焼いていくと外がカリカリで中が結構やわらかいんです。
おいしそうだねこれ。
(サニー)こんな感じで1枚1枚になってます。
これねパンを焼く専用のパンなんです。
ナンとは違うの?
(サニー)ナンと違いますね。
インド人はほとんどナン食べないですよ実は。
(ウエンツ)これは何と一緒に食べるんですか?
(サニー)これはねえっと…普通でそのまま食べてもすごいおいしいんですけどもう1つはねつけて…。
(サニー)坂上さんなんでしたっけ?インドの…。
(サニー)あっカレー。
(坂上)はい。
俺に聞くの?あいつのネタなんですよ。
なるほどなるほど。
アノーラウズベキスタンはどうですか?今非常に人気なのはウズベキスタンの…。
チュチュワラ?
(アノーラ)はい。
ちょっと日本でいいますと水餃子みたいな感じなんですけど。
(ウエンツ)おいしそう!
(アノーラ)これ皮で作るので結構1日作業がかかる時もあって冷凍食品なので結構簡単に…。
(ウエンツ)おいしそう。
(アノーラ)ただやはり日本と比べて…。
30分から40分ぐらいかかったりして…。
それはかかるね。
電子レンジというよりはオーブンやフライパンかゆでる事が多い…。
料理するのと変わらないもんねそうなっちゃうと。
多分感覚としては日本だったら冷凍食品というのはすぐに食べれるもので向こうでは長く保存出来るものだと思うんです。
ニコラうまくまとめたよ。
(ウエンツ)さすが。
私もよく冷凍食品をねスーパーに買いにいくんですけども家に帰ってからですね買ったの忘れちゃってキッチンにそのまま置いといてなんかそのまんまダメになって失敗した経験ありませんか?やっぱりそうですよ。
冷凍食品はちゃんとね…。
(観客の笑い)
(サニー)こんにちは。
(きみまろ)ご紹介いたします。
ドイツからおいでになったジェナさん。
ごあいさつお願いします。
(ジェナさん)グーテンターク。
(きみまろ)グーテンターク。
日本の冷凍食品を食べた事はありますか?
(ジェナさん)あります。
(きみまろ)枝豆ですか。
(ジェナさん)ドイツ人なので日本人は絶対やらないかもしれませんけど…。
(サニー)やるわ!
(観客の笑い)冷凍食品はドイツでなんと言うのか?ドイツ語だとティーフキュールコスト。
ティーフクル…コースター。
ティーフキュールは「冷凍」っていう意味でコストは「ご飯」という意味。
ティーフキュールコスト。
(ジェナさん)格好いい。
(サニー)全く新しい言語に聞こえますね。
「冷凍食品売り場はどこにあるんですか?」ってなんて言うの?ヴォーベフィンデットゥズィッヒディーティーフキュールコスト。
(サニー)ちょっと待って。
(ジェナさん)ヴォー。
(きみまろ)ヴォー。
ベフィンデットゥ。
ベフィンデットゥ。
(きみまろ)ヴォーベフィンデットゥ。
ズィッヒディー。
(きみまろ)ズィッヒディー。
(ジェナさん)ティーフキュールコスト。
(きみまろ)ティーフキュールコスト。
(ジェナさん)完璧です。
そういう風にしゃべりながらうろうろしてるわけね?
(一同笑い)このあと海外のプロが日本の冷凍グラタンを視察。
電子レンジの加熱で均一に火を通すため具材となるエビにも細かく気を配っています。
(島崎さん)どうぞ。
果たして海外のプロも驚いたエビの下処理の職人技とは?更にこのあと調理に失敗しない日本の独自進化油を引かずに焼ける冷凍ギョーザを視察。
海外のプロも超ビックリ。
(ネイサニエルさん)すごい熟練技ですね。
海外冷凍食品大国のプロが日本の冷凍食品を視察。
均一に仕上げるため具材となるエビにも細かく気を配っています。
(島崎さん)どうぞ。
(伊集院)「どうしたの?レナートさん」
(島崎さん)こんにちは。
(作業員一同)いらっしゃいませ。
視察団の2人が驚いたのは冷凍グラタンの具の1つであるエビの選別作業を10人以上の作業員が手作業で行っていたため。
(島崎さん)今どういう選別をしてるかですねちょっと貸してくださいね。
(島崎さん)これですね。
(島崎さん)小さい時はこれを使いますね。
おいしく食べられるよう食感はもちろん均一な仕上がりに影響を及ぼす可能性のあるものは熟練の作業員が全て目視でチェック。
手作業で1つ1つ取り除いているのです。
(レナートさん)あの…。
私たちもエビの選別を見たあとは…。
これから
(島崎さん)マカロニをここで混ぜてます。
電子レンジ調理で加熱ムラを起こさないためこの工程にも人の手による丁寧な技があります。
マカロニは事前にやや硬めにボイルしたものを使用。
そして…。
ここでですね…。
ホワイトソースとボイルしたマカロニを混ぜる作業は熟練したスタッフが手作業で行います。
実はこれも均一な加熱を実現させる工夫。
マカロニとソースを偏りがないよう混ぜないと均等に火が通らない場合があります。
マカロニの空洞の中までしっかりソースが入り込むよう手作業で混ぜ合わせているのです。
盛り付けではこんな作業があります。
(ネイサニエルさん)エビはエビのトッピングはスタッフが手作業で1つ1つ行いエビが偏った配置にならないようにします。
こうする事で電子レンジで加熱する際均一に熱が通りおいしく仕上がるのです。
するとイタリアの冷凍食品会社の社長レナートさんここである事に気付きました。
そうです。
エビのトッピングを手作業で行う事で先ほどの選別で見逃された異物などがないかもここで改めてチェック。
二重のチェックで品質を保っているのです。
具材を全て投入したあとは…。
でっぱりを上から押さえ平らに仕上げて電子レンジの調理で加熱ムラが起きないようにしているのです。
視察中アメリカの冷凍食品のプロネイサニエルさんからこんな質問が。
ネイサニエルさんが気になったのは本来オーブンなど外側からの加熱で生じるはずの焦げ目が食品内部から加熱する電子レンジ調理で出来ていた事。
(島崎さん)それはですね…。
メイラード反応とは…。
肉やパンを焼いた時に色香り食感が変化するのも一部メイラード反応によるものです。
こちらの冷凍グラタンでは電子レンジの加熱だけでこのメイラード反応を起こす技術を開発。
そのためオーブンを使わなくてもこんがりとしたきつね色に仕上がるのです。
続いては冷却の工程です。
こちらで…。
グラタンはこちらのトンネルの中でマイナス40度の冷気を当てて冷凍されます。
イタリアの冷凍食品会社社長レナートさん気になるものが…。
グラタン同士の間隔を空ける事で冷気がしっかり行き渡るようにしているのです。
冷凍食品会社を経営するレナートさん。
効率よく冷凍出来るシステムに興味津々です。
こうして冷凍されたグラタンはスタッフによる目視でチェック。
フィルム包装異物検出機などによる検査の工程などを終えてから梱包箱詰めをして出荷します。
日本の冷凍グラタン製造現場を視察したら調理に手間のかかるグラタンを電子レンジで失敗なくおいしく仕上げられるようさまざまな工夫をしていた。
海外冷凍食品大国のプロが日本の冷凍食品技術を視察。
続いては…。
冷凍ギョーザの製造現場。
視察団が訪れたのは群馬県にある冷凍食品メーカーの工場。
案内役はギョーザの開発を担当している多田さんです。
ここからの視察ポイントは3つ。
1つ目は…。
こちらは普段商品開発に使われる工場内にあるキッチン。
まずは冷凍ギョーザと普通のギョーザ両方用意しました。
こちらの工場で製造している冷凍ギョーザを食べる時の調理方法はこう。
(多田さん)ふたをするだけです。
普通のギョーザはフライパンに油を引いてからギョーザを入れ水を加えて蒸し焼きにするのが一般的な焼き方ですが…。
こちらの冷凍ギョーザは油や水を使わずに焼く事が出来て…。
じゃあ5分経ちましたのでここで焼き上がりを見せていきたいと思います。
よろしいですか?5分ほどで完成します。
視察団は普通のギョーザから試食。
(伊集院)「うまそう。
これうまそう」続いて冷凍ギョーザの試食。
海外の冷凍食品のプロ視察団が注目したのは失敗しにくい調理法で簡単においしいギョーザが作れる事。
ギョーザは焼くだけでも油や水を入れての加熱にコツが必要です。
うまく出来ないと皮が破れ肉汁が流れ出してしまう事もありますが…。
日本で人気のおかずでもあり家庭でいつでも手軽に焼き立てを食べられるよう年々冷凍ギョーザの技術が発達。
むしろ冷凍食品ならではの工夫で誰が作っても失敗しないよう進化を続けているんです。
視察団一行は衛生チェックを受け作業現場へ。
それでは
(多田さん)奥側は…中は見れないんですけども見ていただいてもいいですか?こういうマシンですね。
(多田さん)なぜ真空でやるかというと…。
今回私どもの会社では…。
ギョーザの皮は材料を均一に練って作らないと部分的に強度の差が生まれ焼いた時に破れやすくなる事があります。
そのためしっかりと均一に仕上げる事の出来る真空装置が付いた機械を導入しています。
生地の原料となる小麦粉に空気を含んでいると水を加えた時粒子の固まりの内側まで水分が入っていきづらいのですが…。
真空状態で水を加えると小麦粉の粒子の隙間にまで水分が満遍なく行き渡るようになります。
すると食感がモチモチとするだけでなく生地全体が均一な強度になり冷凍処理やフライパンで調理しても皮は破れにくくなるのです。
続いて向かったのは…。
「5000玉!」
(ウエンツ)「5000玉」
(ネイサニエルさん)でも…。
熟練のスタッフが芯を取り除きざく切りにしたキャベツは洗浄し機械でみじん切りにします。
続いて肉野菜などの具材を混ぜていきますがこの工程にギョーザをジューシーに仕上げる工夫があります。
(多田さん)ここは…。
先にミンチの豚肉と鶏肉に塩などの調味料を加えてよく混ぜその後キャベツタマネギニラなどの野菜を加えます。
この順番で混ぜる事で肉汁を閉じ込め調理に失敗する事なくジューシーに焼き上がるのです。
(多田さん)次にご案内するのはこの工程です。
ギョーザの皮で具を包んでいきます。
(坂上)「落としてるんだ」
(伊集院)「楽しい。
なんか楽しい」
(多田さん)初めのところはゆっくりした速度で…。
(多田さん)…っていうのが焼き上がりの時の中身のジューシーさとか肉汁が出る感じにつながります。
こちらの工場ではギョーザの耳がずれたり開いたりしにくいよう特別に設計した金型を使用。
長年の研究進化により冷凍や加熱調理の際にも耳が開いて調理に失敗してしまわないような包み方を開発しているのです。
こうしてあとは焼くだけで食べられるという状態になってから冷凍する前に行っている工夫があります。
(多田さん)長く冷凍食品って1年間持ちますけれども安定した品質を長く保ってかつおいしい品質にさせるために1回蒸しっていう工程を入れています。
こちらの工場ではギョーザを冷凍する前に一度蒸して熱を加えています。
実はこれも調理に失敗せずおいしくギョーザを焼ける冷凍ギョーザに必要な工程。
ギョーザを蒸すと皮の小麦粉に含まれるでんぷん質が変化。
小麦粉の粘度が増し破れにくい皮になります。
また一度熱を加える事で具材の品質劣化を防ぐ事が出来るためおよそ1年間の賞味期限も可能にしているのです。
日本の冷凍ギョーザ製造現場を視察したら調理に失敗せず簡単においしく焼けるようにするため皮の作り方や具材の混ぜ方に細かな工夫をしていた。
このあと冷凍ギョーザだからこそ実現した水も油も使わずにおいしく焼ける秘密を視察。
(ネイサニエルさん)日本独自の方法なんですね。
(拍手)ギョーザってこう焼くのも難しいじゃないですか。
それも解決してくれましたよね。
ギョーザをちゃんとうまく焼くっていうのは難しいからね。
(ウエンツ)美月ちゃんいかがでした?キャベツが手作業なんですね今回は。
キャベツは手作業で切ってましたからね…。
いらない部分が動物の餌にちゃんとなるのはすてきだなと思いました。
そうですね。
肥料だとかね動物の餌とかにね。
外国人の皆さんに聞いてみましょうね。
ウーヴェ。
ドイツ人が多分ギョーザ大好きと思うんですよ。
なぜならビールと合うんですよ。
ビールと合うからね。
冷凍ギョーザは本当に作りやすくて失敗なかなか出来ないです。
ただ入れるだけなんですよね。
まあそうね。
それがすごく便利なんですよ。
さあここからは皆さんの国ならではの冷凍食品について聞いていきたいと思います。
ニコラフランスならではの冷凍食品は?
(ニコラ)フランスならではの冷凍のものだっていえば…。
あーエスカルゴか!
(ニコラ)カタツムリね。
そのまま売ってるんですよね。
あの殻の中にもうちゃんと入っててそれをオーブンで焼いてそれ自分で別に作ったガーリックソースだったりとかバターのソースだったりとか…。
それはまた別で作って?
(ニコラ)そうなんです。
それで食べるんですね。
へえ。
ウルリカ。
スウェーデンならではの冷凍食品はありますか?スウェーデンはザリガニ。
ザリガニ。
ああザリガニ好きだよね。
(ウルリカ)もう8月はザリガニの解禁の時期なので。
鬼のように食うんだよね。
(ウルリカ)大勢でパーティーをしますから。
なので結構冷凍のザリガニはもう塩ゆでもされてるものなので解凍してそのまま食べて。
(坂上)エビとやっぱ味違うんですか?
(ウルリカ)似てます。
ただ身が少ないんですねザリガニ。
おなかいっぱいになるというよりはとにかく一生懸命食べてウォッカ飲んでビール飲んで歌ってまた食べてまた飲んでっていう繰り返し。
ザリガニのパーティーの時だけは必ずこの帽子。
必ず。
さあアーニャ。
ロシアはどうですか?
(ウエンツ)ブリニ?ブリニ?ロシア風クレープなんですけど。
クレープ?ああうまそうだな。
食べたくなってきちゃうね。
果たしてロシア風冷凍クレープとは?更にこのあと油を引かずに上手に焼ける冷凍ギョーザの秘密を徹底視察します。
(伊集院)これがすげえんだよな。
そういう事か。
さあアーニャ。
ロシアはどうですか?
(アーニャ)ロシア風クレープなんですけど。
クレープ?
(アーニャ)中身もあります。
お肉とかジャムとか入っているブリニもあります。
そっか。
じゃあ甘いデザートっぽいのもあれば…。
(アーニャ)そうです。
ちゃんとした料理もあります。
作り方はですねやっぱりフライパンにあの…。
(サニー)油引いて?
(アーニャ)そうですね。
油引いて焼かないといけないですね。
(アノーラ)これすごいおいしいんですよ。
上からジャムをかけて。
ジャムかけて?オススメですね。
デザート…スイーツだ。
あれはもう…朝ご飯に食べるんですよね。
ああうまそうだな。
食べたくなってきちゃうね。
うまそう。
冷凍食品を語るうえで外せないのが日本の食品を凍らせる技術でございます。
皆さんの家庭にいるご主人いらっしゃるでしょ?おやじギャグばっかり言ってる人。
それを言ったためにね…。
(観客の笑い)そういう技術を持った旦那様がいらっしゃいます。
(拍手)
(きみまろ)はいご紹介してまいりましょう。
アメリカからいらっしゃいましたセリーナさんでございます。
ハロー。
では女性の方に聞いてみましょうね。
冷凍食品はアメリカではなんと言うんですか?フローズンフード。
(きみまろ)フロー…フローズンフード。
フローズンフード。
(きみまろ)フローズンフォード。
フローズンフード。
(きみまろ)フローズンフード。
(セリーナさん)オーケーグッド。
グッドグッド…。
ちょっと上上げるのね。
フローズンフード。
(観客の笑い)「冷凍食品の売り場はどこですか」というのはアメリカではなんと言うんですか?ホエアイズザフローズンフードセクション。
うまいねえ。
(サニー)セリーナさんちょっと各駅電車っぽくして。
これがあなたが今しゃべってるスピードっていうのは普通のスピード…それぐらいでしゃべってるわけね。
はい。
(きみまろ)もう1回言ってみて。
ホエアイズザフローズンフードセクション。
ウェイイズアフローズンフードセクション。
(サニー)先生なんか全く新しい言葉が生まれましたね。
ホエアイズザホーズンフードセクション。
(セリーナさん)フローズン。
(きみまろ)フローズン。
ホエアイズザフローズンフードセクション。
(サニー)ああいいですね。
すばらしい。
素質はあるね。
(サニー)そうですか…。
海外冷凍食品大国のプロが日本の冷凍ギョーザを視察。
通常ギョーザを焼く際油の量や水を入れるタイミング火加減を間違えると…。
皮が破れたり焦げ付いたりして失敗しますが…。
こちらの工場で作っている冷凍ギョーザは水と油を使わず簡単においしく焼く事が出来ます。
ここからはそんな冷凍ギョーザ製造の仕上げです。
具材を包んで一度蒸したギョーザは…。
(多田さん)これが今凍結されて出てきたギョーザですね。
これは実際に成型されてすぐの状態のものなのでこれ比較していただけるとよくわかるかな…。
この段階でギョーザの焼く面に何か厚みのあるものが付いています。
これが…。
果たしてここに隠された工夫とは…。
更に
(レナートさん)色を見ただけで驚きました。
お寿司も冷凍保存出来る?海外のプロも超ビックリ!信じられない。
マジで?
(多田さん)これは実際に成型されてすぐの状態のものなのでこれ比較していただけるとよくわかるかな…。
油と水を使わずに簡単においしく焼ける秘密が冷凍ギョーザの焼く面にあります。
ギョーザのこの部分。
ここは油と水そして独自に開発した成分で出来ています。
冷凍ギョーザを調理する際細かく計算した1個当たりに必要な分量の水と油をギョーザの焼く面に付ける事で…。
調理に失敗する事なくギョーザを焼く事が出来るのです。
実際に焼いて熱を加えると…。
間もなくして液体が溶け出てきました。
これが油と水の役割を果たしています。
この発明のおかげでパリッと焼けモチモチの食感まで簡単に再現出来るのです。
こうして進化し続ける冷凍ギョーザは日々出荷しています。
日本の冷凍ギョーザ製造現場を視察したら調理に失敗する事なくおいしく焼けるようギョーザ1つ1つに必要な油や水分まで組み込む独自の製造技術を開発していた。
海外冷凍食品大国のプロが日本の冷凍食品技術を視察。
続いては寿司を保存出来る冷凍技術。
海外の冷凍食品のプロ視察団がやってきたのは千葉県にあるこちらの会社。
案内役は社長の大和田さんです。
ナイストゥミートユー。
ナイストゥミートユー。
よくいらっしゃいました。
(大和田さん)どうぞ。
こちらで改良を重ねた最先端の技術で冷凍保存していた料理を解凍しました。
はい。
(大和田さん)どうぞ。
ありがとうございます。
(通訳)ディスイズフローズントゥーイヤーズアゴー。
多くの食材は一度冷凍すると質が変化し解凍した時には味が変わっていますがこちらの冷凍技術は食品を冷却する事による質の変化を極限まで減らすよう研究が進んでいます。
では最先端技術で冷凍したものはどれだけ品質を維持する事が出来るのか実験。
マグロの握り寿司を最先端技術の冷凍庫と一般の業務用冷凍庫の中で1つずつ冷凍。
2時間後冷凍した2つの握り寿司を同時に常温解凍します。
果たしてその結果は…。
すばらしい。
(レナートさん)これは衝撃的ですね。
すげえな。
海外の冷凍食品のプロが日本の冷凍技術を視察。
マグロの握り寿司を最先端技術で冷凍したものと一般の業務用冷凍庫で冷凍したものを常温解凍し品質の変化を比べます。
まずは一般の業務用冷凍庫。
このように一方最先端技術を用いた方は…。
ドリップがほとんど出ていません。
一度普通に冷凍すると解凍した時に魚から水分とともにうまみ成分も多く流れ出てしまいますが最先端技術で冷凍すると解凍しても元の状態をかなり保つ事ができ味の劣化が少ないのです。
その最先端技術を導入した冷凍庫を実際に視察。
(大和田さん)凍らせるという技術の…。
こちらはマイナス35度以下で急速冷凍出来る冷凍庫。
実はこの冷凍庫にこれが…。
(大和田さん)それを見ていただくと大体わかると思います。
(伊集院)「動いてるよ」「何?どういう事?」冷凍庫の中で発生している磁界とともにマイナス35度以下の低温で一気に冷凍。
これが食品の品質を保つ最大のポイント。
通常生魚などを冷凍すると細胞の中の水分が凍っていき氷の結晶が出来ます。
すると氷の結晶が細胞を傷つけ解凍した時に水分やアミノ酸などが流れ出し肉質が劣化。
変色したり風味やうまみが損なわれてしまいます。
しかし磁界を発生させながら冷凍すると細胞の中の水の分子が振動しながら凍るため大きな氷の結晶が出来にくくなります。
すると細胞はほとんど傷つかず解凍しても食べ物の味が大きく変わる事がないのです。
そのためこの最先端技術を用いて冷凍した食品は解凍の仕方によっても質があまり変わりません。
こちらでは冷凍技術の研究のため最先端技術を用いて冷凍した食べ物を何年も前から保存しています。
例えばこちら。
(ウエンツ)「えっ?まさか…」どれくらい新鮮さを保っているのか。
4年前のタコを解凍。
最先端技術を用いて冷凍した4年前のタコ。
最先端の技術で4年前に冷凍したタコを解凍。
この
(伊集院)「すげえ」すごい。
「すごいよな」
(伊集院)「これすげえな」現在この最先端冷凍技術を導入するホテルレストランなどが徐々に増えています。
日本の最先端冷凍技術を視察したら握り寿司など生の食材も大きく味を変えずに保存出来る冷凍技術があった。
(拍手)もはやSFですよ。
これはすごいですね。
だってさタコのさ…。
(伊集院)4年前の。
4年前のタコが30分解凍したらもう吸盤吸い付くってさ…。
坂上君いかがでした?はい。
もう何に驚いたかって2時間冷凍食品をフィーチャーしといて…。
本当だよ。
おなか減っちゃったよね。
ビックリしちゃって。
さあここで山本美月ちゃんからお知らせがございます。
(山本)はい。
あの『陰陽師』が再びドラマとして映像化される事になりました。
私は青音という白拍子の役で登場します。
舞のシーン頑張ったのでぜひ注目して見てください。
明日のよる9時放送です。
明日よる9時から『陰陽師』見てください。
こうして全ての視察を終えたイタリアの冷凍食品会社社長のレナートさんは最後にこんな事を。
私が今回の視察で感じたのは日本の冷凍食品工場がどれもよい商品を作るために徹底しているという事です。
イタリアも見習うべき点がたくさんあるなと思いました。
2015/09/12(土) 18:56〜20:54
ABCテレビ1
世界が驚いたニッポン!スゴ〜イデスネ!!視察団 2時間スペシャル[字]
海外のプロが日本の「冷凍食品」を視察!冷凍炒飯をパラパラにする技術、水も油も使わずパリパリでジューシーに!冷凍餃子の秘密▼爆笑問題、ウエンツ瑛士、綾小路きみまろ
詳細情報
◇番組内容
海外のプロが日本の「冷凍食品」を視察!日本と海外の違いとは!?様々な冷凍食品の工場を視察すると…
冷凍チャーハンをパラパラの食感にできる技術とは?▼水も油も使わずパリパリでジューシーに!冷凍餃子の秘密▼焦げ目までつけられる!冷凍エビグラタン▼食品の味が落ちない!?最新の冷凍システムなど、細部までこだわり抜いた日本の冷凍食品の工夫と技術が明らかに!日本人も知らなかった情報満載の2時間スペシャルです!
◇出演者
【MC】爆笑問題(太田光・田中裕二)、ウエンツ瑛士
【番組ナビゲーター】綾小路きみまろ
【ゲスト】伊集院光、坂上忍、山本美月
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/shisatsudan/
ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
バラエティ – お笑い・コメディ
バラエティ – その他
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