(隼翼)よう有宇歩未。
久しぶり。
ピッ
(携帯操作音)
(古木)もしもし。
(歩未)あの…どちらさまで?
(乙坂有宇)僕たちの兄さんだよ。
(隼翼)訳あってお前たちから俺という兄がいる記憶を消させてもらった。
(歩未)本当に?どうしてでしょうか〜?
(隼翼)うんいろいろあったんだよ。
みたいだね兄さん。
うん…。
えっ?えっ!?
(隼翼)有宇ついにお前は略奪により奪い去った能力を自覚して使った。
だから歩未と共に来てもらった。
どのみち僕はここにやってきていたのか。
都合がいい。
(隼翼)どういうことだ?兄さん実は…。
(隼翼)俺のタイムリープを使ってか。
それはよくやってくれた。
でこれからどうなるの?兄さんと一緒に帰れるの?
(隼翼)むしろ逆だ。
お前はどんな能力でも奪い去れる最強の能力者だ。
しかもタイムリープの力まで持ってしまった。
それはあまりに脅威だ。
何が言いたいんだよ。
お前の能力を利用しようとする組織はいくらでもある。
これまでどおりの暮らしは送らせられない。
その能力が消えるまでここで過ごすんだ。
ここ?
(隼翼)ああ。
お前はすでに知っているかもしれないがここは俺たちが作り上げた特殊能力研究施設だ。
いわばこの日本でいちばん安全な場所。
(隼翼)ついてこい。
(堤内)ん?これはこれは。
よくおいでなさった。
(隼翼)そのじいさんが研究チームの主任堤内先生だ。
(心の声)≪知ってる。
あのとき助けてくれた人だ≫ここは?
(堤内)この先能力を二度と発症させないワクチンを作っている研究施設だ。
ワクチン?僕らは病気なのか?
(堤内)そう。
まさに特殊能力は病であるから次地球上に粒子を振りまかれる前に全世界の人々に投与すべきものだ。
粒子?シャーロット彗星という長期彗星をご存じかな?あっ!あゆ知っているのです〜。
(堤内)おお〜よほどお星様がお好きなのかな?
(歩未)はい!天体観測が趣味なのです〜。
(堤内)うんうん。
シャーロット彗星は75年の周期で地球に接近する。
そのとき未知なる粒子が地球に降り注ぐことになる。
そして粒子を吸った者がいちばん多感な時期になると特別な力を生む。
脳神経にまで潜り込んでいた粒子が眠り続けているはずの領域を揺り起こしてな。
それがこの能力の原因…。
(堤内)例えば約400年前にも大接近して大量の粒子が注がれヨーロッパではその粒子を吸った者の一部が特殊な能力を持つ魔女となった。
そして能力を恐れた人々によって魔女狩りが行われ数万人の能力者が虐殺された。
その彗星が約12年前にまた大気圏をかすめ特殊能力を持つ若者が次々と現れた。
有宇俺たちのことだよ。
えっ?
(堤内)今後そのようなことが起きないようワクチンを作っておる。
日本ではすでに製造が始まった。
じゃあこれでもう安心なんだね。
いや守られているのは俺が統率するこの日本だけだ。
いまだ魔女狩りは行われている全世界でな。
でもそれは僕たちに関係ないんじゃ…。
そんなのんきな話があるものか。
えっ?
(隼翼)海外の能力者たちは結束しいつ世界の情勢を覆すテロを起こすか分からない状況なんだよ。
ワクチンは?
(隼翼)感染者はそれで抑えられるがすでに能力が発症している人間には効かない。
じゃあ特効薬を作ればいいじゃないか。
(堤内)乙坂君君の頭は切れるが弟さんの方はそうでもないようだね。
ええ〜…。
(隼翼)新薬を作るにはとても長い年月が必要なんだ。
これからの世界はどうなるか分からない。
けどお前らのことは俺が守ってみせる。
分かった。
けどせめて歩未に兄さんの記憶を取り戻させてほしい。
(隼翼)不可能だ。
どうして?僕は取り戻せたじゃないか。
(隼翼)なぜお前だけが記憶を取り戻せたのか分からない。
何か大きな要因があったのかそれとも偶然なのか。
どちらにせよ今の俺たちには無理だ。
そんな…歩未がかわいそうじゃないか。
んん〜?
(隼翼)今日からまた兄妹としての思い出を作っていくとするよ。
歩未。
ん?俺がお前たちの兄隼翼だ。
目が不自由だけどよろしく。
う〜ん…。
じゃあ隼お兄ちゃんでよろしいでしょうか。
ああ。
≪受け入れ早っ!≫ふふっ。
(隼翼)学校の友達とはしばらく会えないけどこいつらがお前の友達だ。
そして能力者でもある。
(歩未)乙坂歩未です。
よろしくお願いします〜!
(前泊)こちらこそよろしく。
(目時)よろしくね。
七野試しに壁抜けしてあげたら?
(七野)いいだろう。
腰を抜かすなよ。
んんっ!
(歩未)うわっ。
わぁ〜お!すごいのです〜!
(目時)ふふっ。
ここのレクリエーションルームは充実していて楽しいものいっぱいあるよ。
(歩未)音楽とかハロハロとか聴けますでしょうか?
(目時)もちろん。
(歩未)やった〜!ははっ。
(隼翼)勉強は俺が教えてやるからな。
(歩未)は〜い!
(目時)歩未ちゃんは偉いね。
・
(歩未)ありがとうございます〜。
≪なんか僕だけ距離を置かれてる気がする≫
(七野)んんっ!はぁはぁはぁ…。
あれ?もう誰もいない…。
(隼翼)1度目を文永の役2度目を弘安の役という。
(歩未)なるほど〜!んん…。
(目時)あなたシスコンなの?えっ!?あっ!いや特には…。
(目時)動揺してるじゃない。
お兄さんにあゆちゃんを取られちゃったもんね〜。
そんな…ことはない。
じゃあこっちにつきあってもらえる?えっ?私の代わりに打って。
打つ?≪よしいいとこがきた!≫リーチ!
(熊耳)ロン。
役々小三ホンイツトイトイドラ3親の3倍満3万6000。
ええ〜!
(目時)すごい!東一局で飛んだ人初めて見た。
(熊耳)下っ手くそだなお前。
ほんとに隼翼の弟か?くそっもう一回頼む!
(熊耳)いや…。
ん?
(熊耳)見つかったから抜ける。
(前泊)いつもながら唐突ですね。
(熊耳)まあ自分で選んで探せるわけでもなく無作為がすぎる。
都合よくどこの誰が今能力者になりましたって分かれば楽なんだがな。
えっ何が見つかったって?
(熊耳)特殊能力者に決まってるだろ。
≪水はかぶらなくてもよかったのか≫ん?ということは生徒会へ?
(熊耳)ああ。
僕もついていっていいか?
(七野)バカ!いいわけあるか。
(目時)あなたはいちばん外に出てはいけない能力者なのよ。
自覚がないの?そうか…そうだったな。
≪友利どうしてるかな≫≪って…なんであいつのこと考えてんだよ≫バタン
(車のドアの音)
(熊耳)星ノ海学園まで頼みます。
ん?古木さんどうかしました?
(古木)いや…大丈夫だ。
ん?なぜ曲がらなかったのですか?古木さん?
(古木)すまん熊耳…。
俺はお前を別の場所に連れていかなくてはならない。
家族が…家族が脅されてるんだ。
えっ…家族がいらっしゃったのですか?いたと知れたら組織を辞めなくてはならない。
それが規則ですから。
俺はお前たちのOBとして手伝えることに誇りを持ってたんだ。
許してくれ。
ふぅ…。
≪ったく…厄介なことになりそうだ≫
(古木)ここだ。
ついてきてくれ。
(熊耳)はい。
(古木)おい連れてきたぞ!≪さて…≫Welcomemightyone.「ようこそ超能力者さん」。
異人さんか…やれやれ。
もういいだろ!家族を返してくれ!まだだ。
もう一度働いてもらう必要がある。
また連絡するから出ていけ。
(古木)話が違うじゃないか!Wouldyouwanttomeetyourfamily,right?「家族と会いたいんだろ?」。
そんな…。
くっ!すまん…。
(熊耳)いいっすよ。
古木さんはご家族のことだけ考えてください。
(古木)すまん!Makesurehedoesnotdie.ふん!うっ!ぐはっ!ふん!
(熊耳)うっ!
(熊耳)あっ…。
(熊耳)≪なんだここは?≫≪頭がフラフラする…≫
(熊耳)≪自白剤でも打たれたか≫
(熊耳)俺から何を吐かせるつもりだ?お前が把握している超能力者全員の情報。
ふっ言うかよ。
ふん!ふっ!ううっ!うっ…。
ぐはっ!ぐおっ…。
はぁはぁはぁ…へへへっ。
歯がなくなるじゃねぇか。
この年で総入れ歯かよ。
うっ!うぅ…ああっ…うわぁ〜〜!!
(熊耳)何もかも吐いちまったのか俺は…。
うっがはっ!ごほっ…あぁ…。
すまねぇ隼翼。
・コツコツコツ…
(足音)パキッ
(友利奈緒)あっ!ピピピピッ…でやっ!ぐおっ!・コツ…はっ!バキッ!ああっ!うぅ…。
はい。
この国で超能力者を束ねている人ですね?≪日本人じゃない≫だとしたらなんだ?この国最強の超能力者を熊耳から教えてもらいました。
≪熊耳が!?海外のテロに巻き込まれたか≫熊耳は?命に別状はないです。
ただ爪と歯はありません。
≪なんてこった…≫目的はなんだ?乙坂有宇が欲しいです。
ふざけるな!友利奈緒という超能力者を誘拐しました。
友利と熊耳引き換えに彼を下さい。
(隼翼)場所は?古木が連れてゆきます。
(隼翼)古木さんが?乙坂有宇一人で来てください。
あなたたちのことは古木や熊耳から聞いています。
この作戦はかなり前から計画されたもの。
もし計画がずれれば過去に戻って運命を変更したものと見なし古木の家族を殺します。
では。
プツッ
(電話が切れた音)≪そこまで…≫通話古木さんへ。
(呼び出し音)
(古木)乙坂か…。
古木さん大丈夫ですか?
(古木)脅されていたんだ。
すまない…。
≪やっぱり≫
(隼翼)いつから脅されていたんですか?
(古木)学園設立に向けて動きだしたころから。
≪そいつは厳しいな≫
(古木)しゃべったら家族の命はないと…。
自殺も考えた。
でも家族を残しては…。
だから…だからこんなことに!
(隼翼)俺の判断のせいです。
古木さんが自分をさいなむ必要はありません。
ご家族は助けてみせます。
(古木)本当にすまん。
(前泊)ついに日本にも…ですか。
(七野)しかしどうして熊耳が?
(隼翼)古木さんが脅されている。
(目時・前泊・七野)えっ?俺の過ちだ。
あの人には家族がいたが黙認してしまっていた。
(前泊)そんなところから相手は…。
だとしたら古木さんが脅されるより前に弟さんをタイムリープさせれば?学園設立の前から脅されているとなると俺たちが同じ道をたどれるかどうか。
この組織ごとなくなってる可能性があるってことか。
リスクが高すぎますね。
(七野)じゃあまず弟に熊耳を助けさせれば?そうなると古木さんのご家族が犠牲になる。
連中はその異変に気付けるように動いている。
(目時)じゃあ弟さん以外の能力者で…。
相手は有宇一人で来いと言っている。
下手すれば捕まっている全員が犠牲になる。
(前泊)打つ手なしじゃないですか。
(目時)ふぅ…。
(七野)むしろ弟一人で行かせた方が勝機があるんじゃ…。
(目時・前泊)ん?相手も能力者だろうから能力を奪える。
もし失敗したとしてもタイムリープ能力で今の時点からやり直しができる。
それなら異変は生じないから相手もタイムリープしたとは気付かない。
有宇に懸けるしかないか。
あっ…。
(熊耳)≪あられもない…なんて姿だ≫くっ!んんっ…ふん!ううっ!友利が人質!?寮の警備員が何人もやられた。
間違いなく海外から来たプロだ。
武装もしているだろう。
そこに僕一人で行けと?
(隼翼)お前ならできる。
大丈夫だ!まずそこにいる相手全員の能力を奪い武器を捨てさせろ。
できるよな?隠れていない相手であれば…。
相手はお前が欲しいんだ。
お前を殺すようなことは絶対しない!だがもし捕まったり奈緒ちゃんや熊耳が危険にさらされることになればタイムリープ能力を使って今この時点に戻ってこい。
作戦を立て直す。
んん…。
(隼翼)あと興奮だけはするな。
崩壊の能力が発動しお前自身の命も危うくなる。
有宇分かったな!何なんだ…。
有宇?何なんだよ!僕にそんなことができるはずないだろ!一個人でどうこうできるような問題じゃない。
僕はズルをしていい点を取っていただけのただのカンニング魔だ!自分のことしか考えてこなかった嫌なヤツだ!みんなからいい目で見られたかっただけの卑しい人間だ!!そんな僕に…何が!落ち着け!俺の心音を聞け。
それだけに集中しろ。
はぁはぁ…。
落ち着いたか?うん…。
すまん焦り過ぎていた。
まずいと思ったら今この時間へタイムリープだ。
それだけ覚えておいてくれ。
まだ時間がある。
冷静に考えてみてくれ。
(回想)しっかしルックスだけでモテそうなのにカンニングしまくって秀才まで演じる必要があったのでしょうか?≪ひどい出会いだったな≫捜査に決まってるっしょZHIENDのPVを撮るのが夢なんっすだから私はあなたが立ち直るまで付き添うそう決めたんです≪歩未のときもそうだった≫≪失ってから気付いちゃ遅いんだ≫≪友利を絶対に救う≫決めたよ。
(隼翼)腹をくくったか。
うん。
(七野・前泊・目時)あぁ…。
(隼翼)俺たちもあとから追う。
お前は一人じゃない。
何かあればすぐ救出する。
ああ。
あなたが古木さんですか?
(古木)ああ。
乗ってくれ。
連れてきた!≪視界にいるのは…二人だけか≫≪だが大人だ。
能力者じゃない≫では約束どおり家族を解放しよう。
Hey,takethis.あっ!はぁはぁ…。
マンションの鍵だ。
場所は札に書いてある。
すまない…こうするしかなかったんだ!≪行こう≫≪丸腰!?≫気が済みましたか?友利は!?この真下です。
地下に二人ともいます。
今すぐ二人を解放しろ!はっ!ザシュ!えっ?うわぁ〜〜!!うわぁ〜!ああぁ〜〜!≪まずい…タイムリープを!≫えっ?んんっ!・It’spointless!過去に戻る超能力を使えなくした。
やはり片目では不可能。
うおぉ〜〜!崩壊の超能力を使うと地下にいる二人は助からない。
≪くそっ!≫
(2人)あっ…うわっ!はあぁ〜〜!!ドスッ!はっ…うわぁ〜〜!!うわああ〜〜〜!!パリン!ドドドドッ…Shit!Thatwasn’tnecessary.Hurryhurryhurry!あああ〜〜〜!!はぁはぁ…。
くっ!まずいです…崩壊が起きてます。
(七野)タイムリープをしてないのか!?
(目時)みたいだけど…。
どうすんの!?・ドドーン…
(一同)あっ!ドドォーーン!そんな…。
(目時)ぼう〜っとしてる場合!?助けに行かなくっちゃ!
(前泊)はぁはぁ…。
(隼翼)あ…ああ!
(隼翼)どうなってる?
(前泊)絶望的です。
(七野)でも捜すしかねぇだろ!奈緒ちゃ〜ん!熊耳!有宇!
(目時)隼翼!
(前泊・隼翼)あっ!
(2人)うぅ…。
(前泊)主犯たちでしょうか?
(隼翼)目時頼む。
(目時)ええ。
あっ!あぁ…弟発見!寸前に念動力で防いだか。
大丈夫生きてる。
ただ…片目が潰されている。
だから飛べなかったのか…。
安全な場所まで運んでやってくれ。
(七野)ああ。
お前一人能力で助かって残り二人は死んでるなんてのはやめてくれよな。
≪どこだ?熊耳奈緒ちゃん≫・
(前泊)見つけました!二人ともです!
(隼翼)くっ!はぁはぁ…ううっ!はぁはぁ…。
(前泊)こっちです。
ああっ…。
熊耳!熊耳どこだ!?返事をしてくれ!熊耳!熊…あっ!あぁ…。
(熊耳)ううっ…はぁ…。
熊耳?うっ…隼翼か?もう…いいよな…。
(隼翼)熊耳ダメだ!俺が許さない。
お前はこれからも俺のそばに居続けるんだ!そいつは…無理な相談だ…。
ダメだ!俺は許さない…。
熊耳勝手に行くな!いなくなるな!
(熊耳)隼翼…やっぱプゥってあだ名うそ…だったんだろ…。
(七野)はっ…くっ!
(隼翼)熊耳…。
熊耳…あぁ…。
熊耳〜〜〜!!2015/09/13(日) 01:58〜02:28
MBS毎日放送
Charlotte(シャーロット) #11[字]
「シャーロット」▽惑い、巡り、繰り返す。青春と能力の日々を。▽「Angel Beats!」から5年ーー麻枝 准は次なる新境地へ!
詳細情報
番組内容
声の出演
(乙坂有宇)内山昂輝
(友利奈緒)佐倉綾音
(高城丈士朗)水島大宙
(西森柚咲・美砂)内田真礼
(乙坂歩未)麻倉もも
ほか
スタッフ
【原作・脚本】
麻枝 准
【キャラクター原案】
Na−Ga
【監督】
浅井義之
【キャラクターデザイン】
関口可奈味
音楽
【オープニングテーマ】
Lia「Bravely You」
【エンディングテーマ】
多田葵「灼け落ちない翼」
【音楽】
ANANT-GARDE EYES・麻枝 准・光収容
制作
【アニメーション制作】P.A.WORKS
公式HP
【番組HP】
http://charlotte-anime.jp/
【Twitter】@Charlotte_AB_
https://twitter.com/Charlotte_AB_
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
福祉 – 文字(字幕)
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