10時になりました。
ニュースをお伝えします。
豪雨の被災地で、新たに避難指示が出されました。
栃木県日光市は、今回の豪雨で土砂崩れが起きた市内の芹沢地区について、今後の天候によっては、新たに土砂崩れなどが起きるおそれがあるとして、きょう午前9時、26世帯52人に対し、避難指示を出しました。
けさ、栃木県栃木市の冠水した田畑で、水没した軽自動車の中から成人の男性と見られる1人が遺体で見つかり、警察は、豪雨の被害に遭ったと見て、身元の確認を進めています。
警察によりますと、きょう午前6時40分ごろ、栃木市内の冠水地域を見回っていた市の職員が、田畑の中で、白い軽自動車が水没しているのを見つけ、警察に通報しました。
警察や消防が車内を確認したところ、成人の男性と見られる1人が遺体で見つかったということです。
警察によりますと、これまでに周辺で行方不明になっている人の情報は入っていないということですが、近くの川の水が一時あふれたということで、警察は、豪雨の被害に遭ったと見て身元の確認を進めることにしています。
一方、堤防が決壊し、15人の行方が分からなくなっている茨城県常総市では、きょうも、午前7時過ぎから警察や消防、自衛隊など、およそ1800人の態勢で捜索を行っています。
きょうはヘリコプターを使って、上空から行方不明者を捜すほか、地域の住宅を一軒一軒回るなどして、住民の安否の確認を進めるということです。
また、消防による取り残された人の救助活動も続いています。
気象庁によりますと、被災した関東北部や東北南部は、午後は前線が通過する影響で大気の状態が不安定になり、夜にかけて、局地的に雷を伴って激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は、雨の降り方によっては、再び川の氾濫や土砂災害のおそれがあるとして、十分注意するよう呼びかけています。
次に、中東などからの難民が急増しているヨーロッパでは、各国で難民の受け入れを分担する案を検討していますが、賛成派と反対派の市民デモが各国で相次ぎ、域内の世論は二分しています。
難民の受け入れ反対を訴えながら、ご覧のように、大勢の市民がワルシャワの街を行進しています。
ポーランドの首都ワルシャワでは、およそ2万人が集まり、EUから新たに求められた9000人を超える難民の受け入れに、反対の声を上げました。
難民の受け入れには東ヨーロッパの国が反対していて、12日はスロバキアでも義務化に反対するデモが行われました。
一方、イギリスのロンドンでは、政府が5年間で2万人を受け入れると独自に示した方針では不十分だとして、数千人がさらに増やすよう訴えました。
デンマークやスペイン、ポルトガルでも人道的な立場から紛争地からの難民を積極的に迎えるべきだと、大勢の市民がデモを行いました。
EU・ヨーロッパ連合は、難民の受け入れ数を16万人まで引き上げ、各国で分担して受け入れることを義務づける案を、今月14日の内相会議で協議することにしています。
しかし、二分する世論を背景に、各国の主張の隔たりは深まっており、EUがどこまで一致した対応を打ち出せるか、予断を許さない情勢です。
では全国の天気、まず雲の様子です。
低気圧や前線に伴う雲が、西日本から北海道にかけて延びています。
日本海の沿岸には発達した雨雲があり、北海道では、1時間に10ミリ前後の雨が降っています。
きょうの天気です。
2015/09/13(日) 10:00〜10:05
NHK総合1・神戸
ニュース・気象情報[字]
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:24954(0x617A)