ダブル・ボギーがあった、上田、バーディーがあって、ここで上位3人が並びましたが、実は9番パー5、ここまでオールパーだったテレサ・ルーが取りましたよ。
もう積極的にツーオンを狙ってきて、奥のバンカーからだったんですが、1人バーディーとして当番組は同時入力のため、誤字脱字が発生する場合があります。
また、内容により字幕放送を中断させていただく場合があります。
最終日、最終組の3人が競り合う優勝争い、バックナインに入ってきました。
単独トップ、テレサ・ルー、イ・ボミ、上田桃子が10番の連続ボギーとして、現状3打差となっています。
この12番は入り組んだ海をこえていく、絶景、打ちおろし、名物のパー3です。
きょうは全体的に奥のピンの位置が多いんですけども、ここも左の奥なんですね。
距離合わせが大変です、ここは。
まずは、トーナメントリーダーのテレサ・ルーからティーショットを放っていきます。
風はどうでしょうか。
ここは海から吹き上げる状況もありますので。
アゲインストの風が多いんですけども。
そういうティーグラウンドの風感ではあります。
実測は185ヤード、ピン奥。
これ、マウンド、もう絶好の場所ですねこれは。
マウンドを越えてきたんですね。
あのマウンドに阻まれる場面もあるんですが。
そうなんですよ。
戻されてしまう選手、そして、またそこへ、もうちょっとと思うと、奥のラフにつかまってしまう選手が多いんですけども、これはすばらしい。
テレサ・ルー、きょう唯一のノーボギーのその充実ぶりを物語ります。
そして3週連続優勝を狙うイ・ボミです。
よくサンデーバックナインと言いますけれども、ここからはテレサ・ルーさんが9番で抜き出てから、一打一打が自分と、そして前の人のショットを見ながら、心を揺るがせられながらのショットになります。
きのうはこの12番でバーディーを取っているイ・ボミです。
これはマウンド手前、ちょっと戻っちゃいますね。
ああいうふうに、カップから離れていきます。
そうなんです。
そうすると、パッティングもまた難しくなるという角度になりますね。
グリーン上のピンフラッグは現状揺れてはいませんが、ティーグラウンドでは多少のアゲインストの風、感じている上田桃子。
さあ、10番、11番、連続ボギーとして、大事なこの12番です。
突っ込んでいきましたが、奥のラフまで行きました、上田桃子。
逆目になります。
12番のティーショット。
ここからどのようなアプローチを見せてくるのか。
女子プロゴルファー、日本一をかけての戦い、ファイナルラウンドです。
女子プロゴルファー、日本一を決める戦い。
ツアー史上最長、タフなコースが選手に立ちはだかる。
3週連続優勝へ、賞金ランキング1位、イ・ボミ。
緊張しています。
自分のプレーに集中するのが一番大事かなと思います。
賞金ランキング2位、テレサ・ルー。
そして、初のメジャー制覇へ、上田桃子。
心技体、バランスよく必要になってくる大会の1つだと思うので、私も少しでもレベルアップしたところを…。
実力者の競演、日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯、ファイナルラウンド。
名物パー3、12番、グリーン周りにやってきました最終日最終組。
先にイ・ボミから行きます。
そうですね。
きょうは12番が手前から34と、かなりイ・ボミさんの乗った位置からちょうど今キャディーがいるところ、高いマウンドがあるんですね。
あそこをこえていく。
はい。
ここのコース自体がいろんなマウンドの対応をしてきたそしてまた最終日のこのパットなんですけれども、11番というのはね、比較的に穏やかな、余りアンジュレーションの少ないというか、グリーンの後なので、このマウンドがきつく見えると思います。
大事な距離感になってきます。
ここから越えて、カップに向かってきますが。
うまく…。
この距離合わせは見事です。
さすが、3週連続優勝を狙うイ・ボミです。
先々週のニトリレディス、5ホールに及ぶプレーオフでした。
その激戦を制してこの長崎の地に乗り込んできました。
勝てば、3週連続優勝。
2007年の全美貞以来、史上2人目となります。
体力的にも精神的にも非常に大変な、この1週間です。
一緒に戦っているテレサ・ルーさんが3勝目を早くしたので、そこからのスイッチが入ったという感じもあります。
そして上田桃子のアプローチ。
ここは逆目になりますね。
すばらしいティーショットだったんですけども、ここは残りホールを考えるとチップインを狙ってきてほしいぐらいです。
狙ってきて、越えていきました。
本人、もうそういう意思ですよね。
そうですね。
どうごらんになりましたか。
ここは緩みなく、インパクトを迎えるのがもう精神的にもきついところですけど、今のアプローチはいい感じだと思います。
ここからパーセーブに向けての上田桃子です。
メジャー初制覇に向けてのこのファイナルラウンド、最終組。
このメジャーのセッティングで燃えるテレサ・ルー、現在、単独トップです。
このテレサ・ルーがティーショット、マウンドを越えてきました。
ショットの精度というのは、テレサ・ルーさんは本当に高いんですね。
今年はもう70台を切るような平均アベレージ。
今年を迎えるまでは、平均ストローク60台。
狙ってますよね。
で、この4日目を迎えています。
ここはバーディーとはいきませんでした。
取っていけば、2打差というような、大きな意味を持つバーディーパットだったんですが、テレサ・ルー、60台、イ・ボミ、上田桃子、申ジエと続いていきます。
上田桃子からすれば、もうこの後のバックナインの展開、先に落とすわけにはいきません。
返しのパーパットになります。
12番、パー、一息つきます。
微妙な距離だったんです。
まずこれで、1つボギーの流れを食い止めました。
さあ、ここから追撃態勢に入る上田桃子です。
ごらんのように、テレサ・ルーが単独トップ。
イ・ボミ、1打差。
上田桃子で3打差、アン・ソンジュ、酒井美紀も並んでいます。
リーダーは譲りません。
イ・ボミもすばらしいファーストパットがありました。
12番、名物パー3をパーとしました。
最終日最終組、バックナインの戦い、この12番でスコアは動きませんでした。
今大会のコースは、長崎県、パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ。
大村湾に面した緑豊かなロケーションと大きなアンジュレーションのあるグリーンが特長です。
また今回のセッティングは日本女子ツアー史上最長の6735ヤード。
この舞台を制するのは、どの選手でしょうか?この大会の賞金総額は1億4000万円。
優勝賞金は、2520万円です。
優勝者には大会杯、文部科学大臣杯に加えコニカミノルタより純銀製のコニカミノルタ杯が贈られます。
「GivingShapetoIdeas」を掲げ、この世界に新しい革新をもたらすことを目指すコニカミノルタより、優勝副賞としてカラー複合機「bizhubC368」が優勝者に贈られます。
優勝選手には副賞として、パワフルで低燃費な新型エンジンと先進の安全装備、タテにも横にも開く新開発のわくわくゲートを搭載した、家族のおでかけに最適なミニバン、新型ステップワゴンが本田技研工業株式会社から贈られます。
放送席のゲストは、LPGA小林浩美会長、そして、解説は森口祐子プロです。
どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
小林会長、この選手権に向けては、選手たちの意気込みが違いますね。
全然違います。
4大メジャーの一つでありまして、この大会、48回目。
協会の歴史とともになっています。
プロだけで競われるメジャーです。
まさに女子プロゴルファー日本一をかけた戦いとなっています。
さて、日本女子プロゴルフ協会では様々な取り組みを行っています。
今年で18回目、子供たちにゴルフの楽しさを伝える一環として、今年もコニカミノルタプレゼンツLPGAサマーキッズデイが行われました。
夏の恒例行事となりましたね。
お子さんにゴルフに触れてもらいたい。
これはスナッグゴルフを活用した楽しいゴルフです。
お父様、お母様、ご家族参加型になったということしのサマーキッズデーなんですが、家族にとって最高の夏の思い出となりました。
大会で目を引くのが、今年女子プロゴルファーになったルーキーたちが行う「ルーキーキャンプ」です。
これはトーナメントがいかに多くの人たちによって支えられているか、実体験で学びます。
ボールを持ったり、看板を持ったりと。
だからプレーヤーとして、本当に感謝の心が大きく育ちますね。
裏方の気持ちもしっかり心に携えてということになります。
そして、昨日は大会に出場している選手たちがホールアウト後にジュニアクリニックを行いました。
これは目の前で本当に憧れのプロのショットを見られて、きらきらでした。
そして、小林会長も直接指導。
そうなんですよ。
めちゃくちゃいい振りを皆さん、するんですね。
将来、日本を背負っていく若いゴルファーたち、ここから育っていくかもしれません。
小林会長、いよいよ最終日です。
どんな最終日を期待されますか。
これはもうグリーンかたい、うねうねで、風が吹いたらもっと難しい、皆さん自分の力を最大限に出してほしいです。
ラウンド解説として、村口史子プロ、山崎千佳代プロとともに最終日の模様をお送りしていきます。
パサージュ琴海アイランドゴルフクラブの中で最も距離のあるタフなパー5。
しかも打ち上げ、3打目地点、上田桃子です。
ピンまで117ヤードですね。
ピン手前にマウンドがありますから、キャリー115ヤード欲しいです。
上田選手はここは絶対に取っていかなければならないホールだと思います。
チャンスにつけました。
これはすばらしいですよ。
ただ、ちょっとこうやって傾斜に流されたりしますが…。
とまると思います。
大丈夫です。
森口さん、きょうのピン位置がこの長い打ち上げのパー5の中でも、奥なんですよね。
そうなんですね。
右手前にマウンドがあるので、このショットももう少し右に行っちゃうと、また戻ってきそうなんですよね。
続いてテレサ・ルー、ラフからです。
ピンまで112ヤードです。
風がフォローなんですよ。
少し左足下がり、ちょっとフライヤーは注意ですね。
きょうのテレサ・ルーさん、ノーボギーで来ているんですけど、これは逆に足を使って。
やはり手堅く、手前から攻めてきましたね。
きのうもセーフティーということを考えてラウンドしたという話をしました。
このテレサ・ルー、現在単独トップ。
そして、イ・ボミです。
ピンまで98ヤード。
もう100ヤード以内は、イ・ボミ選手は得意ですからね。
いうところの森口さん、イ・ボミの距離です。
絶好のポジションといえば、ピンの、本当に1クラブ以内しかバーディーを取れるところはないような気がするんですけれどもね。
まさにそのイ・ボミ。
どちらかというと、こちらのほうがラインは読みやすいです。
ほぼワンピン内というところにつけました。
これもチャンス。
さすがです。
最終日最終組の集中力を増すようなこのパー5での3打目。
それでは最終組のハイライトをごらんいただきます。
2打差で追いかける展開のイ・ボミが、まず1番スタートホールですばらしいサードショットを見せてきました。
ティーショットが飛んでいたんですけれども、サード勝負に出てののこの、ここにつけてきましたね。
チャンスにつけたイ・ボミ。
上田が先にこの距離を決めて単独でトップに立ちました。
イ・ボミさんがあれだけつけていると、もうここは積極的に狙わなければいけなかったですね。
イ・ボミ、1番バーディーとしましたが、2番でボギーがありまして、この4番のバーディー。
上田も6番でバーディーを取ってきます。
上田も実は4番でありました。
この時点で3人が並びました。
9番で、ここまでスコアを動かしていなかったテレサ・ルーが取って単独トップに立ちました。
後半に入ってきています。
後半に入って、上田が連続ボギーということもありまして、現在、テレサ・ルーがトップ。
イ・ボミ1打差、上田桃子、3打差で、酒井美紀と並んでいます。
徐々に優勝争いが絞られつつあります。
きのうの上田桃子さん、ピンの位置が難しい中での8アンダーというのはすばらしいんですけど、やはりプロゴルファーの選手が毎日自分のコンディションとそしてまた新しいピンポジションが変わったときに、景色が4日目といっても同じようにはなかなか見えないわけですよね。
13番のパー5。
ここからバーディートライに、3選手が臨んでいきます。
一番苦労していないと言ったら、それは実力の裏付なのかもしれませんけども、テレサ・ルーさん、本当に自分のゴルフと、ゴルフ場と、そしてこのきょうのピンの位置、ある意味、楽しむかのようにある意味、楽しむかのように厳しいセッティングになればなるほど興奮すると本人も話していました。
テレサ・ルーから行きます。
距離はまだ6mぐらいありますね。
ただ打ち出してすぐに急な上り傾斜が待っていますので、ラインはそんなに切れないと思うんですが、ここまでタッチは非常にいいテレサ・ルーさんですが、どちらかというと、くだりのほうがいいですよ。
ここはどこまでしっかり打てるかですね。
届きません。
確かに今、山崎さんが言ったように、ここ、最後の上りがぽっときついですからね。
ただ、前半1番から8番までのパーもこういった形でお先のタップインパーですから、ストレスは少なく、非常にいいリズムでプレーができています。
リズムよしというテレサ・ルー。
唯一のノーボギー。
きのう3日目のノーボギーが上田桃子さんとイ・ボミさんでしたけども、この4日目はテレサ・ルーさん、ノーボギーなんですね。
やはりノーボギーというのは、選手権のタフなセッティングで一つの合い言葉になってくるんですかね。
ここは決めていきたい、追い上げていく2人。
テレサ・ルー選手の最後のこのカップ際のボールのとまりぐあいというので、上田選手、ここはしっかり狙って打てるパットだなというふうにラインを読めていると思います。
きょう1番はバーディー発進でしたが、全体的にパッティングはどうなんでしょうか。
2番は2.5メートルのパーパットを沈めて、これは行くかと思ったんですが、やはり4番のダブル・ボギーですね。
そこがちょっと痛かったです。
急激にスピードが緩みました。
そうですね。
パッティングの調子が悪くはないと思うんですけれども、ダブル・ボギーというスコアがやはりちょっと何となくもどかしい自分が…。
その中で6番でバーディーもとったんですが、8m、1.5メートルにつけたんですけど、決まらず、なかなか最終日は自分が思ったようなゴルフができないところです。
ここは悔しいパーとなりました。
これは悔しいですよね。
ショートしたテレサ・ルーさんを見て、なおかつショートしたわけですから。
イ・ボミです。
イ・ボミ選手のところからがやっぱり一番いいラインだと思いますね。
ほとんど切れないライだと思います。
しかも段がかかりません。
原因のように平均パット数の数値が出ていますが、今シーズン、もう既にこのイ・ボミが4勝を上げて、賞金ランクトップ。
独走体勢に入っているこれが1つの要因です。
絶好の場所ですけど、これ、並ぶことができるかどうか。
最後、くるっと回りました!バーディーならず。
いいパットはしたと思うんですけどね。
きょう同じような形で入り、ここは入らず。
13番は3選手ともパーとなりました。
続く14番に向かっていく最終組。
この14番が、きょう非常に難易度の高いパー4です。
ここは14番、左のラフがきついんですよ。
そしてきょうのピンポジションは右の奥なので、なるべくショートアイアンで打ちたいので、ティーショットからちょっとプレッシャーがかかるかもしれません。
400ヤード、打ちおろしのパー4です。
ごらんのようなティーグラウンドからのアングル。
難易度一番というふうに表示されています。
テレサ・ルーです。
セカンド地点は、緩やかなフォローですね。
拍手がわき起こりましたが、右のラフです。
ちょっと深いです。
少しボールが沈みました。
14番はグリーン周りの難しさもあるんですね。
その上にきょうのピンポジションを考えると、フェアウェイキープ必須なんですよ。
続いて、イ・ボミ。
とりたいバーディーがとれずに、この14番のティーショットです。
きょうのイ・ボミ選手、安定しています。
よさそうです。
イ・ボミさんらしい、余り力入ってないのかしらというような、ゆったりした動きでしたね。
ただ、そう感じとれないんですが、フェアウェイをしっかりキープしてきました。
テレサ・ルーさんとはほぼ同じ距離ですね。
上田桃子です。
これも大丈夫そうですか。
大丈夫です。
いいキックでフェアウェイに出てきました。
最終組の3選手がティーショットを打ち終えました。
17番ホールにて大会期間中ホールインワンを達成した選手全員にミサワホーム株式会社より、賞金200万円がホールインワン賞として贈られます。
ゴルフ観戦とともに、来る人を楽しませてくれるギャラリープラザ。
コニカミノルタコーナーでは「チャリティーダーツゲーム」が昨年に引き続き、行われています。
穏やかな長崎、大村湾を臨みます。
この14番のセカンド地点。
400ヤードのパー4。
何せ距離感たっぷりのこのパサージュ琴海アイランドゴルフクラブ。
テレサ・ルーがラフから、そして上田桃子とイ・ボミはフェアウェイからのセカンドショットになります。
ほぼ同じようなところに一線、3つのボールが並んでいます。
上田選手とイ・ボミ選手は、ピンまで131ヤード。
ただ、ピン方向に狙うと、それとやっぱりグリーンが入っていますから、116ヤードほどキャリーがないと、ピン方向に乗ってこないです。
彼女がドロー系なだけに、どのラインで来るかですよね。
難しいですよね。
はい。
そしてまたチャレンジしなければいけないこの3人の中ではね。
立場ですよね。
前のバーディーパットのミスがかなりピンを狙ってくるんじゃないかと思いますね。
これで距離が合えば…。
何とか乗って…、気持ち、こぼれて。
ただ狙ってこれるところでは間違いありませんでした。
さすが村口さんですよね、これ、ずっと見ているとだんだん心理も読めますよね。
そうですね。
次にテレサ・ルーさんが行きますね。
ラフからボールが順目なので、そのあたりは救いなんですが、やはりピン方向には打てないと思うんですよ。
グリーンセンターを狙って、できればマウンドの奥にとめておきたいですね。
さすがのショットメーカーのテレサ・ルーさんも、これは神経を使うセカンドショットです。
これはかなり外れていくというかね。
滑って、こぼれて、ここまで来ます。
ちょっとバックスイングが嫌なところにとまりましたね。
山崎さんのお話も含めて、いたし方ないんですかね。
これはしょうがないですね。
逃げる立場のテレサ・ルーです。
とは言え、一打差、追いかけるのが、イ・ボミ、フェアウェイから。
イ・ボミ選手もやはりショートアイアンのうまい選手なんですけど、やっぱりどれぐらいの高さで、どこにキャリーするかというのが、本当に1ヤード刻みでの距離感を求められますからね、このグリーンも。
1ヤード刻み?はい。
これマウンドを奥に行かないと多分、3パットも簡単にしちゃうんですよ。
ですから、このショットの決め打ちが必要なんですね。
ここは…。
これはテレサ・ルーさんと同じような…。
同様、流れていきます。
決して悪いショットではないんですよ。
いいショットなんですよ。
あの右には狙えないです。
あそこを狙っていった上田桃子の攻撃的、そんなセカンドショットをごらんいただきました。
さあ、テレサ・ルーが現状、7アンダー、1打差をつけてトップ。
イ・ボミが追いかけ、上田桃子で3打差。
最終組の3選手が厳しく競りあっています。
ロレックスランキングは女子プロゴルフの世界総合ランキングです。
世界中のツアーの状況を勘案してランキングを付けています。
このランキングは日本のプレーヤーにも非常に励みになっています。
イ・ボミも、テレサ・ルーも、上田桃子も、そのロレックスランキングの50位以内に入っています。
さあ、重要な難しいアプローチに入るテレサ・ルー。
テレサさんにとっては、きょう初めてのピンチですね。
アプローチは何回かあるんでしょうか。
はい。
10番なども手前からラインの距離を合わせてナイスパーセーブできていました。
ちょっと開きぎみに打ちましたね。
これは…。
ちょっと。
奥から…。
上りのパットにはなりますけど。
ただ寄せ切ったという感じではありませんでした。
もうあっちに行っちゃおうと思ったのかもしれません。
割きりがあるのかどうか。
もう既に、この段階で大きく右サイドでした。
上り傾斜に対してスピンをきかせてという計算はあったと思います。
ただ構えてからは、オーバーをしましたけど、ストローク自体はちゅうちょはないですね。
そのあたりの決断力はさすがです。
そのテレサ・ルーのアプローチも見ました。
イ・ボミがクラブを抜きました。
今映像でよくわかるんですけれども、カップの過ぎて速いんですよ。
ですから、上田桃子さん、ちょっとラフではありますけれども、右サイドにきょうはつけたいんですよね。
イ・ボミ選手、テレサ・ルー選手のアプローチのとき、ちょうど真ん中のあたりを見ていましたね。
このラインを。
スピードと距離感、両方があわないとなかなかぴったりと来ないんですけれどもね。
これとて、行き切りません。
これは、今度は下り…、ああ、こっちへ来ちゃいましたね。
本当に難しい。
サイドからのアプローチでした。
これ、村口さん、前に進まなかったねえ。
やっぱり選手から見ると、カップ周りがおまんじゅうのようになっているので、落としどころがちょっと違うと、どちらにも行っちゃうんですよね。
そう思うと、これから打つ上田選手というのは、もう入れるまで狙えるぐらいのアプローチですね。
カップまで上りです。
この2人の状況を頭に入れての上田桃子の。
ピンを抜いていますね。
村口さん、これ入ってもおかしくないですよね。
本当にもうほとんどアプローチなので、切れないと思います。
届かなかった!もう狙う気、入れる気満々だった上田だったんですが、カップには届きませんでした。
思わずギャラリーも息をのんで、そしてショットした瞬間、スチールカメラの音が一気に、鳴り響きました。
ちょっと届かなかったので残念ですけれども、大きくスコアが動く、自分でつかみ取るためにはこれね、カップに届かせたかったでしょう。
カップに届かない展開が1つ2つ続いた上田桃子。
ですが、パーセーブとて、そう簡単ではありません、3選手。
先にテレサ・ルーです。
多分テレサさんのこのパーパットというのは、きょう一番長いわけでしょう?そうですね。
上りのスライスラインになると思うんですが、構えている位置とカップ際の傾斜が違いますから、ラインの取り方が非常に難しいパーパットです。
きょう初めて訪れたピンチ、パーセーブはなりませんでした、テレサ・ルー。
それでももしやというところまで持っていきました。
いいパットでしたよ。
カップに触れたんですが、パーセーブはなりませんでした。
その一打の重みを十分に感じています。
村口さん、これ、少し左に切れますかね。
上りの、少しフックラインになりますね。
多分、左に切れるラインのほうがイ・ボミさん、イメージが出やすいと思うので。
膨らませて、イ・ボミも決め切れず、パーセーブならず。
かなり読んできました。
上に立つテレサ・ルー、イ・ボミがパーセーブならず。
そして画面は15番、酒井美紀のバーディートライです。
ここもさわるだけ、届きました。
酒井美紀、この時点で4アンダー。
上田桃子と並んでトップ、テレサ・ルーと3打差。
イ・ボミです。
緩ませるわけにはいかないのでね。
14番ボギー、1つ。
イ・ボミ、落とします。
難しいこの14番。
パー4。
テレサ・ルーもスコアを落とすのはもう確実です。
上田桃子となれば…。
このパーパットを入れた時点でスコアが縮まっていきます。
セカンドショット、攻めていってパーセーブにつなげました。
バーディーにはならなかったですけど、ほかの2人が崩したことで、まだまだ私にはチャンスがあると思いますね。
テレサ・ルーもボギーとしまして、スコアを1つ落とします。
テレサ、そしてイ・ボミ、最終組が15番のパー5にやってきました。
ここは520ヤードです。
基本的にはこのインでは取りたいパー5になります。
そうですね。
ここは左右にバンカーがあります。
ピンの位置を考えると、もうフェアウェイキープして、ズドンとバーディーを取っていきたいホールですね。
ただ左手前にサワクルミの大きな木があるので、これがちょっと行く手を阻むんですね。
1人パーセーブを果たした上田桃子が、まずはこの15番のティーショットを放っていきます。
きょうは右からの強いアゲインストなので、なかなかツーオンは難しいと思いますね。
表情がぐっと引き締まりました上田桃子。
フェアウェイをしっかりとらえてきました。
ごらんのように両サイドにバンカーがあります。
ティーグラウンドからはこうやって雄大な池を見ることもできます。
テレサ・ルーです。
ボギーがあった後のこのティーショット。
えっというような表情をしました。
そうですね。
右サイド、ラフです。
ある意味パー5ですから、よかったでしょうけども、珍しいミスですね。
何かドローに入れようと思ったのに、何かちょっとテンプラぎみになった感じなんですけれども。
ここはよさそうです。
イ・ボミがちょっと右のラフにかかるところまでティーショットを運んでいきました。
この15番のティーショット、まずは上田桃子、フェアウェイキープ。
トップを走るテレサ・ルーですが、右のラフに行きました。
1打差、イ・ボミ、2打差で上田桃子、酒井美紀。
上位と、また詰まって、このバックナイン、おもしろい戦いになってきています。
14番で初めて訪れたピンチをボギーとしましたテレサ・ルーの15番。
セカンドショット、ラフからです。
ボールはラフですが、ライは問題ありませんね。
右のバンカーの先まで180ヤード必要です。
そこを越えれば左の大きな木は関係ありません。
ぬいては行きました。
確実にバンカーの手前まで刻みましたね。
きょうのピン位置、右奥め。
左の木もかかりません。
いいポジションです。
そしてフェアウェイから上田桃子です。
上田選手もまだグリーンエッジまでありますから3代目、どこに持ってくるかのショットになりますね。
マネジメントということになります。
テレサ・ルーさんが打った残り100ヤード近辺の右のバンカーにつかまらない、フェアウェイ、右サイドというのがベストなんですけれどもね。
同じようにエッジまで100のマークを越えたところ、ほぼイメージどおりでしょう。
フラットな、いい位置ですね。
そしてイ・ボミ、軽くラフにかかるところから。
少し左足上がりですが、問題はないですね。
気持ち右のラフです。
これはちょっとらしからぬ、イ・ボミのセカンドショットなりました。
上空の風がちょっと左から右の風にもなっていたので、その影響もあるかもしれません。
風は右からですね。
右からのアゲインストです。
全然違うね、全然違うね。
というところで、3選手ともこの15番、3打目地点に向かっていきます。
日本の女子プロゴルフトーナメントでは最も長い歴史を誇る、この第48回日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯。
ファイナルラウンド。
15番の3打目地点、テレサ・ルーからです。
ピンまで123ヤードです。
フラッグは揺れていませんが、上空は右からのアゲインストですね。
この前のホールのピンポジションからすると、デッドに狙っていきやすい、そういったシチュエーションですね。
このピン位置。
ピンの左手前も受けていますから、そこを利用していきたいですね。
着きました。
いいですね。
一番いいラインは先ほど酒井美紀さんが入った真横あたりというのが一番いいんですけれども、マウンドとマウンドの間にピンが立っていて、距離感はよかったですね。
バーディーチャンスにつけたテレサ・ルー。
続いては、ラフです。
イ・ボミ選手が行きますね。
ラフでちょっと半分ぐらい沈んでいます。
手前から30という事で、転がりも計算に入れてのクラブ選択だと思いますね。
今回この15番で気持ちよくバーディーが取れていないんですよね。
今キャディーさんとどこに落として、どういうイメージでというのを計算していると思うんですが。
またクラブに手をかけて、決断しました。
手前のマウンドを少し越えればぴったり行くよという狙いをするんですけど、何かそこを上がりきらないというショットが続いているんですけど、きょうはどうでしょうか。
転がりを計算して、ピンに向かってはいきますが、なかなかとまってくれません。
ここまで来ました。
でも悪い角度ではないかなと思うんですけれども、村口さん、どうですかね。
でも本人としては、思ったより転がってしまったので、今ちょっとショックの状況だと思いますね。
やっぱり森口さん、フェアウェイとラフの違いはありますかね。
そうですね。
そして上田桃子。
上田選手ももう120ぐらいですね。
ピンしか見てないと思いますね。
そうね。
見えてないね。
何かもう今アドレスの入り方が何か。
目線の送りがね。
きょうも連続バーディーでチャージをかけてきた上田桃子が、チャンスにつけました!すばらしいショット。
きのうもこの15番からだったんですよ。
そうなんですね。
彼女の今のシャフトの軌道もすばらしいんですけれども、このコントロールしたときのイメージがもう頭の中に想像できていたんでしょうね。
もう視線が上と下しか行っていませんでした。
今の上田さんのショット、テレサ・ルーさんは全く見てませんでしたね。
森口さん、テレサ・ルー、イ・ボミ、上田、今の日本の女子ツアーの上位3人と言ってもいいこの最終組。
すばらしいですね。
これ、フェアウェイとラフ、ちょっと球足が、どうするかですね。
そして酒井、16番のこれを決めればバーディーという一打。
入れ入れの声もかかりました。
15番の次にこの16番に来るんですけど、これ、左サイドからスピードがあるほうですね。
耐えてしのいでいきますと話した酒井。
まさにまだチャンスが残っています。
この15番でまた最終組のスコアが動いていきそうな気配が漂っています。
テレサ・ルー、ここまで通算7勝を上げているんですが、公式戦での優勝も2勝含まれています。
そしてイ・ボミ。
この選手権、2年前の優勝の経験もあります。
パターで使えるわけですけど、今、イ・ボミさんが立っているように、左に切れていくラインということで。
グリーンに乗るまでがちょっと上っているんですよね。
エッジの分上っていて、そこから下りのフックです。
決して読みやすいラインじゃないんですけれども、この優勝争いですからね。
やはり簡単なラインではありませんでした。
出足の受けのところでちょっとラインが持っていかれちゃいましたね。
そして16番、酒井、ちょっと距離の残るタッパーを決めます。
残ります。
現状上田桃子と並んで4アンダー。
トップ、テレサ・ルーに2打差です。
最終組の1つ前の酒井美紀。
テレサ・ルーです。
距離は短いんですが、これも微妙なスネークラインですね。
そうですね。
これもイ・ボミさんよりはラインはとりやすいかもしれませんが。
ただ、少し下りなんですよ。
こういったくだりのライン、距離感をジャストタッチで合わせてくるのがテレサ・ルーさんの持ち味ですね。
先ほども山崎さんがおっしゃいました。
下りなんですよね。
そうですね。
得意の下り。
やはりアドレスがしっかり本当にシンプルにとれて、インパクトがバックスイングと緩みない感じでね、フェースの面が変わらずに打てれば…。
届くか?バーディーはなりませんでした。
やっぱりさすがに、スネークラインですから、最後にちょっと思ったような切れ方ではなかったんでしょうね。
本人、あそこまで打った感じは全くないと思います。
上にいるテレサ・ルー、イ・ボミがバーディーなりませんでした。
そして追いかける上田桃子です。
これは大チャンスですね。
ラインも本当にほとんど切れないと思いますね。
入れたいという気持ちじゃなくて、入れてやるという気持ちだったら入ると思います。
なるほど。
たいじゃなくて、入れてやる。
今のはいい言葉ね。
きのうのゴルフというのは、どんどん、どんどん、バーディー取ってやる、みたいな感じでしたからね。
難しいセッティングが本当に1ホール、一打一打集中させてくれたと本人も話していました。
重要な一打です。
15番、上田桃子、バーディー!肉薄です。
この時点でトップ、テレサ・ルーに1打差、イ・ボミに並んでいきました。
2位タイ!自分の力で取りました、バーディー!きのうもこの15番からの4連続バーディーだった上田桃子。
最終日も15番、取りたいパー5で取ってきました。
ショートショートしましたからね、打てましたね!サングラスの奥の目は見えなかったんですが、最後、テレサ・ルーが不敵にも右口角が上がったように見えました。
ちょうどカップが今、テレサさんの…。
イ・ボミ、何とかパーです。
やはりセカンドショットがラフに行ってしまったゆえのパー。
そしてテレサ・ルーもティーショットは右のラフに行ってしまい、バーディーに持っていくことはできませんでした、この15番。
キャディーが真っすぐでいいよというアドバイスをしました。
テレサ・ルー、パーです。
最終組の3選手が16番のティーグラウンドに向かってきました。
この16番は、インで唯一400ヤードを切るパー4です。
右のバンカーがちょうどキャリー地点なんですよ。
手前が216ヤードで、入ります。
越えるには250ヤード。
フェアウェイが16ヤードとせまいので、きょうは左のピンの位置なんですね。
バーディーを取って気をよくしている上田桃子がティーショットを放っていきます。
ここもフェアウェイが非常にシェイプされて狭くなっています。
風は右からのフォローですね。
ちょっと右へ出ましたけど…。
右にはバンカーがありますが、そのバンカーでボールがとまりまして、この位置!これはちょっとスタンスが大変です。
いやあ、嫌なところにボールがとまりました上田桃子。
ここは大きく息をつきました。
ごらんのように、きょうは難易度ランク17。
ですので、簡単なほうから数えて2つ目になります。
きのうのテレサさんは、今上田さんが入れたバンカーの先の段をこえて、エッジまで110近くまで運びましたね。
これも飛んでいます。
飛んでいる、飛んでいる。
ただラフでしょうか。
そうですね、ラフまで行きました。
でもバンカーよりは、バンカーというか、上田桃子さんのバンカーもスタンスが取れていれば問題ないような気がするんですけど。
ちょっと気になりますね。
気になりますね。
スタンスは取れそうですね。
ヘッドが抜けないような感じに見えましたけどね。
イ・ボミです。
上田桃子と並んで、トップテレサ・ルーを追いかけて、1打差。
これも左のラフまでボールは飛んでいきましたが。
大丈夫ですね。
セカンド地点、バンカーから放っていく上田桃子です。
グリーンの左方向だと何となくぎりぎりアドレスが取れるかなという感じですね。
こういう形ですね。
花道狙いで、100ぐらいに打てれば、あとは寄せてパーという計算で行くしかないですね。
今スタンスをとっても左足と右足の高さが違いますよね。
バンカーに入っている右足、そこに入れない左足。
そしてまたフォローが、クラブヘッドが抜けないようなところですから。
ですから、これはもう、割り切って第3打勝負ですよね。
ここは、まずは出すこと優先、3打目勝負、出てきました。
よかったですね。
これまたラフと大違いですから。
ここは押すところ、引くところでいうと、引くところ、上田桃子。
ウェッジを持っていますから、ウェッジを持ってますから、頑張ってほしいです。
そして次なるはイ・ボミ。
イ・ボミ選手、ピンまで144ですね。
ライは問題ないです。
きょうは右手前に右横かな、つけたいですけどね。
手前…。
これはちょっと。
段があります。
これはちょっと大変ですね。
やはり先ほどのラフから打って、転がり過ぎてしまったので、そこの計算ですね、難しいですね。
先ほどはラフから思わずボールが滑っていきましたが、今回は行きませんでした。
で、同じくラフからテレサ・ルーです。
ピンまで119ヤードなんですが、左足下がりのライなんですね。
それとボールの後ろ、少し芝がかぶさってますから、かなり気は使いますけど。
風がフォローなんですよ。
そのあたりを計算して、ピンの手前、横たわるマウンドを越えられるかどうかですね。
ここに傾斜があって、越えてきて、思いのほかころがって、ピンに寄っていきました。
最高ですね。
いろんな計算をうまくミックスして、このテレサ・ルーがグリーンをとらえてきました。
本当に今、山崎さんがピン手前に横たわるマウンドを越えるかどうかだと。
これはそれがポイントだったので、最高です。
その後もカップ方向にボールは転がっていきました。
そして、上田のサードショットです。
少しつま先上がりになりますけど、ボールに集中ですよね。
先ほどセカンド地点、セカンドショットを打ったときに、少し怒ってましたけど、気持ちをまた切りかえて。
上田が、この位置まで持ってきました。
パーセーブが見えてくる位置まで持っていきました。
上田桃子。
大きな拍手が沸き起こりました。
それでは、最終組のハイライトです。
きょうは2打差を追いかけるイ・ボミがまずは1番のパー5でショットでつけました。
これが3打目。
コントロールショットがうまいなという、3打目を見せましたよ。
いきなりのスタートホール、バーディーとしましたイ・ボミ。
上田もこの距離を決めてバーディー。
まずは1つ抜け出しました。
アドレスの姿勢も変わらず、本当にいいストロークでした。
イ・ボミが実は2番でボギーがありました。
で、この4番。
入ります。
ちょっとライン違いかなというところですけど、でも最終日にこういう入り方ってうれしいんですよね。
上田も4番でダブル・ボギーがありましたが、この6番でバーディーを取ります。
ここはど真ん中から入りました。
3人並んでいたんですが、9番、ここまでおとなしくしていたテレサ・ルーがきょう初バーディーでここで単独トップに立って、後半に向かっていきます。
で、14番、この最難関ホールでテレサ・ルーが、イ・ボミがパーセーブならず。
そして上田1人がパーセーブ。
そして15番のパー5。
上田のこの3打目。
つけてバーディー。
これで1打差、最終組3選手が競り合っています。
16番、グリーン上にやってきました3選手。
まだ20メートル近くありますかね。
段を上っていくバーディーパットになります。
そしてまた、カップ近くになると左から右への切れ方もまた考えないといけないですよね。
この距離感、そして大きな傾斜。
イ・ボミ。
厳しいファーストパット。
この位置です。
そう簡単には寄っていきません。
そして17番のパー3、ここも難しい165ヤードのパー3ですが、酒井美紀のバーディートライ。
きょうのカップの位置もこれ、どうしましょうというぐらい難しいんですけど、見事な、これ、パッティングですよ。
ちょっと上に残りましたけれどもね。
いい距離感でした。
しっかりと食らいつくという酒井美紀。
またこの16番で、スコアが動いてくるかという、最終組です。
テレサ・ルーがバーディートライに臨みます。
まだ距離は3メートルちょっとありますね。
やはり左から右の傾斜がかかるので、スライスラインだと思うんですが、どうでしょうか、ジャストタッチで行くなら思い切って少し膨らませて打ったほうがいいラインかなと思うんですけれどもね。
テレサ・ルーさんは、これ、勝負のバーディーパットです。
3選手、それぞれ勝負のワンパット。
決めた、決めた、決めた!テレサ・ルーが引き離す、この16番のバーディー!これは大きなワンパット。
すばらしいね。
やはり同じ面に、近くにつけられたというのは大きいですね。
現状で、イ・ボミ、上田桃子と2打差。
先ほどの3打目、ごらんいただきます。
ティーショットがバンカーの微妙なところにとまりまして、この3打目余儀なくされました。
キャディーもセカンドを打っときに、ここは第3打、そしてまた4打目勝負しようと言って励ましていたのですが、ちょっとこれ、下りのパットです。
追いかける上田もイ・ボミも、次を入れていかなければというような圧力も感じます。
村口さん、どうぞ。
今のバーディーパットを気にせずに、このラインに集中できるかどうかですね。
そうですね。
決めた!拳を握った!これは大きなパーセーブ。
よくぞ、パーでまとめました。
村口さん、勝負はまだまだですね。
何かもう、この最終組はすごい…。
これ17番がまた難しいピンの位置なんでね。
この最終組を包む空気感。
その17番、酒井美紀のパーセービングパットです。
決めてきました。
現状でトップ、テレサ・ルーと3打差です。
イ・ボミです。
これももう入れなければなりません。
上りのパット、まあ全部わかっているんですけれどもね。
1m強ありますよね。
少し左に切れると読むかどうかですね。
その読みとタッチがしっかり合わないと入らないです。
3週連続優勝もかかりますイ・ボミ。
先にテレサ・ルーがバーディーを取りました、この16番。
またグリーン周りのギャラリーの方、だれも移動しません。
このパーパット、決めることはできませんでしたイ・ボミ!1つ後退。
イ・ボミ、16番、ボギーとしました。
最終組17番、池を越えていくパー3にやってきました。
16番でバーディーを取ったテレサ・ルーからです。
風は左からの向かい風ですね。
やはりピンの左サイド、大きく逃がしたくはないですから、この風と少しけんかさせる感じで強いドローボールで打ってくるんじゃないでしょうか。
池を越えてすぐのところにカップが切られています。
かみました。
大きく左です。
池に入った!何と!?森口さん、ダフりましたよ。
トーナメントリーダーのテレサ・ルーが池に入れてしまいました!これは予想外です。
これ、3人の1人目。
この16番のバーディーを取ったことによって、逆に、様子を2人は見れましたよね。
このパー3のオナーなんですよね。
となると、これは…。
ちょっと予想外の展開。
まさかの。
これ、次に打つ上田さん、イ・ボミさんも逆にちょっと動揺しますよね。
まさか、テレサ・ルー選手がというのがありますよね。
ギャラリーも動揺していましたよね。
声が…。
それと、テレサ・ルーさん、今のショットは、向こうの赤線をこえてないんですよ。
ですから、もう一度、ティーグラウンドから打つか、1つ前のティーから打つかという状況ですね。
ごらんのようなところにラテラルウオーターハザードのラインが…。
あそこを越えて戻っていません。
グリーンエッジぐらいまで行って、戻ってきて、手前の池だったら、あそこからアプローチをできるんですけれども。
さあ、2打差を追いかける上田桃子です。
これ手前から乗るということは、100%ないので、本当に縦の距離感、自分の距離感を信じて打つしかないですね。
ここ左と右だったら、どっちがいいかしら、ピンの?もうグリーンに乗ればいいかなという、本当にそういう気持ちだと思います。
厳しいところにバウンドさせて、この位置で、まだ傾斜で動いていますが、グリーンを捉えてきました。
ちょっとマウンドが大きなマウンドがあるので。
池ポチャを見た後にあの位置に落としていくというのは。
これ、すごいですよ。
かなりタイトですよね。
スイッチが入ったバーディーを取ったショットに似ていますよね。
一気にこの空気、温度が上がりました。
そして、イ・ボミです。
やはりここのグリーンは奥行きがない上に、少しグリーンがかたいので、イ・ボミ選手も本当、落としどころ、しっかり決めないと、距離感をミスになります。
乗るまでドキドキです。
ちょっとこぼれるかというような、イ・ボミ。
最後、気持ち戻ってきました。
テレサ・ルーを追いかけるイ・ボミ。
17番ホールには、ホールインワン賞として大会期間中達成者全員に賞金200万円がミサワホーム株式会社より贈られることになっておりましたが、今大会での達成者はいませんでした。
バーディーを取った後のパー3のティーショットが池に入ってしまってのテレサ・ルーです。
ティーグラウンドから歩測をして、ピンまで128ヤードです。
手にしているクラブは9番アイアンです。
池越え、カップは手前。
これ、ピン方向です。
さすがのショットを見せてきました。
そして、ここはボールがこうやって、ピン方向に戻ってくるんです。
これはすばらしいショット。
すばらしいショットでした。
さすがです。
さすがのテレサ・ルー。
今のが3打目という事になります。
ここでまた優勝戦線、異変あり。
テレサ・ルーがピンチを迎えました。
そして、上田桃子はチャンスにつけています。
17番のパー3。
優勝争いにまた動きあり。
イ・ボミからです。
バックスイングで少し後ろのほうが気になると思いますね。
フックラインに読んでいると思うんですけれども、1回では寄り切らないんではないかと思います。
すっと下っていきます。
加速して…。
この位置でとまります。
難しいファーストパットがイ・ボミは続きますね。
今本当に、低くバックスイングが出せなかったので、距離感もつかみにくかったと思いますけれども、ただ17番は見ているとこのくらいのパットを入れないとパーで上がれないなという、そのくらいの難しさがあるんですね。
何せ先ほど16番でバーディーを取ったテレサ・ルーが池に入れました。
18番、酒井美紀のバーディートライ。
最後、ここを入れていけばというジャストタッチのバーディー!すばらしいこのファイナルラウンド。
5アンダーで先に競技を終えました。
まだ何とかわからないというラインで耐えてしのびました。
そうですね。
一度もオーバーパーないですね。
そうなんです。
17番。
上田桃子のバーディートライです。
ボールから1メートル先に左からのマウンドが来ているのと、あとグリーン全体が受けグリーンなので、すごく早いです。
すごい難しいパッティングなんですよ。
かなり画面右サイドを向いています。
上田から見れば左に打ち出していくという事になります。
この傾斜。
すばらしいですよ、これ。
村口さんすごいね、これ。
ナイスタッチですよ。
本人は入れたい気持ちは半分あったと思うんですけれども、ツーでいったらオッケーという感じだと思います。
何せテレサ・ルーは、スコアを落とします。
上田桃子、この17番のパー3も攻めていってのパーです。
18番に望みをつなぎます。
先にイ・ボミ。
去年はこの大会期間中にお父様が危篤という事もありまして、棄権をして、そしてお父様を亡くしました。
そのお父さんがきょうは応援してくれていると思いますと、ラウンド前には話をしました。
いろんな思いを詰め込んでのこのファイナルラウンド、優勝争い。
ここで落とすわけにはいきません。
イ・ボミも18番に望みをつなぎました。
テレサ・ルー、ティーショットを池に入れて、今ごらんいただいている3打目。
池の後ろから。
ここはすばらしいショットを見せてきました。
2打リードした16番のバーディーパットが入って、優勝、テレサさんなのかなと思って、でも、入れながらも、また気落ちせずに、これをもしかしたらあわよくばパーで上がろうかというようなショットでしたね。
これを入れてボギーです。
下りのスライスですね。
ここは全神経をこのパットに集中していると思います。
ここは時間をかけていいですよ。
迷わない事です。
打てなくて、ちょっとフェースが開くとどんどん右に行きますよね。
もうね、打つしかないですね。
よく決めました。
ボギーで、ガッツポーズをつくりました。
テレサ・ルー、1つスコアを落としましたが、ここもよく決めてきました。
最終18番です。
トップ、テレサ・ルー、1打差上田桃子、そして2打差、イ・ボミ。
この18番、420ヤードのパー4です。
距離はあるんですけれども、ずっと下りになるんですね。
右のバンカーを越えるのに280ぐらいなんですけれども、風向きによってはショートアイアンで狙えます。
きょうのピンの位置は左右分かれて考えると、左サイドの奥にあるんですね。
先に打っていくのは上田桃子です。
ごらんのようにティーグラウンドからこれまた池を望みながらのティーショット。
表情を見ると、本当に集中していますね。
フィニッシュがほどけました。
右のこれもバンカーです。
きょう、やはり前半から少し長いクラブが右左と行っています。
でも、最終ホールですからね。
続いてはイ・ボミ。
トップと2打差。
テレサ・ルーと2打差。
もうここは取っていくしかないという中で…。
ダウンスロープもかかって、ランも出てますね。
あとは平らなところまで行けばというイ・ボミのティーショットです。
エッジまで110ぐらいでしょうかね。
そして、注目すべきは、トーナメントリーダー、1打差、トップのテレサ・ルー。
ドライバーを持つ直前に水を口に含みましたね。
かなり口の中も乾いているんだと思います。
ティーをさっと拾い上げましたよ。
いいですよ。
今のショットを楽しむかのようにスイングしましたね。
距離も出ているフェアウェイのまん真ん中に持っていきました。
上田桃子のバンカーからのセカンドショット、18番。
その先には悲願の公式戦初制覇があります。
フォローです。
うまく出ました。
花道から転がって、届きませんでした。
グリーンには届きませんでした。
ごらんのような位置関係。
どうでしたか。
スイングができて、平らではあったんですけれども、気持ちが出たショットではありました。
ハザード越えなんで。
クリークがあるんですよね。
もう目いっぱいだったと思うんですけれどもね。
そして、フェアウェイからイ・ボミです。
131ヤード、少し左足下がりになります。
18番のセカンドショット。
ピンを越えたところ。
ややこぼれましたが、イ・ボミも気持ちを乗せたセカンドショットでした。
表情的には何か吹っ切れた感じで、素直な感じで見詰めていましたね。
そして、1打差、トップに立つテレサ・ルーです。
ピンまで119ヤードです。
ボールのライ、アドレス、ほぼフラットで、絶好のポジションですね。
ただ、今、イ・ボミさんが落ちてから左に流れるのを見ていましたから、できるだけフック回転は抑えたい、そういったセカンドショットです。
さっきのショートホールの同じようなイメージで。
つけた!優勝を手繰り寄せる、すばらしいセカンドショット。
ギャラリー、スタンドが沸き返りました。
すばらしいです。
この18番でティーショット、そしてこのセカンドショット。
そうなんですよ。
先ほどの17番の池に入れた後のショットもすばらしかったですけど、ちょうど同じような距離でしたね。
これは本人も何か確信めいたものがあるかもしれません。
まさかの16番バーディーの後の17番、パー3、ティーショットを池に入れました。
ただ、そこからのの3打目。
ボギーにまとめていく、あのワンショットがここにつながっていきました。
ごらんのような、透き通るような秋の青空。
手に汗握る最終日、最終組の優勝争い。
テレサ・ルーが、そして上田桃子が、1打差でこの18番のグリーンにやってきました。
村口さん、ここは上田さんはチップインを狙うぐらいですよね。
そうですね。
ボールのライは少し左足上がりで、フックラインですね、アプローチ。
もうそのチップインを狙って、今、グリーンも確かめていました。
何せ、テレサ・ルーがチャンスにつけています。
改めてごらんいただきます。
左手のほうとフェースの向きと、ストレートにおりてきて。
いいショットでしたね。
なかなかかたくて、ボールとまらないんですけど、やっぱりスピン量がありますね。
ここはとめました。
さあ、上田桃子。
入れれば、テレサ・ルーに並んでいきます。
ちょうどピントまんなかぐらいにキャリーするといいと思います。
届かない!チップインはなりませんでした。
21歳で賞金女王になり、海外への挑戦にも踏み切り、そしてまた、メジャーのタイトルを取るんだという強い決意で臨んだこの大会。
18番、勝負の一打をまずはねじ込むことはできませんでした。
イ・ボミも3週連続優勝に向けて、もう本当に体も頭もぎりぎりのところでこの最終日、最終組を戦っていきました。
今回、いつもコンビを組んでいるシミズキャディーの言葉が、初日も、2日目も全然耳に入ってこないぐらい疲れていましたという話ですよね。
いうところの、もうろうとしていたわけですよね。
はい。
というのも、先週の戦いはプレーオフ、5ホールにも及ぶ激戦。
そこからその日に長崎に入って月曜日から練習をしていました。
透き通るような長崎の青空の向こうからきょうはお父さんも応援してくれていると思いますと、本人は話して、そしてこの18番やってきました。
18番、バーディーはなりませんでした。
そして、何といっても、きのうは64、公式戦最小タイ記録で、上田桃子が最終日に最終組に入り、テレサ・ルー、イ・ボミと並んでの熱戦を繰り広げました。
これを入れてパーです。
悲願のメジャータイトル奪取へと意気込んだ2年連続の選手権、最終日最終組でした。
意地のパーセーブです。
先にイ・ボミが行きます。
現在、賞金ランクトップは、このイ・ボミ。
2位につけるのがテレサ・ルー。
イ・ボミも18番パー。
しかし、3週連続の優勝はなりませんでした。
ここはもう上田桃子さん、先を行った酒井美紀さんがバーディーで上がっていたので、今のパーパットも本当にすばらしいですよ。
そして、テレサ・ルーです。
決めました!タフなセッティングでも強さを見せて、選手権、初優勝、テレサ・ルー!今シーズン、4勝目を上げました。
賞金ランクトップ独走のイ・ボミに待ったをかける大きな1勝です。
上田桃子、悲願のメジャー初制覇はまたお預けとなりました。
よくぞあの17番の池に入れたティーショットからこの優勝まで持っていきました。
そうですね。
あれ、ボギーで上がったのは本当に大きいですね。
最後の最後までわからなかったこの優勝争いだったんですが、その後、18番のティーショット、そしてセカンドショットをチャンスにつけて堂々のバーディーフィニッシュでした。
優勝インタビューです。
見事な勝利でした。
テレサ・ルー選手です。
ようやくすてきな笑顔が出ましたね。
そうですね。
それだけ厳しい勝負でしたか。
そうですね。
この厳しいゴルフ場と強い選手たちの皆さんで、本当に楽しい1日です。
あの勝負、楽しかったですか。
そうですね。
今改めて勝って、どんな気持ちですか。
とってもうれしいです。
皆さんのおかげで、ありがとうございます。
これでメジャー3つ目のタイトルになりますが、ツアーはこの後、どんなプレーをしていきましょうか。
同じ感じで毎週、毎週頑張りたいと思います。
ありがとうございました。
表彰式を始めさせていただきます。
優勝したテレサ・ルー選手には小林浩美会長からチャンピオンブレザーが贈呈されます。
さらに、小林会長から大会杯が贈られます。
優勝したテレサ・ルー選手には、コニカミノルタ株式会社代表執行役社長、山名昌衛よりコニカミノルタ杯が贈られます。
また優勝副賞としてコニカミノルタよりカラー複合機「bizhubC368」が優勝者に贈られます。
さらに優勝副賞として本田技研工業株式会社日本本部営業企画部部長清水保匡様より「ホンダステップワゴンスパーダ」のスマートキーが贈られます。
4日間の競技が終了しました。
テレサ・ルー、7アンダーでの優勝。
上田桃子、酒井美紀が2打差で並んで2位タイとなっています。
イ・ボミは3打差、4位。
アン・ソンジュ、キム・ハヌル、原江里菜、服部真夕、絞られたというようなこの4日間でした。
全部で61人の選手たちがこの決勝ラウンドに駒を進めたんですが、やはり厳しい戦いになりましたね。
厳しいセッティングの中で、本当にテレサさんのショットが光りました。
平均スコアが75を超える難しい本当に選手たちを悩ませたと思います。
やはりかたいグリーン、2015/09/13(日) 14:00〜15:55
ABCテレビ1
第48回 日本女子プロゴルフ選手権大会 コニカミノルタ杯「最終日」[字]
国内メジャー第2戦。激戦を制し、歴史に名を刻む国内最強女子プロは!?首位上田桃子が悲願のメジャー初優勝なるか?イボミが3週連続優勝を果たすか?
詳細情報
◇出演者
【解説】森口祐子プロ
【ラウンド解説】村口史子プロ・山崎千佳代プロ
【実況】小縣裕介(朝日放送アナウンサー)
◇会場
〜パサージュ琴海アイランドゴルフクラブ(長崎県)
ジャンル :
スポーツ – ゴルフ
福祉 – 文字(字幕)
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