(新番組)緊急取調室 2015.09.14


(理絵)はいおまわりさん!
(理絵)えっと…いつもご苦労さま!
(篠田)ごめんね。
おまわりさんはものをもらっちゃいけないんだ。
(田上)堅い事を言うな。
都民のご厚意だ。
なあお嬢ちゃん。
ですよね。
どうもありがとう。
(篠田)クッキーだね。
(田上)学校遅れるよ。
(理絵)あっそっか!
(篠田)あれ…?危ない!
(爆発音)
(爆発音)
(郷原政直)なぜ呼ばれたかわかってるかい?
(真壁有希子)はい。
一課長の相馬君からこれ以上君をSITに置いておくのは危険だと言われたよ。
(有希子の声)撃てば!?早く!
(佐々木拓斗)あぁーっ!!イヤーッ!イヤーッ!イヤ…!動くな!わあぁぁーっ!!
(相馬一成)撃て!!
(銃声)
(郷原)まあ君の事だ。
勝算があってやった事だろう。
だが警察に一か八かは許されない。
何か申し開きたい事は?いえ現場を指揮した自分の責任です。
ああよく言った真壁。
さすが私が所轄から引っ張ってきた人材だ。
あれ?髪…。
まさか辞めようなんて思ってないだろうね?誰に何言われても辞めません。
凶悪犯を検挙するのが自分の目標であり生きがいであり趣味ですから。
本日付で緊急事案対応取調班に異動を命じる。
キントリですか…?
(郷原)知ってるよね?私が新しく設置した取り調べ専門チームだ。
名前だけは。
優秀な取調官の集まりだ。
統括は…梶山管理官だ。
梶山…。
かっ…か…!お久しぶりです真壁警部補。
我々の仕事は取り調べだ。
…が行うのはこれまでの取調室とは大きく違う。
花でも飾ってあるっていうの?カメラで全てを録画録音してるんだ。
冤罪事件が続いて自白偏重の取り調べに対する風当たりが強くなった。
弁護士会からは取り調べの全容を録画しろと突き上げをくらってる。
可視化…。
そこで特に重要と認定された案件については専門の取調官が迅速かつ正しい取り調べを行い全てを記録する事…。
えっ困る!カメラになんか見張られてたらやりにくい。
ホシを吐かせるのは無理!…っていう奴が多いんでしょ。
私は平気。
カメラなんて怖くない。
…なら結構。
今日からここが君の現場だ。
(中田善次郎)「やったんだろ!?」
(中田)やったんならやったって正直に言えよ!人間素直が一番だ!
(小石川春夫)正直で素直な人間が3人も人を殺しませんよ。
(中田)オラ開き直んのか!?コラ。
上等じゃねえか。
なんなら最後の殺しについては送致見送ってやってもいいんだぞ。
3人なら確実に死刑だが2人なら無期懲役かもしれん。
その代わりな他の2件についてはきっちり吐くんだ!警察がそんな取引していいのかな?
(菱本進)貴様!なめんのもいい加減にしろ!この野郎!地獄を見るぞこの野郎!天国じゃねえんだぞコラ!正しい取り調べ…?中断しましょうか。
(中田)「はい」いやちょっとやりすぎましたかね?取り調べの教本ビデオを作ってましてね。
今のは悪い例。
まあいけないとわかっていても現実には自白を強要したり取引を持ちかけたりするケースがありますのでその指導も我々の仕事…。
あっ…申し遅れた。
私中田善次郎と申します。
真壁です。
(菱本)あんたかぁ!クビになった女交渉人って。
お名前は?俺なぁ女の警官と組む気ないんだよ。
特に勘違いしてるおばはんは。
あれ…大丈夫?この程度で頭にきて。
…別に。
小石川春夫です。
あっちの海坊主は菱本さん。
あっ…。
今思ってる事当てようか?「何ここは掃きだめ?」。
「定年前の薄汚いおっさんばっかじゃん」。
それじゃあ交渉失敗するよ。
顔に全部出てるもん。
お言葉ですが交渉は失敗ではありません。
人質は無事全員保護。
犯人逮捕致しました。
自慢話はいいからお茶いれてくれや。
お茶…くれやって…。
おばはん。
SITじゃ偉そうに頭張ってたかもしれないけどここじゃ一番年下だろ。
それがどうかしましたか?
(電話)はい調べ班。
はい了解しました。
善さん…。
交番爆破事件の重要参考人が任意同行。
午前10時15分緊急事案取調要請が下りました。
出番です。

(藤代保)離せ。
(リポーター)「世田谷区の交番が爆破され警察官1人が死亡」「通行人を含む3人が重軽傷を負った事件の重要参考人として藤代保弁護士が捜査員に任意同行を求められました」「藤代弁護士を乗せた捜査車両はこれから警視庁に向かいその後本格的な事情聴取を受けるものとみられます」
(リポーター)「あったった今藤代弁護士の姿が見えました!」藤代保45歳。
著名な弁護士です。
(中田)冤罪事件ばかり引き受けてますよね。
捜査本部に匿名のタレコミがあったそうです。
犯人は弁護士の藤代だと。
匿名ねえ…。
捜査本部も当初はいたずらと判断しましたが念のため目撃者に写真を見せたところ…。
この人じゃない?このおじちゃんに頼まれたの…。
これ交番に届けてくれるかな。
いい事すると気持ちいいよ。
…で藤代本人から提供を受けた指紋を照合したところクッキー缶に付着していた指紋と一致した。
(小石川)真っ黒だねぇ。
問題は動機か…。
本人は?完全否認。
ああ…手こずりそうですねぇ…。
弁護士はこっちの手の内わかってるから厄介だよな。
動機より爆発物の入手経路に絞って攻めては?このホルク硝安というのは90年代にアメリカで発生したテロで使われた硝酸アンモニウム化合物です。
ほう〜さすが!元SIT元交渉人!なんなら私が取り調べましょうか?真に受けるな馬鹿!なっ…ば…!ブツのルートだけわかっても動機に説得力がなきゃ裁判でひっくり返される。
誰がどうしてなんのためにやったのか。
犯行の全貌を突き止めるのが取調班の仕事だ。
ホシをパクッたら終わりじゃない。
パクッたとこから始まる。
無理なら手取り足取り教えようか?結構。
相手はプライドの高い弁護士です。
中田さんお願い出来ますか?はい。
菱本さんは補助小石川さんは調書の見直しを。
よし全力尽くしますか。
よっしゃいくぞ。
やりますかねぼちぼちと。
はい。
はい。
ああ…真壁は一課に行ってタレコミの情報提供者確認。
私が?そう君だよ。
(監物大二郎)タレコミの主は匿名って報告を上げたはずだろ。
逮捕のきっかけがタレコミである以上匿名では済みません。
電話を受けたのはどっちです?俺ですけど。
(監物)ナベ。
どんな人物でした?さあ…男であるぐらいしか…。
それでも刑事?
(監物)ハハッ。
少しでも思い出して取調班に上げてください。
いいか?この情報はキントリに出すな。
はい。
奴らがホシを落とせなかったその時にオラオラって証拠を突きつけてやるんだよ。
ああ…。
そうすりゃ取調班なんて存在価値がねえって上もわかるってもんよ!さすがっすね〜モツさん!誰だと思ってんだこの野郎!
(寺尾光一)どうぞ。
一課の監物です。
渡辺です。
先日はご協力どうも。
(寺尾)いいえ。
(監物)最初に聞いていいですか?なぜ我々に電話を?
(寺尾)捜査一課で一番仕事が出来る刑事さんだと聞いたからですよ。
あっいやいや…!聞いちゃいました?
(寺尾)藤代弁護士が爆発物を入手した経路の詳細です。
(寺尾)お渡しする前に1つ質問に答えて頂きたいんです。
質問?なんでもいいっすけど。
刑事さんたちは私を…覚えていますか?はい?えっ?あっ…!お前…。
(監物・渡辺)わあぁ!
(渡辺)やめろ…!
(藤代)私は事件とは無関係だ!これ以上の事を言うつもりはない!しかし質問に答えて頂かなくては潔白を証明出来ません。
答える義務はない!義務もへったくれもねえんだよ!今回の爆破では警察官が死んでいる!尊い人命が奪われてんだ!
(中田)脅すような言い方はやめてください。
甘い事言ってちゃ追及出来ねえだろ!こいつの指紋があったんだ!物証だ!とっとと吐かせろ!
(中田)取り調べは先入観なく進めなければ!私は誰かを犯人にしたいのではなく…。
(小石川)いいおまわりさんと悪いおまわりさん。
えっ?知ってるよね?グッドアンドバッドコップ。
片方が強気で攻めもう一方がまあまあと取り成して有利に運ぶ作戦。
…もちろん知ってますよ。
(ドアの開く音)どうだ?まだうたいません。
中田さんが粘っています。
中断してくれるか。
えっ?
(相馬)たった今真犯人を名乗る男が出頭してきた。
(小石川)あなたが交番を爆破したというのは本当ですか?
(寺尾)はい…。
テレビのニュースを見ていたら僕がやった事なのに知らない人が捕まったって…。
真実を言わなければ罰が下ると思いました。
まずあなたのお名前から聞かせてください。
名前は…。
名前は…。
言いません。
えっ?言いたくないんです。
警察は調べるのが仕事でしょ?調べてくださいよ。
僕は一体…。
だーれだ?
(寺尾)いたずらじゃありませんよ。
やったのは本当に僕です。
(小石川)証拠はありますか?これはどうですか?ホルク硝安XA。
爆発物の構成はどこにも発表がなかったはずです。
真犯人しか知りえない秘密の暴露になるのでは?随分化合物に詳しいようですね。
一般には知りえない知識です。
おだてて身元を探ろうとしたって引っかかりませんよ。
僕が自首したのは罪を償いたいからじゃありません。
あなた方に僕を思い出して頂きたいからです。
思い出してほしい…?前持ちって事か?すぐにこいつの指紋を当たってみろ。
(松本)それが指紋もDNAも話をしてからにしたいと拒否されまして。
警察に恨みを持った奴爆発物関係に詳しい奴を洗い出せ!
(一同)はい!出来れば早く思い出した方がいいですよ。
タイムリミットがありますから。
タイムリミット…ですか?
(寺尾)僕が自首して42時間が経ったら人質の命が止まるんです。
人質…。
誰の事でしょう?誰?フフッ…。
数え切れないくらい多くの人ですよ。
まさか他にも爆発物を?
(寺尾)正解。
ある場所に僕が作った爆弾を仕掛けています。
そこにはバグロームガスを充填した容器を置いてあります。
バグロームガスって…神経作用系の?刑事さん…。
真壁さんっていいましたね?あなたと話した方が早そうだ。
なあ代われよおっさん。
(寺尾)「バグロームガスっていうのはねわずか0.1ミリで300人を殺せるんです」「爆破のショックで空気中に拡散したら…」
(寺尾)どれだけの人が死に至るだろう。
100人?1000人?いやもっとかな。
言ってみれば人質は都民1300万人。
さーて警視庁職員5万人は救う事が出来るか?
(笑い声)42時間後…?
(監物)ん…?
(監物)なんだ?こりゃ。
(渡辺)モツさん!聞こえますか?お〜ナベか!どこにいる?わかりません!狭く暗く…寒い場所ですね。
(監物)狭く暗く…手も足も動かねえ。
まるで墓の下だな。
これを見てください。
あなたの爆弾で死んだ交番の巡査です。
まだ23歳です。
たった一人の家族であるお母さんは入院したそうです。
(寺尾)だから?そんな人をこれ以上作っていいんですか?いいわけない!教えてください。
どこに爆弾を仕掛けたんです?がっかりだな…。
頭が悪すぎる。
あなたが頼んで答えるくらいなら自首なんかしません。
言ったじゃないですか。
僕は僕を思い出してほしいって。
フッ…専門の取調官ならこんなお涙ちょうだいではなくもう少し論理的に攻め込んだらどうですか?あなたも頭がいいとは思えませんね。
罪もない人を殺す。
どんな理由があろうと自分をおとしめる行為よ。
愚か以外の何ものでもない。
自分の事しか目に入らない。
それこそ愚かじゃないか。
「僕はもっと壮大な目的のためにここに座ってるんだ!」
(中田)初めて感情が動きましたね。
その調子だおばはん。
とにかく喋らせろ。
壮大な目的…。
他人の命を犠牲にして?それのどこが頭いいんですか?私にはさっぱりわかりませんねえ。
じゃあ比べてみようじゃないか。
あなたと僕とどっちが頭がいいか。
面白くなってきたじゃない。
まずいな…。
(寺尾)爆弾を仕掛けた場所について3つのヒントを与えます。
でもただ与えるだけじゃつまらない。
あなたが質問してください。
僕が答えましょう。
何を聞くかは自由です。
どう聞くかあなたの頭脳が問われます。
わかりました。
あの…少し休憩を入れませんか?僕は真壁さんと話している。
口出すなおっさん。
では1つ目の質問です。
爆発物を仕掛けたのは屋外ですか?それとも建物の中?部屋の中です。
36F?
(相馬)36階だ…。
おい!36階建て以上の建物を絞り込め!都内全部ですか?2つ目。
そこからは何が見えますか?お友達です。
皆静かに眠っている。
(相馬)静かに眠るお友達だ!
(寺尾)さて次で最後ですよ。
必ず答えてくれるわね?約束は守ります。
では3つ目の質問です。
その建物の住所を教えてください。
(ため息)どうしたの?3つの質問には答えてくれるんじゃなかったの?ルール違反には答えられませんね。
ルール違反?僕はヒントを与えると言ったのにあなたは厚かましく住所を聞いた。
つまり解答を求めた。
卑怯なんだよ。
あ〜もう何も話す気なくなった。
おしまい。
「どうしたの?」
(小石川)罠にかかったんだよ。
あんたが功を焦って最後にずばり聞いてくるのを予測してた。
調子に乗って足元を見られたんだよ。
(菱本)確かにヒントって言った時嬉しそうな顔してやがんな。
「ヒントを与えると言ったのに…」人のミスがそんなに嬉しいの?
(ビデオを止める音)
(竹山)失礼します。
管理官お連れしました。
どうぞ。
ご足労頂いてすいません。
お願いします。
失礼します。
ご苦労さま。
(理絵の母親)どうしてもって言うから来ましたけどこの子嫌がってるんです。
こういうのは私が。
(中田)お嬢ちゃんこんばんは。
すぐに終わるからおじちゃんたちのお願い聞いてくれるかニャ?やだ!
(菱本)善さん…。
お菓子あげようか?飴ちゃんだよ。
はい。
怖〜い!あなた小学校3年生よね?だったら警察がどういうところかわかるわよね?
(理絵の母親)ちょっと!みんな悪い人を捕まえるために真剣なんです。
協力してください。
いいけど…本当の事言っていい?本当の事?このおじちゃんだろ?うーん…わかんなくなってきちゃった…。
よーく思い出してみて。
この人じゃない?多分そう…。
多分なの?どっちなの!?この人でしょ?うん…このおじちゃんに頼まれたの…。
大丈夫。
今度は思った事を言ってください。
あなたにクッキーを渡した人はいますか?あっ音声も。
(藤代)「だから言っただろ私は事件とは無関係だ!」「それ以上の事を言うつもりはない!」
(寺尾)「警察は調べるのが仕事でしょ?」あっこっち!こっちが本当に会ったおじさん。
間違いない?この間はこの人だって言ったのよ?
(理絵)うーん…同じお洋服着てたから…。
同じお洋服?だってこのおじさんこのネクタイしてたもん。
交番に届けてくれるかな。
子供を選んでわざと藤代に間違われた。
知らない人が捕まったなんて言ってたけど…。
いい事すると気持ちいいよ。
本当は藤代の事知ってたのよ最初から。

(寺尾)「いぬのおまわりさんこまってしまって…」カツ丼出したいところだけど規則で禁止でね。
お茶もダメ。
白湯。
おいしいと自白誘導になるからとか…。
喋ってくれんならビールぐらい出したいけどこの部屋じゃそうはいかない。
じゃあ本人に許可なく勝手にDNAを採る事は出来ませんね。
カメラが見てるんだから。
うん。
(中田)お連れしました。
(藤代)知らんねこんな男は。
ちゃんと見てください。
(藤代)知らんと言ったら知らん!なぜ私が警察に協力しなければならないんだ。
彼はあなたに罪を被せようとしたかもしれないんですよ?私は冤罪被害者の救世主だ。
感謝されこそすれ恨まれる事はない。
全国に私の弁護を待ってる被告人がたくさん…。
ん?そうか…。
会った事があるよあの男。
あんた方の方がよく知ってるだろう?城東大の女子大生ストーカー殺人事件じゃないか。
(サイレン)
(警察官)お疲れさまです。
(菱本)どこだ?
(警察官)102号室になります。
(菱本)化け学の学者なら爆弾はお手のものだわな。
寺尾の家族は?
(松本)家族はおりません。
父親は小学生の時に母親が3か月前に亡くなっています。
36Fって…36階だけじゃありませんね。
ああ?左が摂氏のC右が華氏のF。
36Fが温度を表してる可能性も。
だったら36Fってのは何度なんだ?摂氏に直すと…大体2度。
(竹山)菱さんこれ見てください!
(菱本)おう。
これ…。
(菱本)そうか!おい!
(監物)ナベ…ここ…。
モツさん!モツさん!大丈夫ですか!?ナベ…眠い…。
なんだ?ここは。
ナベ。
はい。
ここは遺体安置室のようですね。
遺体ってお前冗談じゃねえよ!
(渡辺)寺尾の奴ずっと我々を恨んでいたんでしょうか?知った事か。
あーっ!モツさん!ナベ!肩がーっ!ベルトの金具が肩に…!うおーっ!ふんっ!なかなかやるじゃないの。
ナベいけーっ!うりゃあ!ふんっ!クソッ!クソッ!緊急事案対応取調班より報告します。
被疑者の姓名は寺尾光一43歳。
2年前城東大学女子学生ストーカー殺人事件の被疑者として誤認逮捕されました。
冤罪被害者です。
平成24年1月寺尾の大学の女子学生がストーカーに殺害されました。
捜査本部は寺尾が職場のパソコンにガイシャの写真を多数保管していたため任意同行。
犯行を認めたため逮捕に至ったが自白は取り調べの刑事の強要によるものだったと寺尾は主張。
その後真犯人が逮捕されたため寺尾は42時間後に釈放されました。
その際に取り調べを担当したのが監物渡辺両名です。
そして交番爆破で女児を庇い重傷を負った田上巡査部長は当時寺尾を連行しました。
また寺尾は釈放後弁護士の藤代を訪ね自白を強要した刑事を訴えたいと依頼しましたが断られています。
要するに誤認逮捕の復讐という事か?だったらクッキー缶についていた藤代の指紋はどう説明する?その点については解明出来ていません。
ただ寺尾が定めた爆破期限42時間は彼が警察に身柄を押さえられていた42時間と一致します。
現在残り20時間40分。
爆破時刻は明日の午前4時。
所轄の協力を得て36階及び摂氏2度両面から寺尾の関係場所を捜索してます。
(相馬)各班は引き続き爆発物及び監物らの監禁場所を捜索。
キントリは寺尾本人から場所を聞き出せ。
警視庁の威信を守るんだ!
(一同)はい!都民1300万人の命が先でしょう…。
どっちがいい?はぁ?どっちでも。
験担ぎだよ。
相方に選んでもらうとうまくいくんだ。
取り調べはメーンとサブのコンビネーションだからね。
どんな手でいきます?まああうんの呼吸で。
あうんってそんないい加減な…。
交渉人の現場と取調室何が一番違うかわかる?距離だよ。
被疑者との距離。
(小石川)立てこもり事件はホシの顔すら見えない事がほとんどだろ?でも取り調べはわずか50センチなんだ。
50センチ?
(小石川)相手の息遣いも聞こえれば体温も感じる。
電話もメールも通さない。
極論すりゃあ今の世の中こんな短い距離で長い時間語り合うのは恋人同士か取調室のホシと刑事ぐらいだよ。
(小石川)そんな状況で策に溺れるのは実に愚かだ。
相手の懐に飛び込んで流れに任せた方がいい。
火をもって火を制しようとすれば…自分が灰になるだけだしね。
さあ…行こう。
奴を丸裸にするぞ。
はい。
むきましょう。
お待たせしました寺尾さん。
やっとたどり着いたみたいですねぇ。
思い出すのが遅すぎますよ。
僕はひと時だって忘れた事がないのに。
2年前の誤認逮捕についてはあなたが監禁している2人の刑事に代わって…いえ警視庁を代表しておわびします。
簡単に謝るな。
「謝るならこんな老いぼれじゃなくて…」警視総監がテレビで謝罪しろ!
(寺尾)あと11時間でバグロームガスが拡散する。
「お前ら警察のせいで多くの犠牲者が出るんだ」取引をするしかあるまい。
取引?幸い被害者は身内だ。
罪に問わない事を条件に吐かせるんだ。
(相馬)なるほど。
全て取調室のカメラが撮ってますよ。
いやそれは一時的にオフにするしかないね。
なんのために取調班をお作りになられたんですか?弁護士会とマスコミにアピールするためですか?
(相馬)君!ぶ…部長に何を…。
私にキントリを預けたなら信じて任せてください。
私の部下が必ず吐かせます。
(中田)膠着状態です。
(中田)もう30分以上3人とも全く動きません。
(中田)あっ動いた!ギブアップか?昨日のビデオ見せて。
私が失敗したところ。
どうぞ。
「これを見てください」「あなたの爆弾で亡くなった交番の巡査です」「まだ23歳です」「たった一人の家族であるお母さんは入院されたそうです」「たった一人の家族であるお母さんは入院されたそうです」「お母さんは…」
(電話)はい調べ班。
ああ…。
(サイレン)
(中田)やりました。
モツさんナベさん見つかりましたよ。
城東大医学部の遺体安置室に監禁されていたそうです。
爆弾とガスは爆発物処理班が対応中。
犠牲者を出さずに済みそうですね。
(菱本)やったなおばはん。
摂氏2度が当たりだったじゃねえか。
何喜んでるんですか。
取り調べはこれからよね?そうこれからが本番だ。
(体をたたく音)
(寺尾)安っぽい作戦ですね。
根比べすればこっちが折れるとでも思ってるの?カウントダウンは進んでるんですよ?
(寺尾)あと7時間45分。
退屈なら昨日の続きをしない?また私が3つの質問をする。
そして寺尾さんあなたが答える。
懲りませんね。
懲りたわ。
だからもう爆発物の場所については一切聞かない。
約束する。
それならどう?いいでしょう。
今日はルールを守ってくださいよ。
もちろんです。
では1つ目の質問。
どうしてこんな方法を選んだの?もっと他に警察や弁護士にリベンジする方法はあったはずよ?人を殺して刑務所に自分が入るなんて一番馬鹿げた方法じゃない。
それは凡人の発想ですよ。
僕は実験がしたかったんです。
実験?
(寺尾の声)警察はわずか42時間で僕の人生の全てを奪った。
(監物)随分いい趣味だなぁ。
「キャンパスまでの痴漢地獄」。
欲求不満で…彼女をつけ回してたんだろ?違うか!どうなんだよ!
(寺尾)やめて…やめて…。
何ぃ!?やったのか?ええ!?おい!
(寺尾の声)僕から誇りを取り上げ…。
やった…僕がやりました…。
(寺尾の声)プライバシーを取り上げ…。
(女性研究員)変な写真集めてたんだってさ。
嫌だキモイ。
本当は犯人なんじゃないの?
(寺尾)クビ…という事ですか?そこまでは言ってないよ。
ただ研究者が助手の尊敬を失ってはねぇ。
(寺尾の声)研究を取り上げた。
真犯人が逮捕されても何も戻ってこなかった。
一度犯人としてプライバシーを暴かれた者は信頼を回復出来ない。
それに引き換えあなた方警察はどうです?何事もなかったかのように権力を振り回してる!そんな事ない。
申し訳ないと思ってます。
だったらなぜ誰も僕を思い出せなかった?答えられないだろう?なんでかわかるか?罪の重さを自覚してないからだよ。
弁護士の藤代も同じだ。
自白を強要した刑事を訴えたいんです。
(藤代)うーん…まあ刑務所に入れられたわけじゃないしあなたはちょっと…地味っていうかインパクトがないんだよね。
冤罪事件というのは社会に影響力があるわけだから世の中が応援したくなるようなキャラクターが欲しいんだ。
ごめんね。
そんな事おっしゃらずにどうぞお願い致します。
(ため息)
(ため息)
(寺尾の声)冤罪を救う正義の味方なんてインチキだ。
ああっ…。
お母さん!?
(寺尾の声)宣伝のためにしか過ぎなかったんだよ!お母さん!
(寺尾の声)母はそのショックで病気をこじらせ…。
死んだよ。
その時のクッキー缶が…。
(寺尾の声)あいつの指紋がついてるとわかって僕がずっと保管していた。
いつの日か奴をおとしめるためにね。
すごい執念ね。
(机をたたく音)
(寺尾)当たり前だ。
お前らはよってたかって僕という研究者を葬った。
バグロームガスで一体どれだけの人間が死ぬか…。
被害の大きさをもって警察は罪の重さを知る。
だから僕は自分の人生をお前らに汚された人生をこの壮大な実験にかけたんだ!おい!おいおいおいおい!あと7時間切ったぞ。
6時間59分50秒4948…。
早く警視総監連れて来い。
(監物)この野郎…許せねえ。
俺に取り調べさせろ。
この事件は緊急事案対応取調班の仕事です。
俺らこいつのせいで死にかけたんだぞ!お前らにも原因の一端あるんだよ。
おとなしく帰れ。
(寺尾)「いぬのおまわりさーん!」俺らは犯人逮捕のためにやったんだ。
こいつ取り調べなきゃホンボシにはたどり着かなかった!そうだ!交代しろ!こんな女に任せられるか!
(寺尾)「4443…」「はいもうありがとう」この質問はもういいわ。
2つ目の質問よ。
どうしてお母さんの遺影を裏向けにしたの?部屋の引き出しにお母さんの遺影を入れてたわよね?それも裏向けで。
いつ裏向けにしたの?爆弾を作ってる時?それとも交番の巡査が死んだ時?あなた壮大な実験なんて言ってるけど本当は罪の重さに震えてるんじゃないの?だから裏返した。
お母さんに見せられなかった!黙れ。
警察に来たのも本当は心のどこかに止めてほしいって気持ちがあったからじゃないの?違う!お母さん…。
きっと泣いてるね。
なんにも見えない暗い闇の中で。
だって…。
愛する息子がなんの罪もない人の命を奪ったんだから。
(監物)なんだこりゃ!?女の涙かよ!うるさい!ナベ行くぞ。
はい。
私があなたのお母さんならこう言うわ。
お前間違ってる!ここにこうして生きてるのに人生を全部奪われたなんて馬鹿な事を言うな!まだ43じゃないか!明日もあさっても来年もあるじゃないか!いっぱい持ってるじゃないか!黙れ!おい!おい待て!3つ質問するんだろう?まだ2つだぞ!もういい。
俺は言われっぱなしかお前みたいな愚かな女に。
いい事教えてやる!36Fの意味は36階じゃない。
華氏36度。
摂氏に直すと2度でしょ?監物渡辺両刑事は無事救出されました。
爆弾は爆発しません。
実験は失敗よ!寺尾さん。
クソ…だましたな?こんな取り調べ無効だ!私は爆弾の場所については聞かないと言っただけ。
嘘は一つもついていません。
冤罪のせいで人生がめちゃくちゃになってしまった。
その事は申し訳ない。
警察官として心から謝ります。
だったら…何をしてもいいの?人は殺したいほど誰かを憎む事がある。
私も憎んだ事がある。
でもその相手にも親がいて子供もいるかもしれない。
そう思って踏みとどまる!だけどあなたは関係ない人を巻き込んで殺そうとした!冤罪被害者だったのに…なんで本当の犯罪者になってしまったの!?こんな戦い方を選んだあなたを…。
私は…許せない。

(ドアの閉まる音)
(時計をむしり取る音)信頼して頂きありがとうございました。
(郷原)ご苦労だった。
梶山君。
どうして君は彼女をキントリに入れたがった?どうしても真壁有希子が欲しいって言ったね。
いい女だからです。
警察官らしからぬ冗談だな。
まあ頑張りたまえ。

(かやの)お待たせしました!犯人を挙げた日の定番から揚げ!
(しんじ)今日はサービスしますよ!
(中田)おおうまそうだね!
(菱本)あっ焼酎おかわり!はい!胃薬ある?ありますよ〜。
じゃあ私はこれで。
えっもう?話全く合わないんで。
よいしょ…。
(真壁奈央)もう遅いよ…。
ごめんごめん。
ああもう一緒に寝よう。
(真壁則行)お母さん…。
おかえり。
ただいま。

おしゃべりあるき目です
今日は平均年齢80歳の女性野球チームを訪ねます
2015/09/14(月) 09:55〜10:53
ABCテレビ1
[新]緊急取調室[再][字]

あなたをマル裸にする!
「取調室」—そこは、刑事と被疑者の最後の戦場。
取調室を舞台にした、かつてない緊迫の心理戦がはじまる!!

詳細情報
◇番組内容
“名前のない男”
交番爆破事件の被疑者を任意同行した直後、真犯人と名乗る男(高嶋政伸)が現れた!
有希子(天海祐希)ら緊急事案対応取調班は、男の取り調べを開始。
だが、身元を明かさない男に、有希子らは手を焼き…。
◇出演者
天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、篠井英介、草刈正雄、でんでん、大杉漣、小日向文世 ほか

【ゲスト】
高嶋政伸

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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