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「核のゴミ」処分場候補地の条件示す9月17日 22時37分
原子力発電所から出るいわゆる「核のゴミ」の処分場を巡り、経済産業省の専門家会議は、火山や活断層の周辺を避けるなど候補地に必要な条件を取りまとめました。輸送の面から海岸から20キロ以内を目安とするという考えも示されましたが、今の時点で内陸を排除すべきではないとする意見が出され、議論を続けることになりました。
原発から出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のゴミ」の処分場を巡り、経済産業省の専門家会議は17日の会合で、候補地として科学的に有望な場所の条件を取りまとめました。
それによりますと、火山から15キロ以内や活断層の周辺、それに地中の温度が100度を大きく超える地域を避けるなど、16項目を候補地の条件に挙げました。
一方、候補地を絞り込むために地質の面で具体的に好ましい範囲を示すことについては、データが限られていることなどから今の段階では困難だとしています。
また、廃棄物の輸送の安全の面から港から近いほうが望ましいとして、海岸から20キロ以内を目安とすることが適当だという考えも示されました。
これについては委員から「処分場選びが沿岸部に偏りかねず、内陸や山間部も含めて総合的に議論すべきだ」といった意見が出され、議論を続けることになりました。
経済産業省は、これまでの検討結果を来月から全国9か所で開く公開のシンポジウムで説明するなど、広く意見を聞いたうえで、処分場の適地とされる地域を地図に色分けして示すことにしています。
それによりますと、火山から15キロ以内や活断層の周辺、それに地中の温度が100度を大きく超える地域を避けるなど、16項目を候補地の条件に挙げました。
一方、候補地を絞り込むために地質の面で具体的に好ましい範囲を示すことについては、データが限られていることなどから今の段階では困難だとしています。
また、廃棄物の輸送の安全の面から港から近いほうが望ましいとして、海岸から20キロ以内を目安とすることが適当だという考えも示されました。
これについては委員から「処分場選びが沿岸部に偏りかねず、内陸や山間部も含めて総合的に議論すべきだ」といった意見が出され、議論を続けることになりました。
経済産業省は、これまでの検討結果を来月から全国9か所で開く公開のシンポジウムで説明するなど、広く意見を聞いたうえで、処分場の適地とされる地域を地図に色分けして示すことにしています。