阿蘇山が爆発した、見てみ、見てみ。
今度は阿蘇山で。
噴石などに警戒が必要です。
豪雨から4日たったきょうも、こちらのように水は引いていません。
行方不明者の捜索と生活再建を阻んでいます。
依然、水が引かないその訳は。
こんばんは、ニュース7です。
周辺に多くの観光施設がある熊本県の阿蘇山で、きょう午前、噴火が発生しました。
気象庁は、火口周辺警報を発表して、噴火警戒レベルを入山規制を示すレベル3に引き上げました。
地元の自治体などで作る協議会は、一部の県道を除き、火口から4キロの範囲で立ち入りを規制しています。
阿蘇山が爆発したぞ。
阿蘇山が爆発した、見てみ、見てみ、今。
とんでもね、とんでもない。
とんでもない。
火山灰が避難する車に迫ります。
気象庁によりますと、きょう午前9時43分ごろ、阿蘇山の中岳第一火口で噴火が発生しました。
火口からは、噴煙とともに噴石が飛び出しているのも確認できます。
黒い噴煙は、高さおよそ2000メートルに。
気象庁は、マグマが関与した可能性があるとしています。
気象庁は、噴火警戒レベルをレベル2から、入山規制を示すレベル3に引き上げました。
火口からおおむね2キロの範囲では、大きな噴石、それから火砕流に警戒してください。
また風下側では降灰、それから風の影響を受ける小さな噴石に注意してください。
火口の周辺にある施設では、避難などの対応に追われました。
火口からおよそ1キロの所にあるロープウェーの駅。
当時、火口周辺には、観光客などおよそ30人がいました。
この駅にいったん避難し、全員下山しました。
けが人はいないということです。
火口からおよそ4キロの場所です。
こちらの道には、火山灰が一面に降り積もっています。
そしてこちらから先は、一般車両の通行が規制されています。
地元の阿蘇市などで作る阿蘇火山防災会議協議会は、一部の県道を除き、火口からおよそ4キロの立ち入りを規制しています。
火山灰の影響は広範囲に及んでいます。
阿蘇市内では、刈り取りを前にした稲に、灰が積もっていました。
また影響は、空の便にも及び、熊本空港を発着する20便が欠航しました。
では、噴火の状況を改めてこちらの模型で説明します。
こちらの噴煙ですが、午前10時過ぎには、火口から2000メートルの高さまで上がりました。
そしてこちらをご覧ください。
灰に覆われたロープウェーの駅の映像です。
ロープウェーといいますのは、こちらの火口近くの駅から、西へ1.2キロほどの駅までを結んでいますが、去年8月の噴火以降は運行を取りやめています。
そして立ち入りが規制されているのは、一部の道路を除く火口からおよそ4キロの範囲です。
一方、阿蘇山の西側では、火山灰が降る降灰が確認されました。
午後4時までには、こちらの11の市町村に上っています。
そして今後ですが、午後9時まで噴火が続いた場合、この濃い黄色の地域でやや多い量の降灰が、黄色の地域で少量の降灰が予想されています。
今回の噴火。
なぜ今、この時期に起きたんでしょうか。
阿蘇山の中岳第一火口では、去年11月にマグマ噴火が起きて以降、活発な噴火活動が続いていました。
ことし5月21日の噴火のあと、停止していましたが、先月、再びごく小規模な噴火が発生。
今月もきのうまでにごく小規模な噴火が3回発生するなど、噴火活動が繰り返し発生していました。
こうした状況について、専門家は次のように指摘しています。
気象庁はこれまでの観測から、現時点では、大規模な噴火につながる兆候は見られていないとしています。
今後の注意点は。
次です。
鬼怒川の堤防が決壊して大きな被害を受けた茨城県常総市では、行方が分かっていない15人の捜索が続いています。
しかし、この街を覆い続ける水が、捜索を阻んでいます。
上空から見たきょうの茨城県常総市です。
市の南側は、まだ広い範囲で水に覆われています。
同じ場所を堤防が決壊した翌日の映像と比べてみますと、水に覆われた範囲が、大きく変わっていないように見えます。
なぜ、水は残り続けるのか。
その原因の一つが、常総市の地形です。
国土地理院が示した浸水の範囲です。
最大で画面の水色で示した部分まで、水につかりました。
面積はおよそ40平方キロに及びます。
その後、市の北側などで、水は引いてきたものの、今も南側を中心にした10平方キロが水に覆われています。
実はこの部分、土地の高低差を示す図と合成しますと、水が残っている部分と低い部分を示す濃い青色がほぼ一致します。
国土交通省は、浸水している地域の標高は、堤防が決壊した所よりも5メートルほど低いとしています。
さらに。
広い範囲で浸水した鬼怒川の東側の地区です。
水を川に戻す排水路の周辺は、依然として泥水に覆われています。
本来、低い所にある水を川に流す機能を持つ排水路に、土砂やがれきが入り込み、水が流れにくくなっているのです。
さらに、低い部分の土地は平たんで、水が集まりにくくなっています。
こうした場所での排水作業について、専門家は。
街を覆い続け、行方不明者の捜索を阻む水。
依然として15人の行方は分かっておらず、警察などが捜索を続けています。
一方、日常を取り戻す動きは少しずつ進んでいます。
浸水した市役所にはプレハブ小屋が届きました。
来週から仮庁舎として使われる予定です。
また水没した2つの浄水場のうち、1つが復旧。
きのう夕方から、水道水の供給が再開されました。
断水が続く地域では、自衛隊が仮設の風呂を設営しました。
一部の小学校と中学校では、きょうから授業が再開されました。
平日のきょうはボランティアが足りなくなる事態も。
全国から届く支援物資の仕分けなどが進まなくなっています。
3800人以上が一時孤立した今回の浸水。
日中、家に1人でいるお年寄りを素早く救い出した施設がありました。
常総市の高台にある介護老人保健施設です。
1人で避難するのが難しい利用者を、車で迎えに行ったのです。
避難指示から2時間ほどの間に、12人を施設に運びました。
取り残された人たちが孤立を乗り切るために使ったものがあります。
糸電話です。
まだ来てないの?
家族で2階に避難したあと、糸電話を使って、隣に住む姉と互いに励まし合ったといいます。
堤防が決壊した鬼怒川。
決壊した日の朝、15キロほど上流でも、ある現象が起きていました。
漏水です。
川の水位が高くなって、堤防に水がしみこむことで、内部の圧力が高まり、水や空気が吹き出す現象で、堤防が崩れる前触れとされています。
専門家は、常総市以外でも堤防が決壊するおそれがあった。
こうした現象を重く受け止め、今後の対策に生かさなければいけないと話しています。
同じく川の堤防が決壊した、宮城県大崎市。
渋井川では、きょう夕方までに決壊した場所に土を盛る作業が終わりました。
一方、宮城県内では、被害を受けた田畑が7200ヘクタール余りに上り、稲や大豆などに大きな被害が出ていることが分かりました。
大崎市では、長ネギの畑も水につかる被害が出ました。
また、栃木県でも特産のニラやイチゴが水につかるなどの被害が出ていて、農業への被害は少なくとも19億円に上ると見られるということです。
次です。
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設計画を巡って、きょう、新たな動きがありました。
普天間基地の移設先となる名護市辺野古の沿岸部。
その埋め立てについては、おととし12月、沖縄県の仲井真前知事が承認していました。
しかし、きょう。
翁長知事は、仲井真前知事が行った埋め立て承認の取り消しに向けた手続きに入ったことを明らかにしました。
号外です。
知事の承認、取り消しです。
辺野古沖の埋め立て承認の取り消しに向けた手続きに入ったことを明らかにした翁長知事。
その辺野古では、政府と沖縄県の集中協議に伴って中断していた作業が、おととい再開され、きょう午前には、仮設の浮き桟橋を設置するのが確認されました。
対立が解消しないままの沖縄県と政府。
今後はどうなるのでしょうか。
沖縄県は、沖縄防衛局から意見聴取を行ったうえで、実際に埋め立て承認を取り消すまでには1か月程度かかると見ています。
これに対し政府側です。
防衛省は、翁長知事が実際に承認を取り消せば、その無効を求めて法的な措置を取ることを検討しています。
例えば、行政不服審査法に基づく不服審査請求があります。
これは、承認の根拠となる法律を所管する、国土交通省に対して行います。
仮に請求を行った場合、国土交通省は、沖縄県の弁明書や、防衛省の反論書などをもとに審理を進めます。
そして、防衛省の請求を認めるか棄却するか判断することになります。
この問題、最終的に双方が法廷で争うことも予想されます。
翁長知事と安倍総理大臣は次のように述べています。
次は安全保障関連法案です。
与野党の攻防がヤマ場を迎えています。
参議院の特別委員会で安倍総理大臣は、今の国会で法案の採決を行って成立させる考えを重ねて示しました。
午後の審議です。
日本を元気にする会は、次世代の党、新党改革と3党でまとめた修正案についてただしました。
国会で与野党の攻防が続く中、今夜、国会周辺では、法案に反対する人がペンライトなどを手に、廃案にするよう訴えています。
法案は今後どうなるのか。
自民党と民主党の参議院の国会対策委員長が会談し、自民党側は、法案の採決の時期を検討したいという考えを伝えたのに対し、民主党側は、今の国会の会期は今月27日まであるとして、採決は時期尚早だという考えを示しました。
与野党の攻防は、ヤマ場を迎えています。
次はNHKの世論調査です。
安倍内閣を支持すると答えた人は、先月より6ポイント上がって43%、支持しないと答えた人は、7ポイント下がって39%でした。
NHKは今月11日から3日間、ご覧の方法で世論調査を行い、1088人から回答を得ました。
安倍内閣の支持率です。
支持すると答えた人は、先月より6ポイント上がって43%でした。
一方、支持しないと答えた人は、7ポイント下がって39%で、3か月ぶりに支持するという回答が、支持しないを上回りました。
支持する理由では、ほかの内閣よりよさそうだからが39%などだったのに対し、支持しない理由では、政策に期待が持てないからが47%などとなっています。
安倍内閣の経済政策について尋ねたところ、大いに評価するが6%、ある程度評価するが44%、あまり評価しないが33%、全く評価しないが12%でした。
景気が回復していると感じるかどうかについては、感じるが12%、感じないが48%、どちらともいえないが36%でした。
集団的自衛権の行使を可能にすることなどを盛り込んだ安全保障関連法案を、今の国会で成立させるという政府・与党の方針には、賛成が19%、反対が45%、どちらともいえないが30%でした。
安全保障関連法案について、これまでの国会審議で議論は尽くされたと思うか聞いたところ、尽くされたが6%、尽くされていないが58%、どちらともいえないが28%でした。
安全保障関連法案の成立によって、抑止力が高まり、日本が攻撃を受けるリスクが下がるという政府の説明に、納得できるかどうか尋ねたところ、大いに納得できるが6%、ある程度納得できるが25%、あまり納得できないが37%、全く納得できないが26%でした。
安全保障関連法案について、憲法違反だという意見と、憲法違反ではないという意見がありますが、どう思うか聞いたところ、憲法違反だが32%、憲法違反ではないが16%、どちらともいえないが46%でした。
安倍総理大臣が再選された自民党の総裁選挙が無投票になったことについて、好ましいが18%、好ましくないが44%、どちらともいえないが32%でした。
消費税率の10%への引き上げに合わせて、財務省は、飲み物と食料品を対象に、支払った消費税のうち2%分をあとから還付する、軽減税率の制度を検討していますが、この案について賛成か反対か聞いたところ、賛成が14%、反対が51%、どちらともいえないが27%でした。
各党の支持率はご覧のようになっています。
阿蘇山の噴火のニュースの中で、観光客がロープウェーの駅に一時的に避難したとお伝えした際に、映像が火口西駅になっていましたが、観光客が避難したのは正しくは、阿蘇山西駅でした。
失礼いたしました。
大相撲秋場所は2日目。
横綱・白鵬がきょうも敗れました。
白鵬が初日から2連敗したのは、横綱になってから初めてです。
白鵬は2場所ぶりの黒星スタート。
きょうは平幕のベテラン、嘉風との対戦でした。
まだつかまえることはできない。
あーっと、敗れた。
白鵬、連敗。
白鵬が初日から2連敗したのは、8年前に横綱に昇進してから初めて。
取組後、足がふんばりきれない、曲げると違和感があると、下半身の不調を明らかにしました。
一方、金星の嘉風は。
新入幕の大栄翔が2日目で初白星を挙げました。
関取最年長となった安美錦は、歴代5位の幕内1300回目の出場を白星で飾りました。
大関の豪栄道に早くも土。
横綱・鶴竜は順当に2連勝です。
プロ野球はナイトゲーム2試合です。
5連敗中の日本ハムが得点を重ねています。
楽天の則本が立ち上がりに三者連続三振を奪うなど、奪三振の数でリーグトップに立っています。
気象情報は寺川さんです。
こんばんは。
コスモスの季節です。
きょうはからっとした秋らしい空気に包まれました。
広い範囲で秋晴れとなりました。
さあ、現在の雲の様子を見てみます。
日本列島は雲が少なく、広い範囲で高気圧の圏内となっています。
こうした晴れの天気ですけれども、あすも続きそうでしょうか。
あすもこの高気圧に覆われて広い範囲が晴れそうです。
ですが、この南の海上の雲、まとまりつつあって、九州はこの雲が北上してくるため、南からゆっくりと天気が下り坂に向かいます。
そして、広い範囲の雲の様子を見てみます。
けさ、台風19号が発生しました。
しかしこちらは、大陸方面へとこのあと進む見通しです。
そしてこの熱帯低気圧による雲、これが今後、台風に変わる見通しです。
このあと北上してくるかなど、まだ進路は分かりませんが、今後の情報に注意をしてください。
では、あすの全国の天気です。
広い範囲で晴れますが、北海道はあすも大気の状態が不安定です。
局地的な雷雨や突風にご注意ください。
沖縄や九州南部では雨で、ざっと強まる所があるでしょう。
3時間ごとの天気、札幌から東京です。
支援の輪が広がっています。
茨城県常総市の避難所でのお昼ごはんです。
避難している人に温かい食事をしてもらおうと、スリランカの人たちが、カレーをふるまいました。
2015/09/14(月) 19:00〜19:32
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]
▽阿蘇山が噴火・警戒を ▽安保法案めぐり攻防 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】桑子真帆,【気象キャスター】寺川奈津美
詳細情報
出演者
【キャスター】武田真一,【サブキャスター】桑子真帆,【気象キャスター】寺川奈津美
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
スポーツ – スポーツニュース
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0+1/0モード(デュアルモノ)
日本語
英語
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:25616(0x6410)