サキどり↑「見つけてつながる!MY農家」 2015.09.15


検証しなくてはいけないということですね。
徹底的に検証して、それを直していくっていう、そういう努力が継続的に必要になっているということですね。
今夜は関西大学教授の河田惠昭さんと共にお伝えしました。
河田さん、きょうはどうもありがとうございました。
今日は都会と田舎がつながる幸せ〜な関係がテーマ。
毎日食べるお米の作り手をあなたが決める!そしてそしてなんと漁師まで…あなたが見つけて自分で選ぶ!食材を取り寄せ食べたあとはインターネットで生産者本人に「おいしい」の声を届ける。
生産者と消費者が直接つながる。
そんな楽しいスタイルが今広がっているんです。
つまりあなたが選んだmy漁師。
そしてmy農家!そんなあなたのためのmy生産者。
見つけてみれば暮らしが楽しく変わるかも!?
(2人)おはようございます。
いやあ片山さんmy農家にmy漁師あるんですねそういう仕組みが。
そうなんですね。
お気に入りの生産者を見つけて直接食材を購入するスタイル今注目集まってるんですね。
いいじゃないですか。
例えばこちらで〜す。
お〜そろってる。
島根県津和野町三宅さんのぶどう。
立派ですね。
岩手県久慈市の柿木さんの牛肉。
いいじゃないですか。
神奈川県小田原市檀上さんの卵。
目玉焼きにしたい。
いろいろあるんですよね。
選べるんですねこういう形で。
カビラさんその土地のものをその土地で食べる事「地産地消」と言いますがこの取り組みは。
え何?「知産知消」なんですよ。
なるほど。
知ってる方から買って売った方も食べてる人を知ってるって事?そういう事なんですね。
は〜すごい。
5人のお子さんを子育て中モデルの堂珍敦子さんです。
どうぞ。
ようこそ。
(一同)おはようございます。
この取り組み非常に食に関心があるという事なんですけどもご存じでしたか?いや初めて今見てびっくりしたんですけど。
なんか作ってる人の顔が分かるってすごくおいしくなるし残さずおいしく頂こうっていう気持ちにもなりますよね。
信頼関係っていう感じがしてきますよねそこには。
でも片山さん顔写真紹介コーナースーパーにもあります。
お取り寄せインターネットいろいろありますよね。
どう違うんですか?カビラさんただのお取り寄せとは全然違うんです。
そのmy生産者ライフを楽しんでる方訪ねてきました。
都内に住む森歩さん。
夫と二人暮らし教師をしています。
森さんが生産者から直接取り寄せる食材がこちら。
森さんのmy漁師が手塩にかけた一品です。
すごい。
続いては…。
更に友達とのパーティーには顔なじみのmy漁師から取れたての海の幸を送ってもらいます。
食べたらすぐにSNSを通じてお礼をする事も忘れません。
my漁師とのつながりはインターネットだけじゃないんです。
森さんなんと現地にも足を運びます。
この日やって来たのは岩手県。
地元の漁師がホタテのさばき方や食べ方を教えてくれる交流会です。
森さんのmy漁師ホタテ漁師の佐々木淳さんらが催しました。
参加者はおよそ20人。
佐々木さんとつながる消費者が全国からやって来ました。
森さんmy生産者を現地に訪ねた時には必ず生産の現場を見せてもらう事にしています。
いろいろ学べるんですね。
おいしさの裏にある生産者のこだわりや苦労。
生産現場には毎回新鮮な発見があると森さんは感じています。
森さんが佐々木さんと出会ったのは東日本大震災がきっかけです。
ボランティアで現地に足を運ぶうちに漁師の熱意自然と向き合うその生きざまに感銘を受けました。
一方佐々木さんにとっても震災は大きな転機になりました。
以前は出荷してしまえば漁師の仕事は終わりでした。
しかし都会からのボランティアが生産現場に触れ感動している事を知り漁師の仕事の価値に気がついたのです。
以来消費者と積極的に交流し直接販売はかつての2倍になりました。
秋田県の中央。
緑豊かな田園地帯にも森さんのmy農家があります。
化学肥料を使わない無農薬の米を全国100人ほどの消費者に直接販売しています。
そのままいけるんですね。
(堂珍)無農薬だから。
菊地さんの田んぼにも自然との触れ合いを求める都会の消費者が大勢訪れます。
ないですよねこういう機会は。
菊地さんには知産知消の可能性を実感した忘れられない体験があります。
去年9月1ヘクタール野球場ほどの広さの田んぼはまさに収穫期を迎えていました。
しかし降り続いた雨で田んぼはぬかるみ稲刈り機が使えなくなったのです。
菊地さんはわらにもすがる思いでSNSでつながる消費者に助けを求めました。
「一生のお願いです。
稲刈りを助けて下さい」。
交通費を出す事はできないけれど収穫した米でお礼をしたいと書き込みました。
すると…。
次の日5人が菊地さんの田んぼに駆けつけました。
東京から夜行バスで来たサラリーマン。
学校を休んできた学生。
友達が友達を呼びやって来たのはのべ200人。
みんなが汗を流しぬかるんだ田んぼの稲は2週間で全て刈り取られたのです。
それまで孤独に無農薬の米作りに向き合ってきた菊地さん。
自分の米作りが多くの人に支えられていた事を実感しました。
(堂珍)いいですねこういう。
いや〜なかなかこういうお話は聞けないですよね。
そうですね。
ほんとスーパーで買うだけでは体感できないものがそこにはあるんだなと思ってちょっと感動しました今。
そうですね。
これご覧になってあ今すぐちょっと興味がある僕もそうなんですけどどうやってじゃあ探せるんですか?これいろいろ方法はあるんです。
例えばこちらです。
ファーマーズマーケット。
生産者が直接販売していますよね。
ですからそこで気に入った食材に出会えればその生産者の方とつながれる。
それから農業体験プログラム。
今いろんな所で行われていますよね。
こういった所で農家の人に出会いこだわりに共感そしてmy農家にというのもありですよね。
更にインターネットという方法もあります。
ブログやSNSで生産の実情や思いなどを発信している生産者の方も増えてきています。
こういった中からお気に入りの生産者を見つけてそしてつながるという事もできますね。
なんか私も早速見てみたくなりました。
今日はこのmy生産者どんどん深めてまいります。
ここからもうお一方です。
生産者と消費者をつなげる取り組みを進めてらっしゃいます高橋博之さんです。
はいよろしくお願いします。
(一同)よろしくお願いします。
このmy農家my漁師さんたち。
これどんな広がり実感されてますか?食べ物を作る人と食べる人が一緒になるとですねものすごい力発揮できると思うんですよね。
双方にやっぱりいい事があって消費者にとってはまず安心安全な食材を直接手に入れる事ができるって事とそれと舌だけじゃなくて頭使って食べるっていうか育ての親の思いに触れて食べる事ができるのでその分おいしく感じると。
で生産者にとってはやっぱり報われるっていうかですね「ごちそうさま」って言ってもらえるのでやっぱり生産意欲の向上につながるっていうところもありますし。
あと消費だと1回きりの関係なので浮気されるんですね。
もっといい物安い物見つかるとすぐそっちに行ってしまうので。
だけどこういう形だとずっと継続して応援してもらえるし買いたたかれもしないし。
やっぱり食べ物の裏側にいる生身の生産者を知って共感するとみんなああやって参加してくっていう。
そういう意味でも子供の好き嫌いが減りそうですよね。
スーパーで年がら年中いつでも手に取れるものだったら何となくこう残しても罪悪感ってないんですけどあの人が作ってるあの人がこれだけ手をかけて作ってくれるものだよって出すときっと子供なりにいろいろ感じるものはあるんじゃないかなと思って。
やっぱり共感しうるっていう事が高橋さんポイントなんですか?普通スーパーで買ったらそれでおしまいじゃないですか。
「ごちそうさま」っていう今まではそれで終わりなんですが「ごちそうさま」から始まっていく豊かな関係をやっぱりみんな求め始めてるのかなって思います。
逆に「ごちそうさま」が始まりスタートなんですね。
(高橋)はい。
終わりじゃなくてスタート。
なるほどね〜。
秋田県五城目町町村地区。
150人が暮らす静かな集落です。
今ここに全国から続々と人が集まってきます。
彼女たちのお目当てはこの建物。
築133年かやぶき屋根の古民家です。
実はここ会員制の宿泊施設なんです。
会員になると大人1人1泊3,000円で泊まる事ができます。
この古民家は去年取り壊しの危機に直面していました。
事態を知った地元・秋田の若者たちが立ち上がります。
「古民家をいつでも訪ねられるあなたの田舎にしませんか」とインターネットで維持管理の資金を募ったのです。
すると全国から寄付金と共に300通以上の応援メッセージが寄せられました。
僅か1か月半で目標額の5倍以上570万円の資金が集まり古民家の再生が決まりました。
そして今年5月古民家は宿泊施設に生まれ変わりました。
・うわ〜!武田さんは古民家で定期的にイベントを催します。
会員と地元に暮らす人たちの交流が目的です。
(堂珍)なんかこういうのがいいですね。
この日も近所の人たちが差し入れを手に次々と遊びに来ました。
・おいしそう!ナス超おいしそう!こんな何気ない交流も古民家に滞在する醍醐味です。
地元の人たちもまた古民家がもたらす思いがけない出会いを楽しんでいます。
(聞き手)おはようございます。
千葉市からやって来た郡司真弓さん。
古民家を訪れるのはこれが2度目です。
気持ちいいですね。
滞在3日目のこの日郡司さんが向かった先は…。
地元の農家伊藤信子さんのお宅です。
古民家で出会い意気投合しました。
さっき「遊びに来てって言ってもいいかもしれない」って言った方ですよね。
伊藤さんオリジナルの料理を教わる郡司さん。
会話も弾みます。
伊藤さんご自慢の料理の数々そのお味は?おなかすいちゃう。
郡司さんとの交流は伊藤さんにとっても喜びです。
伊藤さん千葉に戻る郡司さんにズッキーニをお裾分けです。
(郡司)ここ?はいは〜い。
(堂珍)これはでもまた来たくなりますよね一回だけじゃなくて。
いやいいですね〜。
何かまたあそこのお宅にお邪魔しなきゃって思って会いに行きたくもなるし何かこうやっぱり人って人とのつながりが一番うれしかったりするんですね。
やっぱりこの人気の実感というかこれ感じられてますか?この広がり。
大学生なんかと話してても都会でびっくりするんです。
親戚づきあいとか近所づきあい憧れるっちゅうんですね。
僕はそれが嫌で田舎から一回出てきたんですけど昔。
それぐらい人間関係希薄なんだなと思って。
人間生まれ育った環境の中に無いものを求めるのでそれでみんな「なんかいいな」っていう「第二のふるさと欲しいな」と。
ただし移住するかっちゅうと都会の自由も捨てれないんですよ。
魅力的なんですよ。
よく分かります。
私も毎年種子島に行くんですけどほんと最初は観光から入ったら人がものすごい優しくて。
やっぱり子供がちょっと少ないので子供が行くとみんなが歓迎して受け入れてくれるんですね。
移住したい気持ちはあるんですけどやっぱり都会も捨てきれない部分もあるからこそ夏の間だけはここにいようってで種子島の人たちと交流を持って今来てるんですけど。
それならできるって人多いですよ。
絶妙の距離感というか旅行ではない移住でもないまさに中間?
(高橋)そうなんですよ。
やっぱりこれまで地方も活性化っていうと観光かもしくは移住という2つですよね。
観光はただやっぱり通り過ぎていくし移住はハードルがすごく高いのでその観光と移住の間定期的に行き来するんだったらできるって人はすごく多いのでそういう人たちを最近関係人口と呼び始めてますけども定期的に訪れていろんな価値を発揮してくれる人たち関係していく人口をいかに増やすかっていう事をもっともっと考えていった方がいいんじゃないのかなというふうに思いますね。
先ほどの郡司さんの場合ですと「おみこしの担ぎ手にならない?」とか「地域のイベントのスタッフやらない?」というお誘いも来てるんですって。
やっぱり地方の側にとってみるとまず人が少なくて困ってるのでたまにでも来てもらえる。
都会の人のいろんなスキルとかノウハウとかネットワークを活用して自分の地域が抱えてる課題を解決する力を上げるというメリットが地方の側にはあると思うんですね。
一方で都市の側のメリットとしてはいざ何かあった時に帰省先がある人はいいですけど無い人にとってはやっぱり逃げ込める場にもなるしそれとやっぱり老後にね第二の人生で移住するという時に行きやすくなりますよね。
そうですよね。
なるほどね。
またそこの土地の人がもし何か困ってる事があればこちらも何か手助けしたいなってすごく実感を持って思いますよね逆に。
当然お子さんたちも関係性が濃密になっていくとやっぱり第二のふるさとそういう感じですか?子供の…何ていうんですかね生き生きした笑顔がやっぱりそういう地域に行くとたくさん見られるというか広い野原で好きなだけ自由に走り回って遊べる場所が確保されていたりですとか自然と触れ合える機会も多いので。
あとはやっぱり何よりも人と人とのコミュニケーションがやっぱりそういう所に行くと密にありますよね。
ほんと知らない人とすれ違っても「こんにちは」って挨拶できたりとか子供はほんとに楽しんでますね。
これ今回秋田の事例ご紹介しているんですけど他の地域でも都市の方来てほしいなっていう場合できますよね?もう同じ事。
秋田が特別ではないのでどこでもできる事だと思います。
どこへ行けば分かるんですかねそういう情報。
なので今その回路が無いんですよね。
なので彼らはああいう形で仕組み作ったんでしょうけどもやっぱり地方から都会へっていう回路は進学とか就職って開かれてるんですけど都市から地方へって回路は観光と移住っていうほんとものすごい狭いのでその間の回路をどんどんどんどんつないでいくサービスだとか取り組みというのはまだ始まったばっかりなんでしょうけれどもこれからますます広がり見せると思います。
堂珍さんあんまり難しい事を考えたり社会だ高齢化だいろんな課題だというよりも今日ご紹介できたのはおいしいものがあって楽しい土地があって面白い皆さんが集まっててというぐらいで…。
ほんと子供とそういう所にも一度行ってみたいなと思いました。
私たちからアクション何か起こさなきゃですね。
それもシンプルな思いでスタートしてもいいんじゃないですか。
おいしいもの楽しい土地。
という事で独りな人は誰もいないんですよね都市にいても地方にいても。
という事でエンディングナンバーはMichaelJackson「YouAreNotAlone」。
独りじゃない。

(女性)そうそういけ!やった〜!
(男性)結構いった方じゃないですか。
あ〜惜しい!えっ何で!?おいしい。
2015/09/15(火) 02:38〜03:08
NHK総合1・神戸
サキどり↑「見つけてつながる!MY農家」[字][再]

お気に入りの生産者を見つけ、直接食べものを購入したり、現地で交流したりする動きが広がっている。震災後、静かな広がりを見せる都市と地方の新たなつながりを紹介する。

詳細情報
番組内容
お気に入りの生産者を見つけ、直接食べものを購入したり、現地で交流したりする動きが広がっている。いわば「MY漁師」「MY農家」。知り合いが作ったものを食べる「知産知消」と呼ばれる消費スタイルだ。作り手の顔が見える安心だけでなく「ごちそうさま」を直接伝えることから始まる両者の豊かな関係が魅力。きっかけは、震災による食への関心の高まりと再評価。静かな広がりを見せる都市と地方の新たなつながりを紹介する。
出演者
【ゲスト】堂珍敦子,NPO法人「東北開墾」代表…高橋博之,【キャスター】ジョン・カビラ,片山千恵子

ジャンル :
情報/ワイドショー – その他
ニュース/報道 – 経済・市況
バラエティ – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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