おはようございます。
7時になりました。
鬼怒川の堤防が決壊して大きな被害が出た茨城県常総市では、きょうも警察などが行方の分からない15人の捜索を始めました。
依然として、浸水被害は続いていて、自宅に戻れず、避難生活を続ける人たちの疲れの色は濃くなっています。
茨城県常総市の上空からの映像です。
国土地理院によりますと、常総市では、最大でおよそ40平方キロメートルが浸水しました。
その後、水は引いてきたものの、きのう現在、市の南側を中心にした10平方キロメートルで、依然として浸水が続いているということです。
常総市では、24時間態勢で排水作業が続けられています。
国土交通省は今週中にも終えたいとしています。
浸水が続いているため、捜索活動は難航。
依然として15人の行方が分かっていません。
警察は、消防と自衛隊などと協力し、きょうも行方不明者の捜索を行っています。
生活再建に向けた動きは、少しずつ進んでいます。
常総市では、水没した2つの浄水場のうち1つが復旧、北部で給水が再開されました。
しかし、残る1つの浄水場は復旧のメドが立たず、依然としておよそ7400世帯で断水が続いています。
そして避難所では、避難生活が長引く中、健康面への影響を懸念する声も出ています。
災害から時間がたつにつれ、被災した人たちへのきめ細かな対応が必要になっています。
ではきのうから医療支援活動をスタートさせた保健所から中継です。
常総市の隣、つくば市です。
このつくば市の保健所に医師や看護師たちが集まって、避難所を回る医療チームが作られて活動を行っています。
常総市は、多くの医療機関、そして保健所が豪雨の被害を受けました。
きのうからこのつくば市の保健所での作業が始まりました。
今はこれから避難所を回る、その活動のための準備が行われています。
こちら、薬剤師の方が診療で使う薬の確認を行っています。
おはようございます。
おはようございます。
ここに集まってくるのは、医師や看護師、薬剤師だけではありません。
例えば、心のケアを担当される方もいます。
さらにこちらには、避難所で偏りがちな栄養面、食事のケアを担当する栄養士の方たちもいます。
ここに集まってくる人たちは、医師や看護師、医療機関、合わせて100人以上の人たちです。
ふだんは病院や薬局で勤務をしています。
ただ、こうした日本赤十字社の救護チームのような、被災地での活動を専門に行ってきたチームとも連携しながら、活動を行っています。
その救護班の一つを取材しました。
水戸赤十字病院の医療チームが、被災地に到着しました。
お疲れさまです。
赤十字です。
住民に体調の変化がないか、医師や看護師が声をかけて回ります。
医療チームはその日のうちに、100人ほどが避難している市内の小学校に、診療所を開設しました。
診療所には、自宅の片づけでけがをした人や、避難所で体調を悪くした人が次々と訪れました。
ひざまで水につかって丸1日、片づけをしていた男性です。
長ぐつを履きっ放しで作業していて、足の裏の皮がむけてしまいました。
こうした傷でも被災地では、感染症などを引き起こしかねないため、早めの手当てが必要です。
じゃあ、大丈夫ですか?また、お気をつけて。
ありがとう。
まだ気温の高い日が続くこの時期。
衛生面への十分な注意が必要です。
水道が断水しているため、トイレの水はプールからくんできています。
手洗いに使う水が足りないため、アルコール消毒を徹底することを呼びかけています。
避難所では、避難したときの恐怖や、今後の生活への不安を口にする人が増えてきました。
医療チームの看護師長、志賀久美子さんです。
志賀さんが今一番気にかけているのは、心のケアです。
志賀さんは東日本大震災のとき、岩手県釜石市で医療活動に当たりました。
不安や苦悩を誰にも話せずため込む姿を見て、心のケアを重要性を実感しました。
命からがら避難してきましたが、住んでいる団地の1階部分が浸水しているため、いつ帰れるか見通しは立っていません。
避難所では、医療面、そして衛生面で、さまざまな課題があります。
ここでは、1日に2回、全員が集まって、その課題を共有しています。
例えば、衛生面。
食中毒対策が必要になってきている。
そしてさらに、80代、90代の高齢者あり。
避難所では、運動する機会が少なく、運動不足による全身機能の低下が懸念されています。
そうしたことに対しても、専門スタッフを派遣して運動するよう注意を促すことも行っています。
こちら、この医療チームを統括されている医師の海老原先生です。
おはようございます。
おはようございます。
海老原さん、こうして見てみると、避難所、さまざまな課題がまだあるんですね。
発災後、6日目になりまして、今までは医療面のケアが必要だったんですが、だんだん生活支援のほうに重点が移ってきています。
先ほどの衛生面に加えまして、エコノミークラス症候群の発生が懸念されますし、あとは、心的外傷後ストレス症候群ですね、これの発生も、だんだん懸念されるところであります。
今後はどんなことが必要になってくるんでしょうか?
これは今まで避難所の救援がメインだったんですけれども、医療面としては、これから在宅患者さん、あるいは福祉施設、そういう面でも、需要の掘り起こしが必要になってきます。
それに関しては保健師さんが活動していただいているところです。
ありがとうございました。
常総市では、水が引いた所も多くなってきています。
しかし依然、多くの人たちが避難所にいます。
今後もさまざまなケアが求められていきます。
以上、中継でした。
ここまで被災地での医療支援についてお伝えしました。
次はきのう、噴火警戒レベルがレベル3に引き上げられた、熊本県の阿蘇山についてです。
きょうも噴火が連続して発生しています。
気象庁は、引き続き、中岳第一火口からおおむね2キロの範囲では、大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。
午前6時ごろの阿蘇山です。
白い噴煙が低く上がり、山に沿って流されている様子が確認できました。
阿蘇山では、きのう午前、中岳第一火口で噴火が発生し、一時、噴煙が火口から2000メートルの高さまで上がりました。
気象庁は改めて火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを、レベル2からレベル3に引き上げました。
地元で観測を続ける専門家は、今回の噴火をどう見ているのでしょうか。
京都大学火山研究センターの、大倉たかひろ教授です。
地盤の伸び縮みの観測から考えられる、地下のマグマだまりの大きさに注目しています。
マグマだまりが一定の大きさを保ったままで起きたと見られるきのうの噴火。
その後も、縮む様子は見られないということです。
沈黙を続けていた阿蘇山は4月27日…。
阿蘇山は、毎年のように噴火を繰り返し、昭和28年の噴火では、大きな噴石が飛んで、火口近くにいた観光客6人が死亡しました。
気になる今後の噴火の見通しは。
気象庁によりますと、阿蘇山ではその後も噴火が連続して発生していて、午前3時現在、噴煙は火口から100メートルの高さまで上がっているということです。
気象庁は阿蘇山では、今後もきのうと同じ規模の噴火が発生する可能性があるとして、中岳第一火口からおおむね2キロの範囲では、大きな噴石や火砕流に警戒するとともに、風下では火山灰や小さな噴石に注意するよう呼びかけています。
次は、今の国会の最大の焦点である、安全保障関連法案についてです。
昨夜の国会前です。
安全保障関連法案に反対する人たちが、ペンライトなどを手に集まり、正門前の道路を埋め尽くしました。
集会には、ノーベル賞作家の大江健三郎さんも参加しました。
主催者によりますと、およそ4万5000人が参加したということです。
安全保障関連法案を巡る国会の与野党攻防は、今週、最大のヤマ場を迎えます。
与党側は、できるだけ多くの党の賛成を得て、法案を成立させたいとして、修正協議を行っている次世代の党など、野党3党の主張を踏まえ、自衛隊の派遣に国会の関与を強めることを閣議決定することなどで協力を得られないか、調整を図る方針です。
安全保障関連法案を審議する参議院の特別委員会は、きょう、中央公聴会を開きます。
中央公聴会では、集団的自衛権を巡って安倍総理大臣が設置した有識者懇談会のメンバーだった坂元一哉大阪大学大学院教授や、法案への反対を呼びかける学生グループのメンバーの、奥田愛基さんら、合わせて6人から意見を聴くことになっています。
与党側は、きょうの中央公聴会に続いて、あす地方公聴会を行えば、採決に向けた環境が整うとして、地方公聴会終了後、速やかに締めくくりの総括質疑を行い、あさって17日までに委員会で採決を行ったうえで、週内に参議院本会議で可決して、成立を図る方針です。
一方で与党側は、できるだけ多くの党の賛成を得て、法案を成立させたいとして、次世代の党、日本を元気にする会、新党改革の野党3党と修正協議を続けており、昨夜は、協議に出席している自民党の高村副総裁と公明党の北側副代表が、安倍総理大臣と対応を話し合いました。
その結果、3党の主張を踏まえ、自衛隊の派遣に国会の関与を強めることを閣議決定することや、付帯決議を行うことで協力を得られないか、きょう、調整を図る方針です。
これに対し、民主党や共産党など野党4党の党首らは、昨夜、国会前で開かれた法案に反対する集会に出席し、民主党の岡田代表は、法案の成立阻止に向けて、連携を呼びかけました。
さらに民主党は、各種の世論調査で、法案の今の国会での成立に反対する意見が多数に上っていることを踏まえ、きょう開かれる与野党の国会対策委員長会談で、与党側に法案を徹底的に審議するよう求めることにしています。
中東などからヨーロッパを目指す難民が急増している事態を受けて、EU・ヨーロッパ連合の内相会議が開かれました。
各国で難民を分担して受け入れる案の実現に向けて、最大限努力していくことで一致しましたが、焦点となった受け入れの義務化では、合意に至りませんでした。
会議が開かれたブリュッセルのEU本部前から中継です。
会議は日本時間の午前5時前に終わりました。
各国はギリシャやイタリアなどに到着した難民の受け入れ数を、当初の4倍に当たる16万人にまで引き上げるEU案につきまして、多数が賛成し、大筋で合意しました。
最大の焦点は受け入れの義務化の是非でした。
EUは人口や経済力に応じて、各国に人数を割り当てて、受け入れを義務づける案を示していまして、これに各国が応じるかどうかが焦点だったんです。
ドイツやフランスはこの案を強く支持したんですが、チェコやスロバキアといった国々は、受け入れに寛容な姿勢を示せば、難民の流入をさらに加速させることにつながりかねないとして、反対の姿勢を崩しませんでした。
この結果、EU全体での難民の受け入れ目標数を達成するため、各国が最大限努力をするという方針では一致したんですが、受け入れの義務化については、見送りました。
難民問題を巡って、EU内の溝が深いことが、改めて浮き彫りになった形です。
長尾記者には、後ほどまた聞きます。
ではこちらの地図をご覧ください。
青が受け入れの分担の義務化を支持している国、赤が反対を表明している国です。
難民受け入れを巡って、EUの中で立場が異なるのは、各国それぞれの実情があります。
受け入れに寛容なドイツと、反対意見が根強いポーランドを取材しました。
流入した難民が、ことし、すでに50万人近くに達しているドイツ。
内戦が続くシリアをはじめ、アフガニスタンやコソボなど、その国籍はさまざまです。
難民の人たちがドイツ社会に早く慣れるよう、体制を整えています。
自治体が、ドイツ語や社会のルールを教える講座を無料で開いています。
地元のボランティアも、支援活動に積極的に参加しています。
ドイツのこうした姿勢は、かつて、ナチス・ドイツがユダヤ人などを迫害し、多くの難民を出した苦い過去への反省があります。
経済的にも手厚く支援します。
こちらの5人家族には、住宅に加え、生活費として、月々およそ20万円が支給されています。
率先して難民を受け入れるドイツ。
人権を重んじるEUとして、各国に対しても、応分の負担を強く求めています。
一方、難民の受け入れ義務化に反対しているポーランド。
先週末、首都ワルシャワで、受け入れに反対する大規模なデモが開かれました。
多くのイスラム教徒が入れば、ポーランド社会は変わってしまうのではないか。
過激な思想を持つ人も紛れ込むのではないか。
参加者は、不安を訴えました。
受け入れに消極的な背景にあるのが、宗教の違いです。
国民のほとんどが、キリスト教徒のポーランド。
イスラム系の住民を受け入れたことがほとんどなく、抵抗感が根強いのです。
しかし、今も難民や移民がヨーロッパに殺到する中、受け入れを求める圧力は、日増しに高まっています。
受け入れに否定的な世論とのはざまで、ポーランドは対応に苦慮しています。
再び長尾記者に聞きます。
考え方の違いがあるようですが、今後、押し寄せる難民にEUは、どう対応していくんでしょうか。
EUは今後、それぞれが受け入れる難民の数を提示し、来月8日に再び内相会議を開いて、詰めの協議を行う方針です。
しかし、受け入れる数は義務づけられないため、目標とするEU全体で16万人という数に到達できるかは、不透明な情勢です。
さらにシリアなど、中東の治安情勢が改善する見通しは立っておらず、国を離れる難民の数が減る兆しはありません。
受け入れに積極的だったドイツですら、殺到する難民に対応が追いつかず、13日には国境での検問の導入に踏み切りました。
これまでにない規模で難民の流入が続く中、ヨーロッパ各国は人道上の責任をどこまで果たしていくのか、国内の世論の動向を見ながら探っていくことになります。
NHKの世論調査で、民主党と維新の党などの野党勢力の結集に向けた動きが広がることを、期待するかどうか尋ねたところ、期待すると答えた人が46%でした。
一方、期待しないと答えた人は47%でした。
NHKは、今月11日から3日間、全国の20歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける、RDDという方法で世論調査を行い、調査対象の66%に当たる1088人から回答を得ました。
この中で、大阪市の橋下市長が維新の党を離党し、地域政党の大阪維新の会を母体として新しい政党を結成する方針を表明したことについて、大いに評価するが10%、ある程度評価するが24%、あまり評価しないが35%、全く評価しないが22%でした。
また民主党と維新の党が政策面や選挙での協力を進めることで合意しましたが、こうした野党勢力の結集に向けた動きが広がることを期待するかどうか尋ねたところ。
これに対し。
一方、現在停止している原子力発電所の運転を再開することについては。
賛成が17%、反対が44%、どちらともいえないが33%でした。
去年5月、神奈川県厚木市のアパートから、白骨化した子どもの遺体が見つかった事件で、37歳の父親の初公判が、きょう開かれます。
この事件は、父親が当時5歳だった長男を自宅に閉じ込め、栄養失調で死亡させたとされ、国や全国の自治体に、対策の強化を迫るきっかけにもなりました。
殺人などの罪に問われている元トラック運転手の齋藤幸裕被告。
長男の理玖ちゃんを1人にしたまま、週に1、2度しか部屋に戻らず、窓などにテープで目張りしていたといいます。
当時、理玖ちゃんは十分な食事も与えられず、トイレや風呂に入ることもなく、話すことばは、パパや、ごはんぐらいだったということです。
理玖ちゃんは平成19年1月中旬ころに5歳で衰弱死したと見られていますが、遺体で見つかったのは、7年後の去年5月30日でした。
なぜ社会は幼い命を守れなかったのか。
理玖ちゃんは3歳児全員が対象の乳幼児健診を受けていませんでしたが、厚木市は受診を促す手紙を送っただけで、安否を確認していませんでした。
その後、幼稚園や学校に通うこともありませんでしたが、理玖ちゃんが遺体で見つかったのは、亡くなって7年もたってからでした。
厚木市はその後、乳幼児検診での所在確認を強化しました。
受診していない家庭に保健師が電話をしたり、直接訪問したりして、子どもの様子や養育状態を確認しています。
昨年度、検診を受診していなかった子どもは、全体のおよそ7%に上り、市では、朝と昼、それに夜と、時間を変えて、最低3回は各家庭を訪問しています。
齋藤被告の初公判は、午後2時半から、横浜地方裁判所で開かれます。
検察は齋藤被告が衰弱する理玖ちゃんを自宅に閉じ込め、治療を受けさせずに放置すれば、死亡すると認識していたと指摘するものと見られています。
これに対し、齋藤被告は殺意はなかったなどと、殺人の罪について無罪を主張するものと見られます。
さて、こちらは警視庁の警備犬です。
爆発物の捜索などが任務ですが、実は、災害現場で人命救助に当たる救助犬としても活動します。
ことし4月のネパールの大地震にも出動しました。
この救助犬を育ててきたベテラン警察官が、来年、引退します。
一人でも多くの命を救おうと、犬と共に歩んできました。
警視庁警備2課の山川良博さん。
人命救助に当たる救助犬の育成を引っ張ってきた第一人者です。
定年後も再任用され、活躍してきましたが、来年引退し、後進に道を譲ることになりました。
これまでに育てた犬は、40頭以上。
インドネシアのスマトラ島沖で起きた大地震など、国内外で救助活動に当たってきました。
山川さんが救助犬の育成に力を注ぐようになったきっかけ。
墜落現場を確認しました。
それは30年前の日航ジャンボ機墜落事故です。
当時、機動隊員として御巣鷹の尾根に入った山川さん。
険しい山の中での捜索は、困難を極めました。
そこで目をつけたのが犬でした。
家で狩猟犬を飼っていた経験から、犬の嗅覚を災害現場で生かせないかと、考えたのです。
山川さんは、爆発物の捜索のために訓練していた警備犬を、人命救助にも役立てたいと提案しました。
うまくいくわけがない。
当初は冷ややかな反応もあったといいます。
それでも提案し続けた山川さん。
ジャンボ機の事故から9年後、正式に救助犬の育成がスタートしました。
訓練所を一から作り上げ、人の息の臭いを嗅ぎ取って、生存者を捜し出すよう訓練しました。
鈴をつけたときは生存者の救助。
決してかみつかないように覚えこませました。
それまでは犯人にかみついて、動きを止める訓練をしていたからです。
試行錯誤の毎日が実ったのが、新潟県中越地震です。
余震が続く中、2歳の男の子を救助犬が見つけ出し、助け出されたのです。
引退まで半年となった山川さん。
後輩の警察官を連れて向かったのは、原点となった、あの場所でした。
30年ぶりの御巣高の尾根。
墜落現場の悲惨な記憶から、これまで訪れることができませんでしたが、当時の悔しさを若手に伝えたいと、登ることにしたのです。
救助犬が出動する災害がなければいい。
しかし、いったん現場に出たならば、犬と人間の気持ちが一つになることが大切だと、山川さんは考えています。
今、全国の警察で救助犬を育成する動きが広がっていて、警視庁の訓練所には、視察が相次いでいるということです。
山川さんは、引退後も訓練士として、救助活動が行える犬を育てていくことにしています。
スポーツ、森アナウンサーです。
おはようございます。
大相撲秋場所、初日から思わぬ展開になっていますね。
初日、黒星スタートだった横綱・白鵬が、またも敗れました。
横綱になってから初めての、初日から2連敗です。
白鵬は、2場所ぶりに初日に敗れました。
2日目の相手はベテラン、嘉風。
これまで9戦全勝です。
まだつかまえることはできない。
あーっと、敗れた、白鵬連敗。
足がばたつく横綱らしくない相撲でした。
白鵬は、ふんばりきれないと、下半身の不調を明かしました。
初日からの2連敗は、小結だった平成17年の九州場所以来、およそ10年ぶり。
横綱昇進後、初めてです。
白鵬は取組後、病院へ。
師匠の宮城野親方は、左ひざを曲げると痛みがある。
今の状況だと出ても勝てないと話し、きょうから休場する可能性を示唆しました。
さて、続いてはプロ野球・広島を応援するカープ女子の話題ですね。
カープ女子はカープ女子でも、65年前の球団創設当時から応援を続ける、元祖カープ女子、85歳の女性が、ホームランガールを務めました。
草田カズヱさん85歳。
1000人を超える応募の中から、ホームランガールに選ばれました。
広島で生まれ育った草田さん。
女学生だった15歳のとき、登校中に被爆しました。
体のあちこちに大やけどを負い、その痕が今も残っています。
セントラルリーグの新球団、広島カープの結成披露式が…。
焼け野原の復興を目指す広島の象徴だった球団。
市民がたるを使った募金などで支えました。
草田さんにとっても、けがを乗り越え、前向きに生きる力を与えてくれる存在だったといいます。
晴れの舞台に向け、草田さんは入念に準備をしました。
日課のウォーキングに加え、体操教室にも通い始め、足腰を鍛えたのです。
そして試合当日。
年齢と同じ85の背番号のついたユニホームに袖を通しました。
選手に渡す人形を手に、試合を見守ります。
しかし、肝心のホームランが出ません。
それでも広島は終盤に粘りを見せ、勝ちました。
草田さん、出番はありませんでしたが、選手と共に勝利の喜びをグラウンドで分かち合いました。
今回は、東京に住むカープ女子の孫が、ないしょで応募したということで、草田さんは敬老の日を前に最高のプレゼントをもらったと喜んでいました。
よかったね。
スポーツでした。
続いて気象情報です。
けさも秋の涼しさを感じますね、渡辺さん。
そうなんです。
本当に爽やかっていうことばがぴったりで、過ごしやすい、とっても気持ちのいい朝を迎えています。
思わず歩き出したくなるぐらい、お散歩にぴったりなお天気と、陽気となっています。
日ざしとともに、ちょっと気温が上がってきたんですが、湿度が低くてからっとしていますので、とっても過ごしやすいです。
さあ、この爽やかな秋晴れ、きょうまでとなります。
まずは天気図を見ていきましょう。
きょうも本州付近は高気圧に覆われて、晴れる所が多いでしょう。
空気も乾いて、からっとした陽気が続きます。
ただ夜になると、九州の南には前線が発生して、これがあすにかけてゆっくりと北上する見込みです。
西日本は次第に雲が広がって、雨の降る所もありそうです。
では時間ごとに詳しく天気の移り変わり、見ていきます。
午前中は晴れる所が多いですが、九州や沖縄では雲が多めです。
そして午後は、さらに西から雲が広がって、九州、雨の降りだす所がありそうです。
北海道は東部を中心に、急な雷雨に注意が必要です。
不安定なお天気でしょう。
そして夜になりますと、さらに雲が厚くなってきます。
四国でも雨が降りだしそうです。
そしてあすはさらに広い範囲で雨となります。
きょうの日ざしは、ぜひ有効に使ってください。
予報です。
引き続き晴れる所が多いでしょう。
ただ九州と四国は次第に雲が広がって、夜は雨の降る所がありそうです。
北海道は引き続き、急な激しい雷雨に注意が必要です。
日中の気温は九州から東海地方、28度前後、関東甲信や北陸、東北は25度前後、北海道は22度前後の所が多くなりそうです。
けさお伝えしているニュースです。
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設計画を巡って、沖縄県は移設先となる名護市辺野古沖の埋め立て承認の取り消しに向けた手続きに入りました。
これに対し防衛省は、工事を続けるとともに、実際に取り消しが決まれば、無効を求めて法的措置を取る方向で検討していて、最終的には、政府と沖縄県による法廷での争いに発展することも予想されます。
2015/09/15(火) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▼豪雨の被災地では断水が続き、衛生・医療面の課題も▼阿蘇山噴火最新情報。▼欧州難民問題で緊急のEU内相会議が。公平な受け入れは実現できるのか?
詳細情報
番組内容
▼豪雨の被災地では断水が続き、衛生・医療面の課題も。医療チームの活動から、求められる支援を考えます▼14日に噴火し、警戒レベル3に引き上げられた阿蘇山。最新情報。▼混乱続く欧州難民問題で緊急のEU内相会議が。公平な受け入れは実現できるのか?現地から中継まじえて▼30年前の日航機墜落での苦い経験から、人命救助を担う警察犬の育成に力を注いだ警察官の取り組み。
出演者
【キャスター】阿部渉,和久田麻由子,【スポーツキャスター】森花子,【気象キャスター】渡辺蘭
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ニュース/報道 – 定時・総合
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