ひるブラ「これぞ津軽魂!スコップ三味線〜青森・五所川原市〜」 2015.09.15


生字幕放送でお伝えします≫今日は聴いて楽しい見て楽しい「ひるブラ」。
でも主役はこの津軽三味線に負けない、こちらです。
≫すこっぷ三味線でございます。
すこっぷを栓抜きでたたいて音を奏でます。
≫一見宴会芸のすこっぷ三味線その演奏者のなみなみならぬ情熱をお伝えします。
≫まずは演奏をお聴きください。
♪〜≫ありがとうございました。
舘岡さんと渋谷さんです。
≫すばらしい演奏でしたね。
ありがとうございます。
≫安田さん。
どうですかすこっぷ三味線の演奏。
≫すこっぷが打楽器みたいになっているんですね。
≫そうなんです。
演奏はすこっぷ三味線を開発しました舘岡屏風山さんに演奏していただきました。
ありがとうございます。
なんと、この道30年でございます。
この魅力っていうのはどんなところにありますか?≫普通のすこっぷがどんどんやってるうちに本物に見えてくるというのが。
≫私も見えてました。
でも、舘岡さん実際の本当の三味線は弾くことはできるんですか?≫全然弾けないです。
≫舘岡さんは楽器を全く弾けません。
≫弾けないのに弾いてるように見えたでしょ。
≫はい、速かったですよね。
≫そしてお隣で演奏されていたのはプロの津軽三味線奏者渋谷和生さんです。
プロの奏者から見てすこっぷ三味線どうですか?≫偽物には負けられないな。
≫そんな対抗意識燃やすぐらいライバルになっちゃうんですね。
でも、すこっぷ侮れませんからすばらしい証拠ですよね。
≫今日の「ひるブラ」は青森県の五所川原市からです。
この辺りは雪が多くて冬は50cm以上の雪が降り積もります。
そのため、各家庭には雪かき用に丈夫なすこっぷやシャベルが備わっています。
そして、お邪魔しているのは左下に見えてきたログハウスすこっぷ三味線快館です。
すこっぷ三味線に関する展示やライブが行われています。
連日、多くの人が訪れるスポットです。
≫家に置いてあるすこっぷを使って何かおもしろいことができないかということで誕生した、すこっぷ三味線ですがシャベルを使うこともありますがまとめて、すこっぷ三味線と言っているんですよね。
≫たたくやつはなんですか?≫たたくのは栓抜きです。
後ほど細かくご紹介いたします。
安田さん、そもそもこのすこっぷ三味線30年前の春こちらにいる舘岡さんが当時、働いていたスナックでお店にあった栓抜きを使ってすこっぷで演奏のまねをしたらお客さんに受けたんですって。
それが始まりだということです。
≫それで今では誰でも気軽に楽しめるということもありまして演奏する人が増えてきたそうなんですね。
そして、なんと8年前から世界大会も開催されているということでこちらをご覧ください。
写真がズラッと。
日本で行われているんですけど。
アメリカからも参戦しに来るということでいまやグローバルに世界中から来るということでやりがいにつながりますね。
≫とはいっても五所川原地元でも楽しんでいる人たちを見ることができます。
では、舘岡さん後ほど、またお願いします。
では、その演奏を外でご覧いただきます。
お願いいたします。
≫かっぽう着を身にまとったのは地元で大活躍の女性たち、その名もカッチャーズでございます。
商工会議所女性会の結成されました。
≫安田さん、気付かれましたけど手元、使っているのは料理で使うオタマです。
すこっぷ三味線は、すこっぷやシャベルを使っていればたたくものはなんでもあり。
自由に演奏を楽しむことができます。
≫皆様ありがとうございました。
≫これ、安田さんねどうしてオタマなのかその理由、こちらでございます。
お願いいたします。
≫お待たせいたしました。
こちらがうわさのごしょ山宝汁です。
おいしいですよ。
召し上がってください。
≫いいにおいが広がっています。
≫いろんな食材が入っていますけどこれ、地元名産のお芋を使った料理なんですけどごしょ山宝汁をPRするために結成されたんですね。
汁とるときオタマですくいますよね。
なので、このオタマで何かできないかということで演奏につながったんですよね。
オタマで演奏するこだわりがどんなところにあるのか。
お姉さま、よろしくお願いします。
≫おいしいごしょ山宝汁をすくうためのこのオタマです。
だからこのオタマが大きい、小さいによってずいぶん、音が違うんですよ。
≫コンコンって高めの音が出ますね。
≫比べてみますね。
≫隣の大きなオタマ。
ちょっと重めの音が出てますね。
≫ちょっと低めというか。
≫そしてまたお隣のお姉さんは小さいオタマでいってみますよ。
≫明るい音が鳴りますね。
皆さんで演奏を楽しんでいる証拠がすこっぷに貼られたこのシール、ご覧ください。
ほおにも同じシールが貼られているんですけどこれ、イベントで演奏するたびにほおのシールをすこっぷに貼っているということなんですけれども。
ほっぺに赤いシールを貼るお気持ちいかがでしょう?≫最高です。
≫きっかけはなんだったんですか?≫もったいないからここに貼って残しておく。
≫ほっぺに貼ったのを捨てるんじゃ、もったいないからすこっぷの柄に貼ったのがきっかけで貼った回数が何回やりましたよって分かるようになってるわけですね。
おもしろい発想ですよね。
妙に、似合っちゃってますよね。
皆さん。
≫でも安田さん、ここまで見てまだすこっぷ三味線って宴会芸じゃんって思ってるかもしれません。
でも、違います。
誕生から30年すこっぷ三味線はテクニックがどんどんとレベルアップしているんです。
今度そちらを紹介します。
舘岡さん、よろしくお願いします。
まずは先ほど安田さんも気付かれたこのバチです。
舘岡さん見せてもらっていいですか。
これ、アーチ状になっていますがもとはこうした普通の栓抜きだったんですねこれでたたくのもありなんですけれども上級者はこうしたアーチ型のものを使います。
というのも、こうなると前と後ろを連続してすこっぷにゴンゴンと当てて音を連打して鳴らすことができるということなんです。
≫これ誕生して早30年ですね。
演奏方法も増えまして全部で25種類技を身につけるほど本物の三味線に近い演奏ができるんですって。
今回、難易度の高い技をぜひ見せていただきたいということで三連すくい打ちという技があるんですね。
見せていただいてよろしいですか。
≫本物の三味線が弦3本あるので3連打するということで当てていきます。
これを連続でやりますと1、2、3、と。
こんな感じでした。
≫これ、普通にやろうと思ったらできませんよね。
細かいでしょ。
テクニックですよ。
≫でも、安田さんほかにも技があるんですけど何か見てみたいのありますか?ちなみに下にいくほど難しい技があります。
≫せっかくなので一番下の25番お願いします。
≫舘岡さん、こちらなんて読みますか?≫両手合わせ打ちでよろしいですか。
≫両手合わせ打ちは左手に指輪を7個ほどはめまして世間では一般的にこの指輪のことをなんて呼んでいるかというとなんと、スプリングワッシャーと呼んでいます。
≫普通に使いますよね、皆さん。
ホームセンターで普通に売ってる。
≫これをつけるとどうなるか。
≫いくよ。
≫気持ちいいリズムを奏でることができます。
≫重厚感が増しますからね。
ちょっとフラメンコみたいな。
これ、すてきでしょ。
一瞬ですよ。
≫先ほど見せていただいた三連すくい打ちを使った演奏どうなるか。
見せていただきます。
では、音楽をお願いします。
手元にご注目ください。
♪〜≫こんな感じです。
≫ありがとうございます。
≫テンション上がるしバンドですね、もう本当に。
≫音の3D感がすごい。
奥行きがどんどん迫り来る感じ。
テクニック持ってますね。
さすが。
≫でも、そもそもすこっぷ三味線というのはすこっぷと栓抜きさえあれば誰でもできる気軽なものなんです。
ということで、照英さんもぜひ挑戦してみましょう。
≫あるじゃないですか。
≫安田さん普通に売ってる感じですよ。
これね、栓抜きが重いんですよ。
しかも大きくて打ちやすそうな感じがしますよ。
師匠、お願いします。
≫無理やり教室でございます。
上をたたくと、こんな感じ。
ちょっとたたいてみて。
≫重めの音が出てますね。
≫対角線に見える反対の下のほう。
≫これぐらいできますよ。
≫ここからちょっとだけ難しくなります。
上をたたいてこすってると溝に落ちます。
カタッカタッ。
これを速くやります。
ジャンジャンジャン…。
教室はすべて終了です。
≫ちょっと待って。
もう終わっちゃった教室。
これで終わりだって。
≫これだけできたらもう。
≫僕にもできた。
≫あくまでも初級クラスの教室が今終わったぐらいですから。
≫まずは自分の好き勝手にたたいてください。
たたいてるときは好き勝手でいいんですけど音楽なので止まる瞬間が出てきます。
ブレスの瞬間。
そこでぴったり止めてください。
≫そんなのできますか?≫大丈夫。
3つ目は恥ずかしさを捨てておけばなんとかなります。
なんでもやりますからね。
≫舘岡さんと合わせて照英さんの演奏、見てみます。
音楽、お願いします。
≫まずバチをつかんでください。
空いてる手でチューニング。
はい、構えて。
2つ打ちジャンジャンジャンから始まります。
張り切ってどうぞ。
そろそろ止まります。
≫止まりました。
なんか、できてる感じじゃない?曲止まっちゃった。
止めないでくれ。
≫照英さん素質あるじゃないですか。
≫おもしろい。
今なんかね多分できてないんだけどできてる感じがするんですよね。
なんかリズムに乗ってて。
≫やった気になるでしょ。
≫家元に言われるとここで止めればいいんだ。
スタートが快感ですね。
これはおもしろいですね。
子どもから大人までできる感じしますよ。
こんな自分でもできるんですから。
≫もう楽譜なんていらないもん。
≫楽譜はないんですね。
ノリですね。
≫自由にたたく。
≫でも、改めて言いますよ。
栓抜きですからね。
ビールとかジュースを開ける栓抜きで音が出ちゃうのがすごい。
≫テンション上がりますねこの音。
≫たたき方でも音が変わるというのがさっき分かったんですけど実はすこっぷそれぞれでも音が違うんです。
今度は、その音の違いを楽しんでいきます。
≫ここにあるのがすこっぷ、そしてシャベルなんですけれども。
いろんな形ありますよね。
この平たいもの平らなものもあればギザギザのもの。
そしてとがったものもありますけどこんな種類があるんですよね。
これは鉄なんですよね。
柄の部分がね。
なのに、これは木ですよね。
そして、これがステンレスなんですけどこれは素材が違う形が違うだけでたたいたときに音が違うんですよね。
≫これは弾く用のすこっぷなんですか?全部。
≫違いますよ。
≫普通の使うすこっぷなんですけどこれを舘岡さんは演奏されていると。
しかも、これ見てください。
これもいろいろあるんですけど低音が出る大きなすこっぷだったりするんですよね。
ちょっと弾いてみますよ。
これ低音がナンバーワンの人気だということで弾きますよ。
重みがありますよね。
ウッドベースですね。
≫先ほど舘岡さんが使っていたすこっぷの音はこちら。
≫これだけで演奏ができるわけですもんね。
すばらしいです。
≫おもしろい。
すこっぷに見えなくなってきた。
≫こうして音もいっぱい演奏の幅も広がっていますが今まさに演奏の音楽のジャンルも広がっています。
どういった演奏のジャンル広がっているのか。
革命が起きています。
何が革命なのか。
こちら、どうぞ。
♪「WEWILLROCKYOU」≫センキュー!≫ありがとうございます。
すばらしかったです。
すこっぷ三味線にロックやポップスを持ち込んだ革命児の皆さんでございます。
演歌の演奏が中心だったすこっぷ三味線の常識を打ち破りました。
労働問題研究会の皆様でございます。
よろしくお願いいたします。
なんと、安田さん、ふだんは社会保険労務士の皆さんなんですよね。
≫ということでスーツをピシッと着られております。
≫あえてロックにした理由があるということです。
どんな理由が?≫皆さん、演歌なので目立ちたいなと思ってロックにしました。
≫目立ってます。
十二分に。
すこっぷ三味線でロックを演奏するときに意識していることって何かありますか?≫とにかくバチを大きく。
あと、柄をダイナミックに。
≫ギターみたい。
≫カメラさんが逃げましたよ。
それぐらい迫力ありますよね。
でも、これ皆さんこうやって弾かれてますけど己、自分たちの人生にも革命が起こったそうなんですね。
伺ってみたいと思います。
どんな革命が起こりましたか?≫近所を歩いていると指を指されました。
ちょっとした有名人になったような感じでした。
≫これうれしいことなんですか?≫微妙です。
≫喜んでください。
有名になるのはすばらしいことなので。
≫続いて…。
≫内気な性格だったんですけど人と話せるようになりました。
≫それもいいことですよね。
そして、どんな革命が?≫生涯のパートナー嫁さんと出会いました。
≫すこっぷ三味線弾いててパートナー見つかるんですね。
≫すばらしい。
≫前に出て行く感じがよかったんじゃないですかね。
≫では、もう1曲続いてはポップスです。
少年隊で「仮面舞踏会」。
どうぞ。
♪〜≫ありがとうございます。
≫きました、パワーありましたね。
安田さん、格好よかったでしょ。
≫格好いい、小技も振りも完璧でしたね。
≫メッセージありましたもんね。
≫それ、すごいうれしい。
お尻はなんて書いてあるんですか?≫お尻のほうはグループ名ですね。
労働問題研究会と書いてあります。
こうした皆さんが真剣に取り組むのにはこの地域のもつけという精神があります。
もつけはおもしろいこと変なことをする人という意味なんですけれどもおもしろいこと、変なことをして人々を楽しませたいという精神で皆さん、すこっぷ三味線を楽しまれているんです。
このもつけ精神が今、各地に広がっています。
去年の世界大会の様子をご覧ください。
まずは、「おどるポンポコリン」。
衣装からしてもつけ精神があふれています。
この方はクラシック曲です。
ヨハン・シュトラウスの「ラデツキー行進曲」。
≫すこっぷとクラシックの曲って相性いいんですかね。
続いてはヒーローの登場です。
秋田県にお住まいのスコップ戦士ジャミセリオンさんでございますよ。
地域のイベントでも活躍されているそうです。
華麗です。
格好いい。
≫皆さんエンターテインメント性がかなり高いです。
これ、会場をどれほど盛り上げたかも世界大会の審査の対象になっています。
ここまで見て安田さん、どうでした?このすこっぷ三味線単なる宴会芸を超えているんですよ。
≫すこっぷ三味線の幅がすごいなと思いました。
≫奥深いんですよ、本当に。
≫魅力ありますよね。
≫では、最後に今日集まっていただいた皆さんで合奏してお別れです。
曲は「河内おとこ節」です。
♪〜2015/09/15(火) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
ひるブラ「これぞ津軽魂!スコップ三味線〜青森・五所川原市〜」[字]

青森県五所川原市で愛されるユニークなスコップ三味線。栓抜きをバチ代わりにスコップを叩く。その力強い響きは津軽三味線にも勝るとも劣らない。究極の演奏テクにも迫る!

詳細情報
番組内容
【ゲスト】照英,【コメンテーター】安田美沙子,【司会】池間昌人 〜青森県・五所川原市から中継〜
出演者
【ゲスト】照英,【コメンテーター】安田美沙子,【司会】池間昌人

ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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