ニュースウオッチ9▽安保法案で緊迫 採決目指す与党×徹底対抗の野党5党が激突 2015.09.16


こんばんは。
ニュースウオッチ9です。
安全保障関連法案を巡って、与野党の大詰めの攻防が続いています。
法案を審議している参議院の特別委員会は、締めくくりの総括質疑の前に、断続的に理事会を開いていますが、民主党などが、国民の理解が広がっていないとして、質疑に反対し、委員会はまだ始まっていません。
国会には、政治部の田尻記者がいます。
田尻さん、今現在は、どんな状況になっているんでしょうか。
国会です。
特別委員会は、理事会が断続的に開かれていて、現在は、3度目の休憩に入っています。
理事会ではこれまで、民主党などが、国民の理解が深まっていない中での締めくくりの総括質疑は受け入れられないなどと主張して、質疑に反対しています。
特別委員会が開かれる委員会室や理事会室は、こちらの1階上の3階にありますが、大勢の議員が集まっていて、混乱した状況が続いています。
委員会は、午後6時半から開かれる予定でしたが、2時間半たった今も開かれておらず、閣僚や与党の議員らが着席したまま、開会を待っています。
また、国会内の総理大臣室で待機していた安倍総理大臣も、先ほど、委員会室に入りました。
与党側は、きょう中に締めくくりの質疑を行い、民主党の出方によっては、今夜にも、委員会で法案の採決に踏み切る構えで、委員会での採決をにらんで、与野党の大詰めの攻防が続いています。
こちらは国会周辺の現在の様子です。
安全保障関連法案に反対する集会が続いています。
現地では、雨が降っていまして、集まっている人たちは、傘を差したり、雨具を身に着けたりしています。
集まった人たちは、プラカードやペンライトを手に、強行採決、絶対反対!などと声を上げています。
警視庁によりますと、午後8時の時点で、およそ1万3000人が集まっているとしています。
また主催者は、午後9時の時点で、3万5000人以上が参加しているとしています。
国会では、きょう一日、慌ただしい動きが続きました。
最大のヤマ場を迎えた国会。
与野党の攻防は、緊迫の度を増しています。
各党が相次いで会談などを行っています。
安全保障関連法案を巡り、できるだけ多くの党の賛成を得て、成立させたいとする自民、公明両党。
けさ、次世代の党など、野党3党との間で党首会談が行われました。
会談で、自衛隊を派遣する際の国会の関与を強めるため、付帯決議と閣議決定を行うことで正式に合意。
野党3党は、法案の参議院での採決で、政府案に賛成する考えを伝えました。
できるかぎり多くの政党の支持を得たいと、こう思っておりました。
今回の合意が成立したことは、本当によかったと、こう思っております。
一方、民主党は、岡田代表ら幹部が会合を開き、参議院特別委員会の締めくくり総括質疑について、審議は尽くされておらず、開催は認められないという方針を確認しました。
岡田代表は、党所属の国会議員を集めた会合で。
締めくくり総括なんていうのは、全く、とんでもない話。
みんなの力を合わせて、そういった試みを、たくらみを阻止していこうじゃありませんか!頑張りましょう!
そして午後5時過ぎから、民主党など野党5党の党首らが会談。
採決を前提とした質疑は認められないという考えで一致しました。
その上で、与党側が、5党が反対する中、採決に踏み切った場合には、安倍総理大臣に対する問責決議案や、安倍内閣に対する不信任決議案の提出を含め、あらゆる手段で対抗していく方針で一致しました。
横浜市では、法案を審議している参議院特別委員会の地方公聴会が開かれました。
これまでの考え方だと、和が国を守ってくれているにもかかわらず、他国軍隊に降りかかる火の粉を払ってあげることもできないのです。
平素から、同盟国や友好国とこれまで以上に緊密な信頼関係を構築することで、抑止力をさらに高め、なすべきことを盛り込んだ、今回の平和安全法制の、一日も早い可決を希望いたします。
法案反対の運動は文字どおり、国民の全階層に大きく広がっています。
日本国憲法の下で作られてきた平和主義、民主主義、そして立憲主義が危機にある日本の国の形が根本的に覆されてしまうと考えているからです。
法案の違憲性を判断して、法案を廃案にするために、行動していただくことを心から希望いたします。
日本の限られた資源と防衛力だけで日本の安全を守れないことは明らかで、米国という世界最強の軍事力を持つ同盟国との共同対処が想定されているからこそ、少ない予算とリスクで、自国の安全を確実に守ることができます。
法律はいずれにせよ、万能ではありません。
国際情勢が変わったり、軍事力が変われば、変えなくてはいけません。
十分かつ慎重な審議をお願いしたいと思います。
世界中の戦闘地域に隣接するものも含めた、現に戦闘が行われている現場以外において、発艦準備中の戦闘機に弾薬の補給とうまでを行えるというようにしています。
武力行使との一体化として、憲法第9条に反するのではないか。
この法案を通してしまう場合は、単なる多数決主義であって、民主主義ではありません!
公聴会の終了後、会場周辺の道路では。
参議院議員を乗せたと見られる車が東京に戻るのを阻止しようとする人たちが道路に横たわり、一時、騒然となりました。
国会正門前です。
法案に反対する人が大勢集まり、身動きが取れない状態になっています。
国会前でも、参議院の特別委員会での締めくくり総括質疑を前に、人が集まってきました。
夜になってからは、法案への反対を訴える集会が。
野党の幹部も声を上げます。
そして午後6時半前。
鴻池委員長です。
ゆっくりと進んできている状況です。
参議院特別委員会の理事会の部屋に向かう鴻池委員長。
野党の議員が、委員長が進むのを阻止しています。
完全にもみくちゃになっています。
このあと開かれた参議院の特別委員会の理事会は、3回にわたり休憩に。
まだ締めくくり総括質疑は始まっていません。
ここからは政治部の田中記者とお伝えしていきます。
参議院の特別委員会、まだ始まっていませんが、現在、国会、どのような状況になっているんでしょうか。
今もVTRにありましたように、理事会というものが断続的に開かれているんですが、まだ開かれる状況には至ってないんです。
きょうは参議院の特別委員会、午後1時から、横浜市で特別委員会の地方公聴会を開きました。
その後、国会のほうに戻りまして、特別委員会、そして締めくくり総括質疑を開く予定だったんですが、午前6時半過ぎから開かれた理事会で、民主党などは。
午後6時半過ぎですね。
午後6時半過ぎから開かれた理事会で、民主党などは、地方公聴会の直後に、締めくくりの総括質疑を開催するのは問題だ、国民の理解が深まっていない中での開催は受け入れられないと主張して、質疑に反対したんです。
その後、理事会が断続的に開かれているんですが、まだ開かれていないと、委員会自体はまだ開かれていないという状況です。
安倍総理大臣も、今、委員会室のほうにすでに入っているようですけれども、なんかまだ、開かれていないという?
そうですね。
このあと、特別委員会で与党側は採決を目指したいということなんですが、その見通しはどんな感じでしょうか?
与党側は、参議院での審議時間も、およそ100時間になりまして、法案の審議は、もう十分に尽くされているとして、民主党などの出方次第によっては、今夜にも、締めくくり総括質疑を行ったうえで、委員会で採決に踏み切る構えなんです。
きょう、自民、公明両党と、次世代の党など、野党3党の党首会談が行われまして、自衛隊を派遣する際に、国会の関与を強めるため、付帯決議と閣議決定を行うことで合意しました。
これを受けて、3党は法案の採決で賛成することになったんです。
これによって、与党からすれば、強引な採決という印象を避けることができるという判断もあります。
そういう、いわば配慮ですね。
配慮してまで、今週には成立させたいということだと思うんですが、そこを、なんか急いでる理由というのは、どういうことがあるんでしょうか?
まだ国会の会期末は、今月27日まで、残されています。
ただ、今週末からは大型連休が控えているため、連休後の平日は、2日だけなんです。
また、国会の正門前では、きょうも開かれていますように、法案に反対する集会が、連日開かれています。
与党の間には、採決が万が一、連休にずれ込めば、不測の事態も生じかねないという懸念もありまして、確実に今の国会で成立をはかるのであれば、今週中の採決・成立は、譲れないという判断があるんです。
なるほど。
これに対して、野党側は極めて激しく反発をしているわけですが、民主党などは、このあとどう臨んでいくような方針なんでしょうか?
そうですね、民主党などは憲法違反の法案を強行採決し、成立させることは、認められないとしまして、法案の成立阻止を目指して、あらゆる手段を講じる方針です。
仮に採決が行われれば、民主党などは、衆議院では安倍内閣に対する不信任決議案、参議院では、安倍総理大臣に対する問責決議案を提出することを検討しています。
法案を巡る最終攻防が繰り広げられることになります。
ここまで政治部の田中記者に聞きました。
次のニュースです。
記録的な豪雨で、鬼怒川の堤防が決壊してから、あすで1週間になります。
広い範囲で浸水した茨城県常総市では、停電は先ほど、今夜8時過ぎに、全域で電気の供給が再開しましたが、断水はおよそ7400世帯で続いています。
今も多くの人が、不自由な暮らしを強いられています。
記録的な豪雨で停電が続いていた、茨城県常総市です。
こちらの住宅では、夕方になって。
久しぶりの明かりです。
きょうも続く復旧作業。
午前9時の時点で、2200世帯が停電していましたが、常総市では今夜8時過ぎに、設備が壊れた住宅を除いて、全域で電気の供給が再開したということです。
記録的な豪雨は、実りの秋を直撃しました。
常総市のこちらの女性は、水が引いたため、6日ぶりに自宅のそばの田んぼに向かいましたが。
この稲の多くは、大雨が降った今月10日に、収穫する予定だったといいます。
宮城県の大崎市です。
ここでも広い範囲で水田や畑が水につかり、稲や大豆に被害が出ました。
イチゴの生産が日本一の栃木県です。
鹿沼市では、ほとんどの農業用ハウスが、泥が流れ込むなどの被害を受けました。
これ、こんだけ泥がここに。
先月、年末商戦に向けて、苗を植えたばかりでした。
復旧作業を進めるうえで欠かせない水。
常総市では、浄水場の1つが今も稼働できないため、およそ7400世帯で断水が続いています。
復旧するのは、今月末ごろになる見通しだということです。
自由に水を使えない生活。
自宅の庭には、タンクやバケツが並べられ、その中には、知人が運んでくれた水が入っていました。
泥をかぶった家の掃除に大切に使います。
一方、茨城県境町では、きょう、川沿いにある畑で、男性1人の遺体が見つかりました。
町では、豪雨となった今月10日に、40代の男性が、自転車で自宅を出たあと、連絡が取れなくなっていました。
家族からは警察に捜索願が出されていましたが、県では、豪雨との関連が不明だとして、行方不明者とはしていませんでした。
その後、連絡が取れなくなっている40代の男性と確認されました。
鬼怒川の堤防が決壊してから、あすで1週間です。
前線が近づく影響で、これから関東は広い範囲で雨となり、あす以降は局地的に雨が強まるおそれがあります。
被災地では、これまでの雨で地盤が緩んでいる所や、堤防の修復が終わっていない所もあるため、気象庁は、土砂災害や川の増水などに注意するよう呼びかけています。
停電は解消しても、片づけを進めていくうえでなくてはならない水道の復旧は、時間がかかっています。
堤防決壊から1週間になろうとしていますが、農業の被害も含め、詳しい状況が明らかになるのは、まだ先のことになりそうです。
東京都内のJRの施設などで相次いだ放火事件で、品川区の事件に関わったとして逮捕された42歳の男。
自宅から燃料用のアルコールと見られる液体が入ったボトルが押収されていたことが分かりました。
男は、事件との関連をうかがわせるような画像を投稿していて、警視庁は、一連の放火事件に関わったと見て捜査しています。
黄色いテンガロンハットをかぶった男。
昨夜逮捕された、野田伊佐也容疑者が、インターネットの交流サイトに投稿した画像です。
別の画像でも同じ帽子が。
愛用していたと見られる、この特徴的な帽子が、逮捕のきっかけになりました。
威力業務妨害の疑いで逮捕された野田容疑者。
先月23日に、品川区のJR東日本の変電所の敷地に火をつけて、業務を妨害した疑いが持たれています。
警視庁によりますと、調べに対して、やったことはやった、業務妨害とは思っていないと供述しているということです。
逮捕のきっかけになったのは、先月23日に、この変電所の敷地で起きた放火事件でした。
火災が起きた時間帯、帽子をかぶって赤い自転車に乗った男が、防犯カメラに映っていたんです。
都内のJRで起こった放火事件は、ほかにも渋谷区や目黒区など、先月以降に分かったものだけで、8件。
このうち品川区と渋谷区の現場付近の防犯カメラには、黄色いテンガロンハットのような帽子をかぶって、自転車に乗った男の姿が捉えられていました。
警視庁によりますと、野田容疑者は、品川区の事件以外にも、複数の放火に関わったという趣旨の供述をしているということです。
その野田容疑者は、インターネットのサイトに、事件との関連をうかがわせるような画像を投稿していました。
東北線のケーブル火災が起きた現場の近くにある、JRの施設です。
まさにこの場所で撮影されたと見られる写真も、インターネット上に投稿されていました。
事件の2か月前の6月には、現場の画像も投稿。
ここのケーブルを切ると、都内の電車に影響が出ると読み取れる内容の文章が書き込まれていました。
こちらは、目黒区にある山手線の架線です。
投稿された画像には、線路をまたぐ橋の上からペットボトルをつるし、滑車に接触させている様子が写っていました。
その投稿からおよそ半月後、同じ場所で、実際に、滑車が焼けているのが見つかりました。
野田容疑者は、少なくとも4件の現場で、事件が起きる前に画像を投稿。
警視庁は、一連の事件との関連をうかがわせる内容と見ています。
数多くの投稿について、犯罪心理学の専門家は、こう指摘しています。
野田容疑者は、一体どんな人物なのでしょうか。
野田容疑者の自宅のアパートです。
近所の人によりますと、部屋からは、ギターの音やロック系の音楽が聴こえていたということです。
バンドに所属していた野田容疑者。
3年ほど前までつきあいがあったという男性によりますと、ロックンロールで、世の中にメッセージを送りたいと話していたといいます。
ライブハウスの店長は。
野田容疑者の父親によりますと、大学を中退して、20年ほど、音楽活動をしていたということです。
最後に会った1年ほど前には、こう話していたといいます。
警視庁の調べに対して野田容疑者は、動機について、大量の電力を消費するJRが許せなかったなどと供述しているということです。
野田容疑者は、こんな写真も投稿していました。
手に持っているのは燃料用アルコールのボトルです。
自宅の捜索では、こうしたアルコールと見られる液体の入ったボトルが、複数押収されていたことが分かりました。
警視庁が調べたところ、押収された液体は、北区の現場で見つかったペットボトルに残っていた液体と、同じような成分だったということです。
警視庁は、押収された液体が、事件に使われた疑いがあると見て、詳しく調べています。
続いてトゥデーズウオッチです。
ことしの都道府県地価調査が公表されました。
全国の住宅地で上昇率が最も高かったのは、金沢市の本町2丁目。
去年より16.8%上昇しました。
北陸新幹線の金沢駅に近く、住宅などの需要が増加していることが背景にあります。
商業地で最も上昇率が高かったのは、名古屋市中村区名駅3丁目。
45.7%上昇しました。
名古屋駅周辺の再開発事業が進んでいて、リニア中央新幹線の開業への期待もあります。
全国平均は、住宅地がマイナス1%、商業地はマイナス0.5%で、景気の回復による不動産需要の増加を背景に、下落率はともに6年連続で縮小しました。
中東やアフリカからドイツなどを目指す難民や移民。
その経由地となってきたハンガリーで、政府が入国を認めなくなったことで、現地では、緊張が高まっています。
ハンガリーの南側で国境を接するセルビアでは、足止めされた難民らが抗議の声を上げています。
国境沿いには、高さ4メートルのフェンスが設置され、ハンガリー側では、大勢の警察官が厳重な警備に当たっています。
キーワードは、難民受け入れのジレンマです。
中東やアフリカの難民を積極的に受け入れ、寛容な姿勢を示せば示すほど、さらに多くの難民がヨーロッパを目指すようになる。
そうしたジレンマをヨーロッパは抱えています。
国境の管理を強化したハンガリーには、難民たちに、ヨーロッパに入ることは容易ではないというメッセージを送るねらいがあります。
シリアで続く内戦など、難民を生み出す状況に変化の兆しが見えない中、人道上の責任を果たしながら、かつてないほどの難民流入の勢いを、どう抑えていくのか。
ヨーロッパは対応に苦慮しています。
教員や同級生をたたいたり蹴ったりする暴力行為。
小学校では昨年度、1万1468件と、これまでで最も多くなりました。
このうち、たたいたり蹴ったりといった子どもの間での暴力行為が7113件、担任に物を投げつけるなどの教員に対するものが2151件などとなっています。
学年別の人数で見ますと、1年生は平成18年度に比べて5倍に増えています。
中国の習近平国家主席が来週、国賓としてアメリカを訪れて、25日にオバマ大統領と首脳会談を行うことが発表されました。
両首脳は、経済関係や地球温暖化対策、北朝鮮の問題などでの協力について、話し合うものと見られます。
一方で、アメリカでは中国が南シナ海で埋め立てを進めていることや、中国からのサイバー攻撃によって、アメリカ企業の秘密が盗まれているとされる問題について懸念が高まっており、こうした対立する問題についても意見が交わされる見通しです。
以上、トゥデーズウオッチでした。
ニュースを続けます。
開業は来年の3月26日です。
JR北海道は、東京と新函館北斗との間をおよそ4時間で結ぶ、北海道新幹線の開業日を、正式に発表しました。
運転本数は1日13往復で、このうち、はやぶさは新函館北斗と東京を結ぶ列車が10往復、新函館北斗と仙台を結ぶ列車が1往復となっています。
中国の天津で先月起きた、大規模な爆発。
この爆発で、B型肝炎の治療薬を製造している工場が被害を受け、日本への出荷が停止しています。
このため、患者団体などがきょう、厚生労働省に対し、薬を確保するよう、緊急の申し入れを行いました。
厚生労働省は、国内の工場で薬を製造するための、承認手続きの期間を短縮するなど、対応を検討したいとしています。
兵庫県尼崎市で起きた一連の事件で、自殺した角田美代子元被告の義理の妹らに判決です。
義理の妹の三枝子被告や、長男の健太郎被告など3人は、5人に対する殺人や監禁などの罪に問われました。
判決で、神戸地方裁判所の増田耕児裁判長は、角田元被告の指示に逆らうことは相当難しく、一定の酌量の余地はあるが、犯行は、執ようかつ周到で、極めて悪質だと指摘し、3人にそれぞれ、懲役21年を言い渡しました。
では気象情報、関口さんです。
こんばんは。
きょうは西から雨の範囲が広がって、この時間は東京・渋谷でも雨となっています。
あすにかけては、局地的には非常に激しい雨が降るでしょう。
ではレーダーで、雨雲の様子を見てみます。
九州から関東にかけて雨の所が多く、この時間は、九州で雨の強まっている所があります。
雨の予想を見てみましょう。
日付けが変わって、あす午前0時からの予想です。
沖縄から西日本、東日本の太平洋側を中心に、雨足が強まり、激しい雷雨となりそうです。
そしてあすの日中にかけての雨の中心は、東日本となるでしょう。
動かして見ていきます。
特に東海や関東、太平洋側を中心に活発な雨雲が予想されています。
激しい雷雨となるでしょう。
場合によっては、1時間に50ミリ以上、非常に激しい雨の降るおそれもあります。
また記録的豪雨となった被災地でも、あすの午後は本降りの雨で、雨が強まりそうです。
そして夜にかけては、東北地方まで雨の範囲が広がる予想です。
では天気図を見ていきます。
あすにかけて、前線はさらに東へと伸びて、北上するでしょう。
このためにこの前線に近い、太平洋側の地域で、雨が激しく降る見込みです。
大気の状態、不安定ですから、落雷や突風など、不安定な現象にも注意をしてください。
そして雨が本降りとなる東日本で、特に気温が上がりません。
あすの気温の予想を、朝から見ていきます。
朝は北日本を中心に、白い表示があって、1桁に下がるでしょう。
昼です。
日中にかけて、特に気温が上がらないのは、東日本です。
ひんやりとするでしょう。
20度を下回る所も多い予想です。
夜にかけては、西日本でも20度を下回ってくるでしょう。
そして来週にかけて心配される、台風の情報を見ていきます。
けさ、台風20号が南の海上で発生しました。
今後、発達をしながら暴風域を伴って北上し、金曜日から土曜日ごろにかけて、小笠原諸島に近づくおそれがあります。
小笠原諸島では、荒れた天気に警戒してください。
その後、北東方向へ進む予想ですが、予報円が大きく、予想はまだ定まっていません。
予報円の西寄りのコースを通りますと、関東地方にも近づくおそれがありますから、今後の情報に注意をしてください。
では各地の天気と気温を詳しく見ていきましょう。
お伝えしていますように、安全保障関連法案を審議している参議院の特別委員会は、締めくくりの総括質疑の前に、断続的に理事会を開いていますが、民主党などが、国民の理解が広がっていないとして、質疑に反対しており、委員会はまだ始まっていません。
こちらは、現在の参議院第1委員会室の様子です。
安全保障関連法案を審議している参議院の特別委員会に出席するため、国会内の総理大臣室に待機していた安倍総理大臣は、午後8時43分、特別委員会が開かれる、この参議院の第1委員会室に入りました。
現在、関係閣僚のほか数人の委員が入室し、着席しているものと見られます。
参議院の特別委員会は、きょう午後、横浜市で地方公聴会を開きました。
そして委員会は、きょうの地方公聴会のあと、安倍総理大臣も出席して、締めくくりの総括質疑を行うことを、鴻池委員長の職権で決めていました。
特別委員会を前に、午後6時半過ぎから開かれた理事会で、民主党などは、地方公聴会の直後に、締めくくりの総括質疑を開催するのは問題だ。
国民の理解が深まっていない中での開催は受け入れられないと主張して、質疑に反対しました。
その後、理事会は断続的に開かれていますが、委員会はまだ開かれていません。
与党側は、きょう中に締めくくりの質疑を行い、民主党などの出方によっては、今夜にも、委員会で採決に踏み切る構えです。
これに対し、民主党などは質疑を行うのであれば、鴻池委員長の不信任動議を提出することも検討していて、委員会での法案の採決をにらんで、与野党の攻防が激しさを増しています。
ではスタジオには、再び政治部の田中記者です。
田中さん、委員会はまだ開かれていないようなんですが、なんらか新しい動きは起きてるんでしょうか。
まだ開かれていない状況は、変わっていないんですが、参議院の与党側の議員が、議長に対して、やはり国会の正常化というのを求めているという動きは、1つあります。
ただ、先ほどもありましたように、理事会が断続的に開かれているんですが、まだ委員会を開催するには至っていないと。
委員会室には、安倍総理大臣、担当大臣であります中谷防衛大臣ですね、さらに岸田外務大臣が着席をして、開催を待っているという状況です。
もし、開催されるということになれば、2時間ほどの質疑が行われるという予定になっています。
なるほどね。
与党側としては、なんとか今週中に成立をさせたいというねらいなわけですね。
そうなんですね。
国会の会期は、今月27日まで、10日余り残ってはいるんです。
ただ、今週末からの大型連休後の平日は2日しかないこと、さらに、国会前できょうもそうなんですが、連日、法案に反対する集会が開かれています。
与党の中には、今週中に採決できなければ、反対集会がさらに大規模になって、不測の事態も生じかねないという懸念もありまして、きょうの委員会の開催に、こだわっているということなんです。
ただ、野党としては、どうしても、そこは譲れないと?
そういうことですね。
反発が続くような感じですね。
そうですね。
今もありましたように、これに対して民主党などは、質疑をもし行うのであれば、鴻池委員長の不信任動議を提出することも検討していまして、委員会での、やはり法案の採決をにらんで、ぎりぎりの攻防が続いているという状況です。
分かりました。
政治部の田中記者に聞きました。
大きな当たりだ!
スポーツ、佐々木キャスターは、きょうも大阪に行っています。
プロ野球のソフトバンク、大阪でリーグ優勝を決められたんでしょうか。
試合の様子は後ほど、詳しくお伝えします。
大相撲秋場所は4日目です。
波乱続きの序盤戦の主役、平幕の嘉風が3連勝の大関・照ノ富士に挑みました。
嘉風は、突き押し相撲で横綱を連覇。
大声援を受けて、きょうは照ノ富士に挑みました。
右を差しに行った、照ノ富士。
抱えて出ていく。
寄り切り、照ノ富士の勝ちです。
懐に入ってもいいと考えた嘉風。
離れた相撲は危ないと感じていた照ノ富士を、楽にしてしまいました。
嘉風、うまく合わなかった、不完全燃焼と、3日連続の主役にはなれませんでした。
横綱2人が休場した今場所。
大関陣では、稀勢の里も3連勝と元気です。
平幕・碧山との一番です。
稀勢の里は、体重200キロを超える碧山に、この一年、負け越しています。
張って左四つ。
攻め込む、回り込んだ、なんとか離れようという碧山、下からおっつける。
軍配は稀勢の里に上がっています。
軍配は稀勢の里も、物言い。
土俵際で、稀勢の里の詰めが甘く、どちらの足が先に出たのか、微妙な一番となりました。
協議の結果は。
碧山の足が先に出ていました。
軍配どおり、稀勢の里の勝ちといたします。
軍配どおり、稀勢の里の勝ちです。
稀勢の里、4連勝です。
苦手な相手から白星を拾った稀勢の里。
攻められたのはよかった、内容は悪くないと、前を向きました。
中入り後の勝敗です。
千代鳳は2日目から3連勝。
心に余裕が持てると、声も弾んでいました。
安美錦が豪風との36歳どうしの対戦を制しました。
栃煌山は不戦勝で4連勝。
横綱・鶴竜は、平幕の大砂嵐と、2分半を超える長い相撲となりました。
もろ手突きの大砂嵐です。
鶴竜、下がらない。
大砂嵐、上手を引いた。
鶴竜は右の下手。
左を封じています、大砂嵐。
長い相撲になってきましたが、鶴竜が、あっ、ここで右の下手を引いた、大砂嵐。
鶴竜は巻き替えるが、巻き替えなりません。
大砂嵐が形を作りました。
攻める、大砂嵐。
下手投げでしのぐ鶴竜。
すそ払い。
頭をつけました、大砂嵐。
上手がまた遠くなった。
鶴竜。
引きつけて出た。
あっと、足が出た。
大砂嵐の足が出た。
勝負にいった大砂嵐ですが、足が出てしまいました。
勝ったのは鶴竜です。
連敗はしませんでした。
サッカーのACL・アジアチャンピオンズリーグの準々決勝。
第1戦は、アウエーで引き分けのガンバ大阪。
ホームで第2戦に臨みました。
準決勝進出には、勝つしかないガンバ。
エースの宇佐美が出場停止の中、長谷川監督は、力を合わせて乗り切ると臨みました。
試合は後半に激しく動きます。
同点の31分。
倉田が決めて、2対1とガンバが勝ち越します。
しかし43分。
同点に追いつかれ、嫌なムードが漂います。
それでも試合終了間際、途中出場の米倉。
攻めるしかなかったと、気持ちで押し込みました。
ガンバは、優勝した2008年以来、7年ぶりの準決勝進出です。
バスケットボールです。
男子日本代表は、来年のオリンピック出場権を懸けたアジア予選を前に、練習を公開しました。
23日から中国で開幕するアジア予選。
日本は1976年のモントリオール大会以来、40年ぶりのオリンピック出場権獲得を目指します。
チームの中心は田臥勇太選手。
NBAでのプレーの経験もある34歳です。
練習では、攻守の切り替えの速さや、外からのシュートを生かすプレーなどを確認していました。
今月、女子はアジア予選で優勝。
3大会ぶり4回目のオリンピック出場を先に決めました。
男子もその勢いに続けと、気合いが入ります。
プロ野球、まずはセ・リーグから。
きょうは首位ヤクルトと5位DeNAの1試合。
ヤクルトが攻守に持ち味を発揮しました。
ヤクルトは2回、2番川端。
満塁のチャンス。
ランナー全員をかえすタイムリー3ベース。
打率リーグトップの本領を発揮します。
さらにこのあとチャンスで畠山。
打点リーグトップの4番が、自己最多の24号3ラン。
ヤクルトがリードを広げます。
先発は優勝争いに、わくわくどきどきしている、14年目の石川。
多彩な球種で、持ち味の打たせて取るピッチング。
バックも守り立てます。
6回にはセカンド、山田。
石川は、7回1失点で11勝目。
チームは2連勝です。
ヤクルトの真中監督。
きのう、きょうと2つ勝てたのは大きい。
あさってから7連戦だけど、一戦一戦、今までのペースでやっていきたいと話していました。
セ・リーグの順位です。
首位ヤクルトと、2位阪神のゲーム差は1に広がりました。
ソフトバンクは優勝へのマジックナンバーを2として、きのうは足踏み。
きょうもオリックスと対戦です。
優勝が決まるのは、ソフトバンクが勝ち、日本ハムが負けた場合。
果たして今夜は?きょうこそ決めたいソフトバンク。
選手たちの試合前の表情、きのうよりもより引き締まって見えますね。
打線はきのう、ヒット11本を放ちながら、僅か1点。
先制して、得意の展開に持ち込めるかが鍵になります。
試合開始の3時間前、球場の外では、大阪での優勝を期待するファンが、長ーい列を作っていました。
決めます!
ソフトバンク、打線が序盤につながります。
2回、先制のチャンスで長谷川。
2試合連続のタイムリーで、1点を先制します。
先発は、8勝負けなしのバンデンハーク。
150キロを超えるストレート。
切れ味鋭い変化球で、8回を無失点に抑えます。
援護したい打線は9回、松田。
右中間へ、大きな当たりだ!見上げた、その向こう側。
入りました!
選手会長が、33号ホームランで貴重な追加点を挙げました。
勝ったソフトバンク。
マジックを1として、日本ハムの結果を待ちます。
2位日本ハム、栗山監督は、意地を見せると、臨みました。
2回、レアードが応えます。
人生で初めてという30号ホームラン。
この回、3点を奪います。
先発の斎藤佑樹は今シーズン勝ちがありません。
4回、このタイムリーで1点を返されます。
ピンチが続き、中村。
ここは粘って、リードを守ります。
斎藤は低めを丁寧につき、6回1失点。
日本ハムがリードして、終盤に入りました。
試合は日本ハムが4対2で勝ち、ソフトバンクの優勝は、あす以降に持ち越しとなりました。
ソフトバンク先発のバンデンハーク。
失礼しました。
ここまで大阪からお伝えしました。
きょう夕方、埼玉県熊谷市の住宅で1人暮らしの84歳の女性が、血を流して倒れているのが見つかったほか、近くの住宅でも、母親と小学生の娘2人が倒れているのが見つかり、合わせて4人の死亡が確認されました。
警察は、現場近くで身柄を確保したペルー人の30歳の男について、別の住宅への住居侵入の疑いで逮捕状を取り、おととい、熊谷市内で夫婦が殺害された事件との関連についても調べることにしています。
きょう午後5時過ぎ、埼玉県熊谷市石原の住宅で、1人暮らしの84歳の女性が浴室で血を流して倒れていると警察に通報があり、その後、死亡が確認されました。
さらに現場近くの別の住宅で、母親と小学生の娘2人の3人が倒れているのが見つかり、いずれも死亡が確認されました。
警察はこの現場の近くで、ペルー人の30歳の男の身柄を確保し、別の住宅への住居侵入の疑いで、逮捕状を取りました。
2つの事件との関連を調べています。
男はけがをしていて、病院に搬送されたということです。
また1キロほど離れた熊谷市見晴町では、おとといの夕方、夫婦が住宅の2階で刃物で刺されて殺害されているのが見つかっていて、この事件についても、関連などを調べています。
先ほどのニュースで、身柄を確保されたペルー人の男について、おととい、熊谷市の住宅で、50代の夫婦が殺害された事件に関わった疑いが強まったとして、警察が逮捕状を取ったとお伝えしましたが、逮捕状を取ったのは、別の住宅への住居侵入の疑いでした。
失礼しました。
お伝えしていますように、安全保障関連法案を審議している参議院の特別委員会は、締めくくりの総括質疑の前に、断続的に理事会を開いていますが、民主党などが、国民の理解が広がっていないとして、質疑に反対しており、委員会は、まだ始まっていません。
国会には、政治部の田尻記者がいます。
現在の状況を伝えてもらいます。
国会です。
特別委員会が開かれる、委員会室や理事会室は、こちらの1階上の3階にありますが、大勢の議員が集まっていて、混乱した状況が続いています。
委員会は午後6時半から、開かれる予定でしたが、3時間余りたった今も、開かれていません。
こうした状況の中、自民党の吉田参議院国会対策委員長は、参議院の山崎議長に対し、委員会室周辺を通行できるようにしてほしいと申し入れました。
委員会室では、安倍総理大臣や閣僚、それに与党の議員らが着席したまま、開会を待っています。
与党側は、きょう中に締めくくりの質疑を始め、民主党の出方によっては、質疑の終了後、速やかに法案の採決に踏み切る構えで、委員会での採決をにらんで、与野党の大詰めの攻防が続いています。
きょう夕方、民主党など、野党5党の党首らが会談し、採決を前提とした質疑は認められないという考えで一致しました。
その上で与党側が、5党が反対する中、採決に踏み切った場合には、安倍総理大臣に対する問責決議案や、安倍内閣に対する不信任決議案の提出を含め、あらゆる手段で対抗していく方針で一致しました。
午後6時半前。
野党の議員が、委員長が進むのを阻止しています。
完全にもみくちゃになっています。
このあと、断続的に理事会を開いていますが、民主党などが、国民の理解が広がっていないとして、質疑に反対しており、委員会はまだ始まっていません。
国会の周辺では、午後6時半から集会が始まりました。
現在の国会周辺の映像です。
強行採決、絶対反対、今すぐ廃案などと、訴えています。
警視庁は、午後8時の時点で、およそ1万3000人が集まっているとしています。
また主催者は、午後9時の時点で、3万5000人以上が参加しているとしています。
与党側は、きょう中に締めくくりの質疑を行い、民主党の出方によっては、今夜にも委員会で法案の採決に踏み切る構えで、委員会での採決をにらんで、与野党の大詰めの攻防が続いています。
映像は現在の参議院第1委員会室の様子です。
お伝えしていますように、安全保障関連法案を審議している参議院の特別委員会は、締めくくりの総括質疑の前に、断続的に理事会を開いていますが、民主党などが、国民の理解が広がっていないとして、質疑に反対しており、委員会はまだ始まっていません。
天正10年6月。
2015/09/16(水) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
ニュースウオッチ9▽安保法案で緊迫 採決目指す与党×徹底対抗の野党5党が激突[二][字]

安保法案で国会が緊迫今夜中の採決となるか野党5党は徹底対抗へ国会周辺では反対集会参院特別委の詳細報道▽プロ野球パリ—グでソフトバンク2年連続リーグ優勝が決まるか

詳細情報
番組内容
【キャスター】河野憲治,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】佐々木彩,【気象キャスター】関口奈美
出演者
【キャスター】河野憲治,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】佐々木彩,【気象キャスター】関口奈美

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ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
スポーツ – スポーツニュース

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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