アニメ 英国一家、日本を食べる「発酵マニアがつくるミソ」 2015.09.17


自分にしかできない曲を作りたい。
この夏つんく♂さんは新たな曲に取り組みました。
作詞は湯川れい子さん。
歌うのはクミコさんです。

(歌声)作っているのは次の世代に歌い継ぐ子守歌。

(歌声)以前のように自分で歌って歌手に曲のイメージを伝える事はできません。

(歌声)つんく♂さんは体を使って歌い方を伝えます。
・「清らかな笑顔見せてほら」ほらほら。
・「ちっちゃな天使」・「君は」全く声を失ってしまう事の悲しみっていうのはいかばかりだっただろうって自分に置き換えてももうちょっと言葉にならないぐらいな事をつんく♂さんは経験されて…だけれどなお音楽に関わっていこうとされている。
音楽に関わるっていう事はやっぱり人間に関わるっていう事ですよね人の心に関わっていくという事まだずっとこれから先するんだと音楽でするんだっていう事の何かこう大きな意思を感じて励まされるようなね気持ちになりましたね。
曲のタイトルは「うまれてきてくれてありがとう」。
つんく♂さんの子どもたちとのエピソードがそのままタイトルになりました。
絶望からの再出発。
今つんく♂さんは新たな挑戦を始めています。
声帯を摘出した人たちが食道を使って言葉を話す発声法です。
以前の歌声を取り戻す事はできませんが身につければ会話ができるようになります。
最近短い言葉なら話せるようになりました。
しかしカメラの前で話す事はこんな理由で断られました。
ハワイでのインタビュー。
最後にこれからどんな曲を作っていきたいか聞きました。

(文字を打ち込む音)声を失ったミュージシャンつんく♂。
自分にしかできない事を探して走り始めた1年目です。

(マイケル)
これは極東の国日本を訪れた我々家族の100日間の冒険の物語。
我々の目的は寺院巡りでも秋葉原でのショッピングでもない。
我々の最重要課題それは…
日本を食べ尽くす事だ。

(カメラのシャッター音)うん。
(リスン)はあ〜。
ん?ん?2人とも退屈そうだな。
子供には京都は品が良すぎて物足りないのかもな。
(リスン)そうかもね。
私はこの感じ好きだけど…今日でもう京都を出るんでしょ?次はどんな所に行くの?そうだなぁ…厳かでツンとすましたような雰囲気が京都の魅力だとしたら次に向かう場所はもっと騒がしくてざっくばらんな魅力のある街さ。
何ていう場所?食い道楽の街…大阪だ。
おもちゃ箱をひっくり返したみたいな街だね。
あぁ…。
なんだか目がチカチカするわ。
エネルギッシュな街だろう?大阪の人たちは日本一熱くてせっかちらしいぞ。
東京よりも?例えば大阪では人の歩く速さは秒速1.6m。
東京の秒速1.54mを抜いて世界一だって話だ。
誰が測ったのか知らないけど…。
(大阪人)イタッ!どっこ見とんねんワレ!肩外れてもうたやないか見てみぃブランブランや!コレどないしてくれんねん!…って外国人か〜い!日本語しゃべられへんのか〜い!こないなるなら駅前留学の一つもしとくんやったで。
キミもそう思うやろ?あ肩治ったわ。
ぼんあめちゃんいるか?気ぃつけや…!どっこ見とんねんワレ!肩外れてもうたやないか。
京都が懐かしいな。
私ついていけるかしら…。
(大阪人)外国人や思うたら外国人ちゃうんかい!大阪って慌ただしい街だろ?こんな街だからこそ生まれたともいえる日本料理の偉大な発明が2つもある。
インスタントラーメンと回転ずしだ。
どちらも待たずに食べられる手軽さから今や世界中で人気だ。
じゃあ今日食べるのはインスタントラーメンと回転ずし?いや違う。
大阪に来たら絶対に食べなきゃならない地元を代表するファストフードが他にあるんだ。
何それ?お好み焼きとたこ焼きさ!おなかの準備はできてるか?
(2人)ペコペコ!よし!リスンそろそろ…。
ん?どうした?ん?ああ…いいのよ何でもない。
食いつくようにウインドーを見てたじゃないか。
友達に日本のお土産を買いたいと思ったんだけど無理でしょ?子供たちと一緒だとゆっくり見られないし。
そうだな。
一人で買い物に行ってくればいいよ。
アスガーとエミルは僕が面倒見るから。
でも…ほんとにいいの?いつも2人の事君に任せっぱなしだったからね。
気晴らしも兼ねて一人で行ってくればいい。
ありがとうマイケル!ウフフフ!ママと一緒に行かなくていいの?ママにも息抜きが必要だろ。
それに下手に買い物についてってママが悩み始めたらつきあう方は大変だぞ。
「こっちがいいかしら?やっぱりこっち?それともこっち?」ってな。
お好み焼きにするか…やっぱりたこ焼きにするか…。
それともあっちの店はどうかな?それともこっちかな?もうどこでもいいよ!おなかすいたよ!う〜ん決まらないな。
どっちを食べるべきかはたまたどの店がうまいのか注意深く吟味する必要がある!
(エミル)おなかすいた…。
こんな事ならママの方についていくんだった!アスガー…ママはもう行ってしまったんだ諦めてくれ…。
・逃げられたん?え?えぇ!?
(梅)なぁ…逃げられたん?奥さんに逃げられてもうたんやろ?分かるでぇ。
はあ?どなたですか?出し抜けに何を…。
この子「ママについてったらよかった」言うとったがな。
ああ…アハハッ…いやそれはですね…。
おなかすいたよ〜!かわいそうになぁ子供にひもじい思いさせたらあかんで。
あんたはもっとしっかりせなあかん!いやですからそれは…!もうええ。
しゃべったら余計腹減るで。
続きはうちの店で聞こうか。
え?ここ大阪はな人情とおせっかいの街や。
困ってる人見たらほっとけん。
うちは特別やで。
たこ焼きとお好み焼き両方出す店やっとんねん。
ついといで。
え…あの〜…。
ぐずぐずせんと早よぅ!大丈夫なの?あんなわけ分かんない人についてって…。
ちょっと面白そうじゃないか。
悪い人じゃなさそうだし。
えひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!ここや。
あんまりおいしそうな店じゃないね。
うん…。
(匂いを嗅ぐ音)う〜ん。
いや入ろう。
それから崖を転がり落ちるようでした。
会社は倒産し妻には逃げられ親子3人で頑張ろうと思っていたやさきに人にだまされて住んでいた家を追い出されて…。
そうかそうかつらかったな。
でもな人生上り坂もあれば下り坂もあんねん。
お父ちゃんが泣いたらあかん。
ここはふんばりどころやで。
はい…。
子供の見てる前でよくそんなウソがつけるね。
もうこうでもしないと収まりがつかないだろ。
さあ湿っぽいのはあかん!食べて元気出そう。
何する?たこ焼きでええか?ではそれで。
ねえたこ焼きってどんな食べ物なの?それはだな…。
くぼみがついた特殊な鉄板に水またはだし汁で溶いた小麦粉を入れ更に歯応えのあるタコを投入し焼き上げたまあるいフォルムが特徴の庶民的料理である
タコ!?う…がっ…うぅ…。
エミル出るぞ。
アスガー!タコだけは絶対無理!無理!無理!日本でタコを食べるのは普通の事だ。
郷に入りては郷に従えというじゃないか。
ほら見てみろ。
面白いぞ。
(梅)この生地は小麦粉と卵をだし汁で混ぜ合わせたもんや。
簡単やないで。
混ぜるのもコツがあるしな。
コツ?よう混ぜなあかん。
でも混ぜ過ぎてもあかん。
どっちなの?要は経験や。
えひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!はいっはいっはいっはいっ…!すごい!速っ!
(梅)この上にソースをたっぷりとかけてやなかつお節に青のり載せて熱々の出来たてや。
気ぃつけんと口の中やけどすんで。
ふ〜ふ〜。
ん〜!ほっはっほっほいっ…。
何?うはい!ほろほろのほいひいひほ〜ふほはらんへはるへふ〜…!だから何!?そうかうまいか。
うれしいなあ。
待っとき!ぼんたちにはおいしいお好み焼き焼いたるからな。
水またはだし汁で溶いた小麦粉に卵にキャベツ更に魚介や肉などの具材を加えてさっくりとかき混ぜ平らな鉄板の上で円盤状に伸ばして両面を焼きソースやマヨネーズで仕上げるたこ焼きと並んで人気の高い庶民の味である。
関西では具材を混ぜて焼く関西風お好み焼きが一般的だがクレープ状に薄く伸ばした小麦粉の生地にキャベツなどの具材を載せ焼いた中華麺やうどんに重ねて食べる広島風お好み焼きも関西風と並んで人気がある
さあ何食べる?お好み言うくらいで具は何でも好きなもん入れたるで。
豚肉キムチえびいか…。
大阪でお好み焼き言うたら豚玉が主流やけどうちでは豚肉とキムチがおすすめやな。
アスガーは何にする?キムチって何?韓国がルーツの辛い白菜の漬物だよ。
ふ〜ん分かんないけどじゃあそれ。
ちっちゃい僕は?アイスクリーム。
なんぼお好み言うても限界はあるんやで。
(マイケルアスガー)お〜!お好み焼きはジャパニーズピザだとかオオサカオムレットという人もいるがパンケーキとトルティーヤのハイブリッドといった方が近いかもしれないな。
よう見とき。
せ〜の!
(3人)あ〜!
(3人)お〜!えひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!楽しいか?楽しいやろ!ひっくり返したあと店によってはコテで押さえつけて蒸すところもあるらしいけどうちではせん。
絶対押しつけたらあかん…。
絶対押しつけたらあか〜ん!わ…分かりましたよ。
押しつけたら空気が抜けてぺっしゃんこになる。
ぺっしゃんこのお好み焼きよりふっくらジューシーの方がおいしいやろ。
さあて仕上げや。
それはお店に伝わる秘伝のソースですね?この店に入ろうと決心したのはそのソースの濃厚な匂いがしたからなんです。
あんたはただもんやないな。
せやこれはうちの汗と涙がしみ込んだ秘伝のソースや。
ソースの上にマヨネーズかつお節に青のりお好みで天かす載っけて食べてんか。
これは…。
(アスガーエミル)おいしい〜!ソースとの相性が抜群ですね!野菜もたっぷりでヘルシーだ。
そうかそうかうれしいなぁ。
どんどんお食べ。
ん?ご家族ですか?娘夫婦や。
ええ旦那でなぁ。
この汚い店継いでくれたんや。
ん?あなたの店ではないんですか?あ…ああ…そのなんちゅうかあれやな。
たまにこうして適当にやっとんねん。
アハハッハハハハハハハッ!今日はありがとうございました。
おせっかいにつきあってもらったんはこっちの方やで。
楽しかったで。
ほんま楽しかった。
せや娘夫婦に会う機会があったらありがとうって言うといてくれるか?僕が?自分で言えばいいじゃないですか。
ああ…せやな…せやった。
バイバーイ!
(梅)奥さんによろしゅうな。
え?不思議なおばあさんだったな。
でもおいしかったね。
また行きたい。
そうだな今度はリスンも連れていこう。
亡くなった?ええ1年前の事ですわ。
1年前?そんなはずはありません。
昨日ここで料理を食べたんだから。
(2人)ああ…。
昨日ここは定休日なんですわ。
えっ!
(ご主人)お客さんで4人目ですわここに連れてこられたの。
お客さんその日おなかすかせてたんちゃいます?おせっかいで面倒見のいい人やったさかい。
お母ちゃんらしいわ。
彼女ご主人に「この店を継いでくれてありがとう」と言ってました。
そんなん言うてはったんか…。
かなわんわもう…。
天使?…としか考えられないだろ?おばあちゃんの天使ねぇ。
ねぇパリに行った時書店のウインドーに書かれていた言葉覚えてる?「見知らぬ人に冷たくするな。
変装した天使かもしれないから」だろ。
私も会いたかったな天使のおばあちゃん。
いつか会えるさ。
(匂いを嗅ぐ音)この部屋ソースの匂いがする。
やだ服汚してない?え〜?
(リスン)おかしいわねどこから匂ってくるのかしら。
騒々しくておせっかいで何でもありの街それが大阪だ
どうもマイケルの友人トシです。
大阪の粉もん料理に欠かせないのがソース。
大阪人のソースへのこだわりは半端じゃない。
100人いたら100通りの使い方がある。
ねえねえお姉さんはどんなふうにソースを使う?こんにゃく。
こんにゃくと来たか。
切って炒めてソースかけて食べます。
確かにうまそうだ。
お母さんは?お豆腐にかけるわ。
お豆腐にかけはるの。
サラダ風にして。
何か野菜シャーッと載せてソースかけて食べてはる。
ドレッシングの代わりってわけか。
こんな大阪の人たちをうならせるソースの品ぞろえを誇る店がここだ。
おっすごいね!棚にソースの山。
全国からソースを集めに集めてなんとその数300以上。
だからここにはソースだけのメニューまである。
ずらりと並ぶ大阪の文字。
およそ50種類が実は大阪産。
店長何でこんなに大阪のソースを置いているの?実はこんな自分が住んでる近くにこんなんあんねやとか関西ってもうソース絶対欠かせない調味料なんでそのおいしいソースをもうちょっとこの世の中に広めたいと。
大阪はソース作りもすごいのか。
でおすすめは?イチジクソースになります。
(店長)大阪の羽曳野っていう場所で作ってるイチジクを使ったソースですごいフルーティーでかなり人気のソースありますね。
香ばしい香りがたまらないね。
イチジクのソースか…こりゃ気になるなぁ。
やって来たのは…イチジクソースを作っているのはこちらの橋さん一家。
大きな冷凍庫に入っているのがイチジク。
まずはこれをミキサーにかける。
次にすり潰したイチジクをタマネギのスープと混ぜ合わせる。
イチジクを加えるポイントは?イチジク自体はどっちか言うたら柔らかい味の果物なんですんでソースの底の部分に作用してるだし的な要素も含んでるんかなと。
つまりイチジクが味の土台になっているって事か。
仕上げは味の決め手となるスパイス。
どんなものを調合しているの?いろいろ入ってるんですけどねそこはちょっとね企業秘密なんで言えないんですよ。
申し訳ないですね。
おっと失礼。
コーンスターチでとろみをつけたら一晩寝かせる。
出来上がったらボトル詰め。
ここまで全てが手作業だ。
最後はみんなで仲良くラベルを貼って完成。
しかし何でソースにイチジク?まあ学校帰りにちょっとイチジクの木がありまして季節になってイチジクがなってます。
悪い事やねんけどおいしそう。
ちょっともらおうかなとか言うて。
イチジクの産地やからね。
だから地域愛があったんちゃう?身近な素材をうまく使ったってわけか。
うまいソースをこれからも家族で作り続けてくれよ。
2015/09/17(木) 00:20〜00:50
NHK総合1・神戸
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がんで声帯を摘出したつんく♂さん。手術後初めて取材に応じ、絶望から再出発した心境を語った。「今自分にしかできないこと」を探し求めるつんく♂さんの姿をみつめる。

詳細情報
番組内容
がんで声帯を摘出したつんく♂さん。手術後初めて取材に応じ、“声のないインタビュー”で、今の心境を語った。音楽界の頂点から転落するのではないかという不安、絶望の中で支えとなった家族の存在、そして、今追い求めている新たな音楽…ミュージシャンとして、再び音楽と向き合い、歩み始めようとしているのだ。NHK単独の密着取材から、「今自分にしかできないこと」を探し求めるつんく♂さんの姿をみつめる。
出演者
【出演】つんく♂,【語り】久保田祐佳

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
音楽 – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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