ブダペスト=喜田尚
2015年9月17日01時46分
紛争地から欧州を目指す難民や移民の通過地となっていたハンガリー・セルビア国境で16日、ハンガリー警察が難民らに対し、催涙ガスと高圧放水を浴びせた。現場では黒煙が上がり、騒然とした雰囲気に包まれている。
ハンガリー政府は15日、国境にある検問所を相次いで閉鎖。これに抗議し国境の検問所前で有刺鉄線を壊した数百人の難民らに、ガスや高圧放水を使った。難民らはセルビア側から水の入ったボトルや石などを警察に向かって投げていたという。セルビア警察が救急車を出動させた。負傷者の数などは明らかになっていない。
入国を阻まれた難民らの一部は、隣国クロアチアに向かい始めている。同国のオストイッチ内相によると、15日以来、セルビア北部からすでに277人がクロアチア領内に入った。ミラノビッチ首相は16日、議会で「有刺鉄線は21世紀の欧州で解決策にはなり得ない」と語り、ハンガリーを強く批判した。同首相は「彼らはクロアチアを通ることができるだろう」と語り、難民の自国通過を認める考えを示した。
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朝日新聞国際報道部
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