韓国高級官僚の息子ら18人、外国籍取得で兵役逃れ・・「恥ずかしくないのか?」と批判の声

写真拡大

韓国の現職の高級官僚らの息子18人が外国籍を取得して兵役を逃れていたことが発覚し、批判の声が上がっている。韓国・聯合ニュースの15日付の報道として、中国・環球時報が16日伝えた。

同国の野党、新政治民主連合党のアン・キュベク議員が兵役管理当局から取り寄せた資料を公表し、こうした数字を明らかにした。18人の親は主に未来創造科学部と外交部の高級官僚で、18人のうち2人がカナダ国籍、ほか16人が米国籍を取得していた。

韓国では国籍を変えたために兵役の義務を負う必要がなくなった人がここ3年間で急増しており、その数は2012年の3075人から昨年、4386人となった。兵役を逃れる目的で国籍を変えるケースは、一般市民にも広がってきているという。

ただ一方では外国の永住権を得ながら韓国での兵役を望む人もおり、そうした人の数は11年の200人から14年には436人に倍増している。このうち高級官僚の息子はこれまでに4人のみという状況だ。そのため、「高級官僚の息子18人が兵役逃れ」との情報に、「外国籍でも敢えて兵役に就く人がいるのに、恥ずかしくないのか?」といった批判の声が上がっている。

(編集翻訳 恩田有紀)