<栗原白骨遺体>犯人、事前に現場周辺把握か
宮城県栗原市栗駒文字の空き家裏手の杉林で未成年とみられる白骨化した女性の遺体が見つかった事件で、遺体の上に置かれていたタイヤが、敷地内に大量に放置されていたタイヤの一部だったことが16日、捜査関係者への取材で分かった。宮城県警は、犯人が遺体を隠しやすい現場の状況を事前に知っていた可能性があるとみて調べている。
◎被害女性は10代後半?
捜査関係者らによると、タイヤは空き家敷地内に大量にあったうちの2本で、ホイールは付いていなかった。この家は9年前から空き家で人通りはほとんどなく、土地勘のない人間が近づく場所ではないという。
県警は、犯人は周辺の状況を事前に把握し、現場に遺体を隠す材料があったことや人目に付きにくい状況を知っていた可能性があるとみている。
遺体は10代後半とみられることも新たに判明。遺体の発見状況などから、白骨化する前に遺棄されたとみられる。被害に遭ったとみられる対象者は現在、数人に絞られており、県警が身元の特定を急いでいる。
現場は栗原市西部の農村地帯で旧文字小から北約300メートル。
2015年09月16日水曜日