kafranbel-aug2011.jpgシリア緊急募金、およびそのための情報源
UNHCR (国連難民高等弁務官事務所)
WFP (国連・世界食糧計画)
MSF (国境なき医師団)
認定NPO法人 難民支援協会

……ほか、sskjzさん作成の「まとめ」も参照

お読みください:
「なぜ、イスラム教徒は、イスラム過激派のテロを非難しないのか」という問いは、なぜ「差別」なのか。(2014年12月)

「陰謀論」と、「陰謀」について。そして人が死傷させられていることへのシニシズムについて。(2014年11月)

【お知らせ】本ブログは、はてなブックマークの「ブコメ一覧」とやらについては、こういう経緯で非表示にしています。(こういうエントリをアップしてあってもなお「ブコメ非表示」についてうるさいので、ちょい目立つようにしておきますが、当方のことは「揉め事」に巻き込まないでください。また、言うまでもないことですが、当方がブコメ一覧を非表示に設定することは、あなたの言論の自由をおかすものではありません。)

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2015年09月16日

ジェレミー・コービンの党首討論(PMQs)デビュー

ジェレミー・コービンの初めての党首討論 (Prime Minister's Questions: PMQs) が、現地12時(日本時間20時)から行なわれた。下記キャプチャ画像はクリッカブル(画像の中のヘッドラインをクリックすると記事に飛びます)。





英国会の議場での審議は、ウェブで生中継され即座にアーカイヴされるので、今日の党首討論を生で見逃した人ももう見ることができる。もちろん、アクセス権は特に設定されていない。下記URLで、タイムテーブルの12:01:06, Oral Questions to the Prime Ministerの欄(下図右下)を一度クリックするだけで、映像と音声が再生されるようになっている。音声だけがいい人はAudio Onlyのリンクもある。ただし音声はところどころディレイが入ってしまっていて聞き取りづらい箇所もある。日本時間で明日になったころには国会のサイトにトランスクリプト(文字起こし)もアップされているだろう。
http://www.parliamentlive.tv/Event/Index/693a1795-1b27-4d83-a714-0a400ffd5b3c

corbpmq-m.png


私も先ほどざっと聞いたが、聞きごたえのあるものだった。キャメロン首相は、内容的には判で押したようにいつも言ってることを繰り返していたと言ってもよいかもしれないが(それが彼の「原理原則」なので……でもあの言葉からzero-hour contractなどの深刻な実態が生じるというのは、ブラックジョーク)、はぐらかしたりはしていなかった。

英語の聞き取りの練習にもなると思うので、ぜひ。

以下、関係ツイート。









ヘレン・ルイスはNew Statesmanの副編集長。



ローラ・クネスバーグは現在BBCの政治部長(ニック・ロビンソンの後任)。この人は日本語圏でもニュースになったことがある。2009年とか2010年、Twitterをジャーナリストが使うようになった時期に、「BBCのローラ」としてTwitterを使っていて大勢のフォロワーがいたが、ITVに移籍したときにフォロワーも連れて行ってしまい、「報道機関所属のジャーナリストのTwitterのフォロワーは、ジャーナリスト個人のものか、それとも報道機関のものか」で激論を引き起こした。「今は昔」って感じだよね。ちなみにその後、ITVを出てBBCに復帰している(ほんの数年の間に激動!)。



アモル・ラジャンはインディペンデント紙編集長。






スティーヴ・リチャーズはインディペンデント紙の論説記事を書くなどしている人。



左派のブロゴスフィアのハブのひとつだったサイトを運営してきたジャーナリストのサニー・ハンダル。









マイケル・クリックはチャンネル4ニュースの政治記者。









デイリー・ミラーの政治記者、ケヴィン・マグワイア。



これは聞いてて思った。



それもそう。ただ、今回は「デビュー」戦でアティテュードを示したということではないかと。



形式的なPMQs(「お約束」のやり取りだけ)にはならなさそう。



「言葉のやり取りのウォッチャー」という点ではめっちゃ経験値の高い北アイルランドの時事系グループ・ブログの主、ミック・フィールティ。



元Sky News中東支局のジャーナリスト、ティム・マーシャルさん。「0-0でハーフタイム」(来週まで)という見立て。



最近、Politics Homeというオンライン・メディアからHuffPo UKに移ったジャーナリストのポール・ウォー。フォローしてるだけでいろいろ勉強になる(語彙が増える)。
https://en.wikipedia.org/wiki/One-nation_conservatism
One-nation conservatism (also known as one-nationism, or Tory democracy) is a form of British political conservatism that views society as organic and values paternalism and pragmatism. The phrase "One-nation Tory" originated with Benjamin Disraeli (1804–1881), who served as the chief Conservative spokesman and became Conservative Prime Minister in February 1868. He devised it to appeal to working class men as a solution to worsening divisions in society.


勝手につけられたオチ:



これで似てしまうということが何ともいえない。 (・_・)



追記:
終わってから2時間半くらい経過しているのだが、まだTrendsに入っている(ベルファストだが)。



こんな人もいる。「普段は党首討論は見ないようにしているのだが、今日は見る」。「何年も見てなかったけど今日は見る」。








コービンが党首選のときに示した「希望」が本当に「希望」なのかどうかというのはこれからの問題だし、「希望」を「本物の希望」にしていくのは「リアル・ピープル」なんだろうなと思う。

そしてあの「希望」を「偽の希望」にしようとしてる連中はいっぱいいる。反対者だけでなく、支持者の中にも。

※この記事は

2015年09月16日

にアップロードしました。
1年も経ったころには、書いた本人の記憶から消えているかもしれません。


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【おことわり】「阿修羅」掲示板にこのブログ、および当方の管理下のブログの記事が全文転載されているのは、無断転載(コピペ)です。当方の関知するところではありません。詳しくはこちら(2015年7月以降、当方のブログの「阿修羅」への無断転載は、固くお断りします)。



なお、ここに貼ってあったZenbackは2015年2月19日にコードを外しました。今後は検討中です。


【2003年に翻訳した文章】The Nuclear Love Affair 核との火遊び
2003年8月14日、John Pilger|ジョン・ピルジャー

私が初めて広島を訪れたのは,原爆投下の22年後のことだった。街はすっかり再建され,ガラス張りの建築物や環状道路が作られていたが,爪痕を見つけることは難しくはなかった。爆弾が炸裂した地点から1マイルも離れていない河原では,泥の中に掘っ立て小屋が建てられ,生気のない人の影がごみの山をあさっていた。現在,こんな日本の姿を想像できる人はほとんどいないだろう。

彼らは生き残った人々だった。ほとんどが病気で貧しく職もなく,社会から追放されていた。「原子病」の恐怖はとても大きかったので,人々は名前を変え,多くは住居を変えた。病人たちは混雑した国立病院で治療を受けた。米国人が作って経営する近代的な原爆病院が松の木に囲まれ市街地を見下ろす場所にあったが,そこではわずかな患者を「研究」目的で受け入れるだけだった。

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▼当ブログで参照・言及するなどした書籍・映画などから▼