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 宇宙で誕生しつつある星から、ガス流が竜巻状に噴き出していることを、鹿児島大学理学部の半田利弘教授(電波天文学)らのチームが観測で突き止めた。ガスが集まって星が成長していく仕組みの解明に迫る成果という。17日発行の英国の学術誌に掲載される。

 半田教授らが15日、会見で発表した。チームは、約5100光年離れたぎょしゃ座の原始星(生まれたばかりの星)S235ABを、四つの電波望遠鏡からなる国立天文台の「VERA望遠鏡」で2013年から約1年3カ月観測した。

 原始星の周りではガスが円盤状に回転する一方、円盤と垂直方向にもガス流が噴き出すことが知られている。半田教授らは垂直方向のガス流に含まれる水分子の動きを立体的に追ったところ、原始星から竜巻状に回転し、高速で離れていく様子が確認できた。