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【スポーツ】<首都スポ>東都大学野球 専大・大野が駒大を1安打完封2015年9月16日 紙面から
◇専大4−0駒大春秋連覇を目指す専大が4−0で駒大に先勝した。春季最優秀投手の大野亨輔投手(4年・星稜)がカットボールを軸に1安打完封勝ち。駒大は、左肩を痛めていた今秋ドラフト1位候補の今永昇太投手(4年・北筑)が昨秋以来の先発で8イニングを投げ、4失点したものの復活に近づいた。中大は4−2で国学院大に逆転勝ち。保坂淳介捕手(2年・佐野日大)が満塁の場面で走者一掃の左翼越え二塁打を放った。 三塁を踏ませない1安打完封。早くも今季3勝目となったが、大野亨に満面の笑みはない。ドラフト1位候補左腕との投げ合いを制したものの調子は良くなかった。「真っすぐが走っていなかったので、カットに頼るピッチングになった」。そのカットボールの精度が抜群だった。 得点圏に走者を置いたのは4回だけ。1死一、二塁で主軸を迎えたが、右の川合に外角高めを振らせて空振り三振、左の永山は三塁ファウルフライに仕留めた。ともに勝負球はカットボール。「カーブと直球が使いものにならなかったので、8割ぐらいがカットでした」と苦笑い。許した安打は6回先頭・小川の中前打だけ。高めを狙ったカットボールがやや低くなった。追い込んでからの投げ急ぎを「反省しています」と振り返ったが、斎藤正直監督(55)は「精密機械のように投げてくれた。ノーヒットノーランするんじゃないかと思った」と絶賛した。 100キロ前後のカーブも交ぜ、駒大に的を絞らせず、130キロ後半の直球でも詰まらせた。今春は連覇がかかっていた駒大を相手に1安打完封。立場が逆転した、この秋も1安打完封で返り討ち。復帰2試合目とはいえ、今永にも投げ勝った。「今永は意識せず、ノーヒットとかも意識せず先に点を与えないことだけを考えました」 亜大との開幕戦でチームは黒星発進したが、大野亨が2回戦で1失点完投勝ち、3回戦もリリーフで勝利を呼び込み、これで3連勝。卒業後は社会人でプレーする右腕エースは「きょうは抑えられたが、次はカットだけでは難しいと思う。直球をしっかり立て直したい」と誓った。エースが盤石の専大は秋も強い。 (小原栄二) ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」面がトーチュウに誕生。連日、最終面で展開中 PR情報
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