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【プロ野球】柳田、トリプルスリーへ30盗塁クリア2015年9月16日 紙面から
◇オリックス6−1ソフトバンクオリックスは2回に駿太の適時打で先制し、4回に山崎勝、駿太の連続適時打で2点を追加。その後もブランコのソロなどで加点した。ディクソンは6イニング1失点で3カ月ぶりの9勝目。ソフトバンクは拙攻が重なり連勝が7で止まった。 走れコールを背に、柳田は駆けた。3点を追う5回1死一塁。ディクソンが内川へ投じた3球目。「2球目のクイックより少しモーションが大きくなったかな、と」。二塁ベースの右側を蹴ると塁審の手が広がった。2試合連続、今季30個目の盗塁。ついにトリプルスリーを手中に収めた。 「スタートを切った瞬間からワーッと聞こえた。ファンの方にすごい歓声をもらって、それで足が進んだ。そういう状況は幸せやな、と思いました」 今季は38度試み、成功率は7割8分9厘。33盗塁を決めた昨季の8割4分6厘よりは低い。一塁の鳥越コーチは「怖いもの知らずだった昨季の方が積極性はあった。怖さを知った中で『走るだけじゃない』ことも覚えた」と評した。 今月初め。ヤクルトでのコーチ時代に山田も指導した飯田外野守備走塁コーチから「(山田)哲人に先、行かれたら使わねえぞ。守備固め」とハッパをかけられた。ニヤッと笑った柳田は「守備固めでいけるほど守備力ないです」。山田の到達から9日後、実質10人目の男となった。 広島市出身。子どものころは大のカープファンだった。遊撃手で「野村謙二郎さんモデルのグラブを使いよった」。野村がトリプルスリーを達成した1995年は小学1年。20年後、「プロに入るときからの目標だったのでうれしい。けど、そんな選手になれていると思ってないんで。不思議な感じです」 余韻の残る中、6回は投手内野安打。試合は敗れ、マジックは2のままだが、秒読みの連覇に向けて躍動し続ける。「何とかいい形で、優勝したい」。あとはゴールテープに飛び込むだけだ。 (森淳) PR情報
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