21世紀の日本でも士農工商が残っているなんて、
就職で大阪に来るまで思わなかった。
というのも、新卒で入った会社にIさんという先輩がいる。
彼はとかく出自を自慢するおじさんで、逆に言うとそれしか自慢話は無かった。
口を開けば、
「ほら、うちの奥さん農民やろ?だからやぼったいいんや。」
「うちは武家やったからね、そこまで落ちへんのんよ。」
「あいつのとこは、◯◯(非差別階級)やから、あんまりつきあったらあかんで、ふひ」
などなど。
彼は極端かもしれないけどだいたい先祖が武士の人はとかく先祖自慢を
したいような人が多い気がする。
「増田ちゃんとこ、産まれはなんなん?」
「うちは皇族ですけど」
とりあえずこう答えている。
