フィールドワーク・「慰安婦」問題の視点で巡る、沖縄・宮古島の旅のお誘い
「慰安所」とされた民家
朝鮮半島から連れてこられた女性達が洗濯に来た、雨水のたまり場所
ともかく宮古島の海は美しい
当ゼミナールでは次の要領で、沖縄本島と宮古島でフィールドワークを行います。
企画:「慰安婦」問題とジェンダー平等ゼミナール
旅行期間:2015年11月27日~11月30日 4日間
旅行代金:129,000円
実施人数:30名 最低実施人数20人
申込締切:11月6日(金)
申込み先:富士国際旅行社宛 03-3357-3377
沖縄には146か所も「慰安所」があった
2008年、宮古島に「慰安婦」とされた女性達をいたみ、記憶にとどめるため「女たちへ」、「アリランの碑」が建立されました。
大阪市とほぼ同じ面積の同島には16カ所の「慰安所」があり、日常的に島民の目に、女性たちの姿が映っていました。
島民の一人、小学生だった与那覇博敏さんは、「兵舎になんで女性達がいるのだろう」と不思議に思ったそうです。土・日の一般兵士の外出日には「慰安所」で列をなして並んでいる彼らの姿も見かけました。
洗濯場の帰り、石に腰かけて休んでいる女性達は彼に「兄ちゃん唐辛子をもらいたい」と声をかけ、与那覇さんは農家で手に入れて、「姉さん、これですか」と渡して喜ばれたという事です。ずっと、彼女たちは韓国に無事に帰れただろうかと心を痛めていました(「「慰安婦」問題と女性の人権」(「かもがわブックレット」P25 コラム 2009年)
2006年、日韓の調査団が宮古島を訪れた際、与那覇さんは自分の土地を無償で提供すると、碑を建てることを提案したのです。
沖縄全島には146か所の「慰安所」がありました。女性団体と研究者の調査によると、朝鮮半島の女性が1000人、*沖縄辻遊郭の女性が500人、その他台湾、日本本土の女性が性奴隷にされた歴史があります。
*辻遊郭 沖縄最大の遊郭、琉球王朝時代の1672年より続く遊郭地区で1879年の廃藩置県で日本の公娼制度下に入った
今日も、米兵の性暴力多発
1995年、沖縄を占拠し続けている米軍兵士による沖縄少女暴行事件は、記憶にまだ新しいですが、日本中に大きな衝撃を与え、宜野湾で怒りの大集会が開かれて、私も国会議員として駆けつけました。
日本軍による性暴力の傷跡が深く残り、500名もいたとされる日本人女性も含めて、被害女性はずっと沈黙…、今日では米兵の犯罪とりわけ性暴力多発して、沖縄の女性達は気の休まることのない日々です。
地上戦、米占領、辺野古基地建設
私たちの旅は辺野古も訪問します。
9月14日、翁長雄志沖縄県知事は、辺野古沖の埋め立て承認を取り消し、米軍普天間飛行場の「県内移設」を認めない決断を下しました。とても大きな決断です。背景に沖縄県民のイデオロギーの違いを超えた一致の強い世論の支持があるのです。安倍内閣はこれを無視して辺野古埋立の工事をどこまでも行う、というのでしょうか。
今回の私たちの旅は、沖縄の歴史と現状に触れて沖縄県民の心に寄り添う旅です。ぜひあなたもご参加ください。
「辺野古基地反対の住民の闘いを描いた映画「戦場ぬ止み」のジャケット
当ゼミナール企画の「沖縄旅行のパンフレッ」ト表紙
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