山中に挑戦のモレノが帝拳ジムの厚遇にゴキゲン
2015年09月16日 16時00分
WBC世界バンタム級タイトルマッチ(22日、大田区総合体育館)で王者、山中慎介(32=帝拳)に挑戦する同級2位で前WBAバンタム級スーパー王者のアンセルモ・モレノ(30=パナマ)が15日、公開練習を行った。来日直後は警戒心に満ちていたが、思わぬ“事件”がきっかけでリラックスできたという。
WBAのバンタム級王座を12度防衛。同階級の「スーパー王者」だった時は、あまりの強さに当時「正規王者」だった亀田興毅(28)が対戦を避けるために王座を返上した、とまで言われたが、初体験のアジアでの試合にかなり緊張気味だ。
成田に着いた14日朝、トレーニング場所として帝拳ジムを提供されたものの、これを拒否。都内のスポーツクラブに足を運んだ。
敵陣で練習したら嫌がらせをされると思い込んだための行動だったが、スポーツクラブでは入店を断られた。理由はタトゥー。上下ウインドブレーカーを着込んで手足を隠したものの、首筋にもあったのがNG。そこで渋々、帝拳ジムに来た。
シャワーを含めた施設は自由に使え、ホテルまではスタッフが送迎。もちろん10分ほどの道のりを「道に迷って」数時間かかることもない。予想もしない厚遇に満足したモレノはすっかりリラックス。この日の帰り際には、スタッフや報道陣一人ひとりと丁寧に握手までして引き揚げた。
すっかり日本が気に入った様子のモレノは「当日はグレートな試合になる。遠くまで来て、手ぶらで帰るわけにはいかない。自分は挑戦者だからガツガツとベルトを取りに行く」と上機嫌でまくしたてた。
日本には「一宿一飯の恩義」ということわざもあるが、お礼はほどほどにしてもらいたいところだ。
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