【巨人】菅野、7回自責0で10敗目 失策の坂本も責めず言い訳一切なし

2015年9月16日6時0分  スポーツ報知
  • 6回無死、丸の打球にグラブを出してバランスを崩した菅野
  • 2回2死一、三塁、石原のゴロをエラーした坂本

 ◆広島1―0巨人(15日・マツダスタジアム)

 巨人が広島に完封負けし、連勝は3で止まった。菅野は2回、坂本のタイムリーエラーで失点したが、その後は踏ん張り、7回2安打1失点の好投も、10敗目を喫した。打線は天敵ジョンソンに8回無失点に封じられ、計3戦23イニングで無得点と、攻略の糸口が見えない。首位ヤクルトが勝利したため、ゲーム差は1・5に広がった。4位広島は1・5差に迫ってきた。

 負けられない決戦で躍動した。菅野は最速151キロを計測し、7回2安打1失点(自責0)と好投した。だが息詰まる投手戦も0―1で敗戦。ジョンソンに軍配が上がった。敗因は貧打にエラー。それでも、試合後は自らを責めた。「こういうスコアになるのは分かっていた。悔しい。もっともっと強くならないといけないと思いました」。言い訳は一切、しなかった。

 唯一、得点圏に走者を背負った2回の失点が致命的となった。1死から新井に四球。「少し慎重になりすぎた。それより次の広輔(田中)に、簡単に打たれた方が悔いが残る」。左前打でつながれると、2死一、三塁から石原の遊ゴロを坂本がタイムリーエラー。「ああいうシチュエーションを作ったのは自分です」。その後も下を向かず、逆転を信じて投げ続けた。

 勝負の9月。エースは覚悟を決めた。「ここまできたら全てを受け止めて、現実を受け入れる。心、技、体、どれも欠けちゃいけない」。だから、坂本が痛恨の失策をしても声をかけ、前を向く強さがあった。「何度も勇人さんには助けられてきた。宇都宮(1―0で前田に勝った4月22日の広島戦)でも飛びついてファインプレーをしてくれた」と全く責めなかった。

 10勝目に王手をかけてから、過去2登板は足踏み。登板前日の14日は、原監督から「3年目の坊や」と辛口の言葉で奮起を促された。打力不足も指摘されたが、3回2死から5球ファウルで粘り、チーム初安打となる左翼線二塁打。「チームに勢いをつけられればと思った」と食らいついた。投打で意地を見せたエースには指揮官も「非常にいい投球だった。リズムも良かった」とねぎらった。

 この夜、上位2球団は勝利。首位ヤクルトとは1・5差、2位阪神と1差に開いた。菅野は防御率1・94で9勝10敗。今季23登板中、15試合で打線が2得点以下にとどまる。登板日の完封負けは4度目と、投打がかみ合わない。「(調子は)良かったですが、抑えきれないのは自分の弱さです」。残り13試合。チームとしてわずか1試合のために訪れた広島で、エースは厳しすぎる現実に直面した。(片岡 優帆)

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