【ソウル聯合ニュース】大韓赤十字社は15日、朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族の生死確認の依頼書を、軍事境界線がある板門店で統一部の担当者を通じて北朝鮮側に伝達した。
依頼書には一般の離散家族200人に加え韓国軍捕虜の家族50人を含む計250人の現住所や年齢、名前、北朝鮮側の家族との関係などが記されている。
北朝鮮側も200人分の離散家族生死確認依頼書を大韓赤十字社側に渡した。
大韓赤十字社の関係者は「今回は高齢者が多く入り、特に90歳以上の高齢者が昨年より10%以上増えた」とした上で、「家族関係も直系と兄弟姉妹が昨年より多く入っている」と説明した。
韓国と北朝鮮は依頼書に記載された人の生死確認などを行った後、来月5日に結果報告書を交換する。
大韓赤十字は再会行事への参加意思や健康状態などを調査し、来月8日に最終対象者100人の名簿を交換する予定だ。最終対象者は双方が100人ずつとなる。
離散家族再会行事は南北赤十字の実務者協議での合意により、10月20~26日に北朝鮮の金剛山で実施される予定だ。
だが北朝鮮は10月10日の朝鮮労働党創建70周年に合わせ、人工衛星の打ち上げと称し事実上の長距離弾道ミサイルを発射することを示唆しており、再会行事が予定通り開催されるか注目が集まっている。