英国のグローバル大学評価機関「QS」が14日に発表した「2015世界大学評価」で、ソウル大学が36位、韓国科学技術院(KAIST)が43位、ポステックが87位にランクインした。さらに、高麗大学が104位、延世大学が105位、成均館大学が118位、漢陽大学が193位だった。
全世界3539校の大学を対象とする今回の評価で、韓国の大学はトップ100に3校、200位内に7校、500位内に13校が名を連ねた。2004年にQSの世界大学評価が始まって以来、200位内に韓国の大学が7校も入ったのは今回が初めて。昨年は6校が200位内に入った。漢陽大学は、昨年の219位から、今年初めてトップ200入りした。QS側は「韓国の各大学はここ数年、根気強く跳躍している」と評価した。
■東大を抑えたソウル大学、しかし…
ソウル大学は、前年に続いて今年も韓国国内トップの大学だったが、世界ランキングは昨年より五つ落として36位だった。日本の東京大学(39位)、京都大学(38位)よりは良い成績だ。QS大学評価ハイレベル諮問委の委員長を務めるマーティン・インス氏は「ソウル大学は日本のいかなる大学よりも優れた評価を受けた」と述べつつも「しかし、今年の世界大学評価の勝者に挙げられるのは、中国の大学」と語った。実際、今回の世界大学評価でシンガポール国立大学は12位、同じくシンガポールの南洋理工大学は13位を占め、トップ20に入った。どちらも、昨年より順位を10位、26位も上げた結果だ。中国の清華大学は、昨年の47位から、順位を22も上げて今年は25位になった。香港科技大学も28位、香港大学も30位にランクインした。「世界トップ30に韓国の大学が1校もなく、『危機意識』を持つべき」というのが大学街での評価だ。