マグロ規制で日本がついた嘘
絶滅が危惧される北太平洋海域のクロマグロの資源管理が話し合われた今年9月の会合で、日本は米国が提案した規制強化案を拒否し、対案の実質的合意にこぎつけた。仮に新ルールが導入されても、適用されるのは再来年以降。こんな緩いマグロ規制で本当に大丈夫なのか。
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もっと規制を強化すべき
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規制を強化すべきではない
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規制は仕方ないが、価格上昇が心配だ
認識が甘すぎる
零細漁師 VS.大型巻き網漁業
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マグロ急減で漁業者衝突 動かぬ水産庁の不可思議
絶滅が危惧される太平洋クロマグロについて、国内漁業者の間では根深い対立が発生する事態に及んでいる。それは家族経営的な零細の漁師が多い沿岸漁業者と、日本水産やマルハニチロなど大手資本が運営する巻き網漁業者の対立だ。
産卵場漁獲に警鐘
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マグロ漁獲規制の必要性を否定する 水産庁の“主張”に再反論
参院農水委で、勝川俊雄 ・東京海洋大学准教授が執筆したWedge5月号の記事が大きく取り上げられた。この記事は、太平洋クロマグロが産卵のため日本海沖に集まってくるところを、巻き網船団が集中的に漁獲している現状に警鐘を鳴らす内容であった。
日本はザル規制
■中国は取り放題 マグロは3年ほどで成魚になるので、日本などが漁獲を自粛すれば短期のうちに資源量を回復させることが可能なようにみえる。しかし、ことはそう単純ではない。中国のように、WCPFC加盟国であるにもかかわらず、漁獲量の数字を報告していない国があるのだ。よって中国については目標数字が設定できず、規制の対象から免れることになっている。中国は経済水準の上昇とともにマグロの消費量も増加しているため、不公平感は否めない。(東洋経済ONLINE 2014.11.18)
無益な引き延ばし策
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クロマグロの科学的管理を阻む者は誰か 増幅した水産庁への不安
早大客員講師の真田康弘らは日本政府とは独立した研究者チームの一員としてWCPFC北小委員会を傍聴したが、水産庁とは見解が180度異なる。会議は太平洋クロマグロに関して有意味な合意を全く得ることができず、資源管理にまたもや失敗したと言わざるを得ないという。
偏った水産政策やめよ
マグロを救え
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マグロ 未成魚乱獲で絶滅危機のウナギの二の舞になる危険も
「国民魚」であるマグロの漁獲量が激減している。なにが原因なのか。食文化に詳しい編集・ライターの松浦達也氏が「マグロを救え」と訴える。
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マグロをスポーツで釣る米国人「絶滅危惧だから保護」の傲慢
日本の食卓が危機に瀕している。鮮魚が食べられなくなり、味噌や豆腐が食卓から消える日がやってくるかもしれない。その背後には、アメリカの政治的意図や中国の拡張、そして“内なる敵”の存在がある。
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