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米研究所「南沙諸島に滑走路3本建設の可能性」
9月16日 8時44分

米研究所「南沙諸島に滑走路3本建設の可能性」
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南シナ海の南沙諸島で中国が浅瀬を埋め立てて造成している人工島について、アメリカのシンクタンクは一帯に3本の滑走路が建設される可能性があるとする分析結果をまとめ、来週の米中首脳会談で、この問題を巡りどのような議論が交わされるのか注目されます。
この分析結果は、アメリカのシンクタンク、CSIS=戦略国際問題研究所が南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島を今月、撮影した衛星写真を基にまとめたものです。
NHKが入手した衛星写真によりますと、中国が埋め立てている南沙諸島の7か所の浅瀬のうち、ファイアリークロス礁で滑走路が完成しつつあるほか、スビ礁でも3000メートルの長さの直線的な陸地が造成され、CSISは2本目の滑走路が建設される可能性が高いとしています。
さらに今回、ミスチーフ礁でもおよそ3000メートルにわたり埋め立て部分を防護壁のような壁で囲っている様子が確認され、CSISでは3本目の滑走路を建設しようとしている可能性があると指摘しています。
南沙諸島の埋め立てを巡ってはアメリカ側が再三、即時中止を求めてきたのに対し、中国側はことし8月、「埋め立てを停止した」としていましたが、今回の分析結果は、作業が継続されていたことを示すもので来週の米中首脳会談で、この問題を巡りどのような議論が交わされるのか注目されます。

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