【シリコンバレー=小川義也】交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は15日、友人の投稿に対する共感を示したり、配信されるニュースへの意見を表明したりする手段として、近く新たに「よくないね」も表示できるようにする方針を明らかにした。
フェイスブック本社で開いた会合で、ザッカーバーグ氏は欧州の難民危機や家族の不幸を例に挙げ、「世の中で起きていることは、いいことばかりではない」と指摘。「いいね」以外の選択肢の必要性を認めた。
フェイスブックは2009年に「いいね」ボタンを導入。クリック1つで友人とコミュニケーションできる便利さが受けている。ただ、否定や反対を表す「よくないね」ボタンの導入には最近まで慎重だった。
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