09月15日 10時49分
9月10日からの自殺予防週間にあわせて、神奈川県鎌倉市の図書館では、子どもたちなどに命の大切さを訴える本を集めた、特設のコーナーが設けられています。
このコーナーは、新学期を前にした8月下旬「学校が始まるのが死ぬほどつらい子は学校を休んで図書館へいらっしゃい」とツイッターで呼びかけた、鎌倉市中央図書館が設置しました。
命の大切さについて考えてもらおうと書かれた絵本や詩集など、およそ100冊が展示されています。
このうち漫画家の西原理恵子さんの絵本には「学校は、いじめられてつらい思いをしてまて行くところじゃない。長い夏休みだと思って欠席して下さい」などと書かれています。
また、中学生のときに自殺を図ったことがある弁護士の大平光代さんの著書には「死んでしまいたいと思っていても、絶対に自殺はしないでほしい。苦しみや悲しみは永遠のものではなく、いつかきっと解決する」などと記されています。
司書の浅見佳子さんは「生きることがつらいと感じている人などに向けて本を選びました。心が癒やされる本に出会ってほしいです」と話していました。
このコーナーは、16日まで設けられています。
新着ニュース