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米大統領 難民問題は国際社会全体で対処を
9月16日 10時45分

中東などからヨーロッパを目指す難民らが急増している問題について、アメリカのオバマ大統領はスペインの国王と会談し、国際社会全体で協力して対処する必要があるという考えを強調しました。
シリアなどの中東やアフリカから地中海を渡ってヨーロッパに流入した難民や移民の数は、ことしに入って46万人余りに上り、EU=ヨーロッパ連合の加盟国の間では、受け入れの分担を巡って意見が対立しています。
こうしたなか、アメリカのオバマ大統領は15日、ホワイトハウスでスペインの国王、フェリペ6世と会談しました。会談のあとオバマ大統領は記者団に対し、難民らの問題について、「この数か月、事態は明らかに悪化している」と述べ、危機感を示しました。そのうえで、「ヨーロッパのすべての国とアメリカ、それに国際社会は、協力することが求められている」と述べ、難民らの安全確保や内戦が続くシリア情勢の政治的な解決に向けて、国際社会全体で協力して対処する必要があるという考えを強調しました。
アメリカ政府は、今後1年間でシリアからの難民を、少なくとも1万人受け入れる方針を明らかにしていますが、アメリカ国内では受け入れる難民らの数をさらに増やすべきだという世論が高まっています。

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