「育休取れず」４割 　働く女性への理解進まず（9月16日日本経済新聞）

（１）過去５年間に働きながら妊娠した女性の約40％が、育児休業を取得できなかった、
とする調査結果を15日までに連合がまとめた。
働く女性の妊娠・出産に対する社会の意識の変化を「感じない」とする女性も60％を超えた。

（２）「（妊娠などを理由に退職を迫るなどする）マタニティーハラスメントが社会問題化して認知度は高まったが、職場の理解は深まっていない」。

（３）調査は今年８月、過去５年間で在職時に妊娠した経験がある20～40代の女性654人にインターネットで実施した。雇用形態は正社員や契約社員、パートなど。

（４）「育休を取得したか」との質問には全体の60.3％が取得した。
希望しても取得できなかった人も39.6％。
取れなかった理由は「会社が取得できる環境になかった」が最多だった。

（５）「職場でマタハラが起きる原因」（複数回答）は、
「男性社員の妊娠・出産への理解・協力不足」が67.3％と最も多く、
「職場の業務過多・人員不足」が44.0％と続いた。