北朝鮮の長距離ミサイル発射は安保理決議違反=米国務省

【ワシントン聯合ニュース】米国務省のカービー報道官は14日(米東部時間)の定例会見で、北朝鮮が人工衛星の打ち上げと称し事実上の長距離弾道ミサイルを発射する可能性を示唆したことについて、「弾道ミサイル技術を利用したいかなる衛星の打ち上げも国連安全保障理事会決議に明らかに違反する」と指摘した。聯合ニュースの質問に答えた。

 カービー氏は、北朝鮮に弾道ミサイル計画放棄を促す安保理決議がいくつもあると強調。具体的に、弾道ミサイル計画に関連する全ての行為の中断、ミサイル発射実験の猶予、弾道ミサイル技術を利用したいかなる発射の中止、完全かつ検証可能で後戻りできない方法でのミサイル計画放棄などを挙げた。

 カービー氏の発言は、北朝鮮が長距離ミサイルを発射した場合は安保理決議違反と見なし強硬に対応する立場を示唆したものだ。

 北朝鮮の朝鮮中央通信は14日夜、国家宇宙開発局長が「新たな地球観測衛星の開発が最終段階にある」と述べたと報じ、10月10日の朝鮮労働党創建70周年に合わせ人工衛星の打ち上げと称し長距離弾道ミサイルを発射する可能性を示唆した。

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース