現代自動車が10年に及ぶ研究開発(R&D)を経て、水素燃料電池の中核部品となる「膜・電極接合体(MEA)」の国産化に成功した。
現代自が開発したMEAを用いれば最大4年間、8万キロの走行が可能とされる。外国製品に比べエネルギー効率が良く、耐久性は1.5倍ほど高いという。生産原価も外国製より約13%安く、水素燃料電池車の価格を引き下げる上で役立つと期待される。MEAの価格は現代自が2013年から量産している水素燃料電池車「ツーソン」の原価の約20%を占める。
現代自の関係者は「MEAの開発により、事実上、水素燃料電池車の100パーセント国産化に成功した」と話している。